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わずか3カ月で中国事業を店じまいしたスズキの勝負勘

日本車
12 /19 2018
 スズキは6月と9月に中国で合弁を解消し、現地での自動車生産から撤退した。同社は2012年に米国の4輪車販売事業からも撤退している。大型車や高級車の人気が高く小型車の勝算が小さい世界2大市場を捨て、シェア1位のインドに経営資源を集中する強い意志をあらためて鮮明にした。

 「のどに刺さった小骨が取れた」。中国撤退の皮切りとなった江西昌河鈴木汽車(昌河鈴木)との合弁解消についてスズキ関係者はこう語る。

 昌河鈴木は95年から4輪車生産を手がけてきたが、車両開発などを巡りスズキとの関係が徐々に悪化。09年に長安汽車が昌河汽車を吸収合併したのをきっかけにスズキはもう一つの合弁会社の重慶長安鈴木汽車(長安鈴木)に経営資源の集中を試みる。だがそれに不安を抱いた昌河鈴木の労働者たちと一触即発の状態になり、新型車の投入を凍結し、駐在員も引き揚げていた。

 一方の長安鈴木も現地での大型車、高級車人気を背景に苦戦を強いられた。「(長安鈴木は)ここ数年販売計画を達成できていない」「小さな車が売れないということならば態度を決めるしかない」。鈴木修スズキ会長は中国撤退のタイミングを探っていた。

 そして、わずか3カ月の間に立て続けに、それぞれの合弁事業からの撤退を表明した。合弁事業という足がかりをなくすと中国への再参入は難しくなるのは当然、覚悟の上だ。

 トヨタ自動車が20年に電気自動車(EV)投入を表明するなど、国内メーカーが中国への投資を積極化する中、スズキが中国からの撤退に踏み切ることができたのは、もうひとつの「10億人市場」のインドで50%近い圧倒的なシェアを確保しているからだ。

 今回の撤退が「英断」となるか否かは、インドでさらなる成長ができるかにかかっている。同時にインド市場への依存度が高い「一本足経営」からの脱却も喫緊の課題だ。


中国で車を生産するには、現地の企業と合弁でないと出来ないという規制があります。

中国という巨大な市場を得るために、そうやって皆合弁で事業を進めたものの、結果として技術も人材も吸い上げられて行ったのです。

そしてアメリカという市場は、大きいものの、かつて徳大寺先生が仰った様に、正に「巨大なゴミ箱」です。

その巨大なゴミ箱で車を販売するために、ドイツ車も日本車も皆巨大になり、大味になって行きました。

翻って、アメリカ市場を捨てたプジョーやシトロエンはどうでしょうか?今でもヨーロッパのための車作りをしています。

別に世の中、アメリカや中国だけじゃないんです。そんな市場に照準を合わせて、多くく孕んだ大味なクソ車を作るのなら、小型車に専念して他で売るというのもまた賢い選択だと私は思います。

中国でも、当初はスズキの様な安価なコンパクトカーの市場はあったものの、現在は、より大きく、より高価な車が売れる様になり、要するに日本の高度経済成長期と同じ様なメンタリティーなのです。

そんな状況では、仮にスズキ程度の予算しか無い人でも、無理してローンを組んで、ホンダ辺りを買うのです。

市場が成熟してくれば、またスズキのような車の需要も出てきますが、それはまだ当分先の事です。

無理して得意でない米中で苦戦するのなら、今既に持っているインドという市場に全力を注ぐというのは非常に賢い選択だと思います。

こういう大胆な決断ができる鈴木修社長という方は、やはり只者ではないですね・・・。

本来なら、三菱辺りも同様の決断が必要だと前から思っているのですが…。カナダでも保証で売っている様なものですから。
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スバル、国内8カ所に整備拠点 リコール対応急ぐ狙い

日本車
11 /03 2018
 エンジン部品の不具合で国内外41万台のリコール(回収・無償修理)を届け出たスバルが、群馬県など国内8カ所に整備拠点を新たに設けたことがわかった。リコールを受け持つ販売店の負担を軽減し、対応を急ぐねらいがある。

 国内のリコール分は、トヨタ自動車ブランドの「86(ハチロク)」を含め4車種10万1153台。バルブスプリングという部品に過大な力がかかると破損して、エンジンが停止する恐れがある。交換するにはエンジンをいったん外して分解する必要があり、スバルは1台の交換に「2日はかかる」としている。

 交換作業は全国に約450ある拠点販売店が担う。スバルでは近年リコールが増えており、通常の整備業務も担当する整備士の負担が増している。昨秋からの検査不正による計42万台のリコールもまだ終わっていない。

 スバルは、リコール対応が長期化すると顧客が離れかねないとして、自社で持つ土地や借地に整備拠点を新設し、今回のリコールに対応することにした。

 拠点は群馬県2カ所のほか、東京、岩手、栃木、愛知、滋賀、愛媛の6都県に各1カ所。販売店で回収した対象車を整備拠点に集めて交換する。交換にかかる日数は、車両を移動させる時間を考えると1週間ほどになる場合もあるという。

 スバルは2日、今回のリコールの海外分の詳細を明らかにした。主力の米国が14万台、カナダ2万台、欧州や豪州など計10万台。トヨタの86も5万台ある。車種は国内と同じ4車種のほか、レガシィも対象になる。


バルブスプリングの交換に2日ですか・・・コレを聞いて、やはり日本のディーラー整備士は、重整備の経験が決定的に欠けているんだな・・・と思わずにいられませんでした。

先ずスバルのエンジンなんか、1時間も有れば降ります。
更にバルブスプリングの交換に、まさかヘッドを降ろす・・・なんて事をイチイチやっていないでしょうね?

バルブスプリングの交換・・・正式には、昔からヘッドを降ろし、スプリングコンプレッサーを使って・・・というのがやり方なのでしょうが、そんな事今の時代やりません。

プラグホールから圧縮空気を注入することでバルブの脱落を防止し、専用工具を使い、上からスプリングを押し縮めてでコッターを取り外す…それだけです。

コレを手抜きと思う向きも有るかも知れませんが、アルミヘッドなんてものは、下手に外さない方がエンジンにも良いのです。

整備というものは「可能な限りいじらない」が前提です。外さなくて出来るモノは、外さないに限るのです。

この作業で行けば、1日で十分に終る内容なのです。

しかし、最近こういうリコールが増えましたね…やはり無理なコストダウンが影響しているのでしょうか?

トヨタが新型センチュリー公開! 最高級セダンを21年ぶりに全面刷新、V12エンジンは廃止へ

日本車
10 /06 2017
トヨタは同社の最高級セダン「センチュリー」を21年ぶりにフルモデルチェンジし、3代目となる新型センチュリーを初公開した。

>>新型センチュリーと歴代センチュリーを写真でみる(画像28枚)

日本の皇族公用車にも使われているトヨタ センチュリーだが、「匠の技」「高品質のものづくり」を3代目となる新型センチュリーへ伝承しつつ、昨今の市場ニーズに合わせ、高い環境性能や搭乗者の快適性を追求したパッケージを実現。新たな内外装デザイン、ショーファーカーとしての先進装備・快適装備の採用に重点を置き、開発されたという。

現行モデルに搭載されているセンチュリー専用のV12エンジンは廃止され、新型センチュリーでは低燃費・高出力化を実現するトヨタの直噴技術「D-4S」を採用した5リッターV8エンジンを搭載。ハイブリッドシステム(THSII)を組み合わせることで、クラストップレベルの低燃費を追求した。

さらに、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行を実現させた。

また、ホイールベースの拡大、フロアの低段差化、ドア開口高さの拡大を実施するなど、ショーファーカーにふさわしく後席優先のパッケージに磨きをかけた。

エクステリアデザインは、グリルなど随所に施された七宝文様や、リアコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化などで、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。

インテリアデザインは、折り上げ天井様式を取り入れ専用織物をあしらい、リアシートには座り心地を追求したリフレッシュ機能付アジャスタブルリアシートを採用。心地良さと格の高さを実現している。

専用チューニングを施したサスペンションや高剛性ボディに加え、乗り心地に特化した新開発タイヤを採用するなど、路面から伝わる振動を抑えることで、走行安定性と上質な乗り心地を両立。

安全面でも、トヨタの衝突回避支援システム「トヨタ セーフティセンスP」を始め、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートなど最先端の安全装備を採用している。

なお、新型センチュリーは、2017年10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される東京モーターショー2017において初披露され、2018年年央に発売される予定となっている。

■新型センチュリー主要諸元
全長×全幅×全高:5335mm×1930mm×1505mm
ホイールベース:3090mm
トレッド フロント/リア:1615mm/1615mm
エンジン型式:2UR-FSR
エンジン排気量:4968cc
バッテリー:ニッケル水素


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前のモデルから既に21年…つい最近のことだと思っていましたが、随分と時間がたったものですね!

この車た登場したのは1967年、明治100年、そして創業者の豊田佐吉の生誕100年という年に生まれたモデルで、官公庁や企業の役員の為の車として開発されたものです。

一足先に登場したニッサン・プレジデントと並び、当時のアメリカ車の高級セダンを縮小したようなスタイルでしたが、日本ならではの高級車として、プレジデント無き後も、独自の存在として今日まで行き続けてきました。

しかし…こんな大きな車もハイブリッドなんですね…。この手の車は、どちらかというと近場の移動が多いと思うのですが…。

V12の廃止は、まあ時代として仕方ない面はあるのでしょう。5リッターV8というのは、かつて手本にしたであろうアメ車よりも大きなものになってしまいました。

しかし、昨今のリストラによって、この手の車のマーケットというものも大きく縮小しました。

昭和の時代、大企業の役職なんかには当たり前に配置された様な車も、今日は同じという訳には行きません。

まあ、そんな中に於いても、国内唯一の存在として行き続けていくのは、ある意味凄いですね。

まあデザインは…最近のロールスロイスを思わせる何かを感じますが、比較的センチュリーの雰囲気は残していますね。

かつてプレジデントがデザインを大きく変えて失速した様に、この手は保守的であることが求められます。フェンダーミラーも健在ですし!

昨今、凄まじ良いグチャグチャデザインを得意とするトヨタですが、そうならなくて良かったですね。

現在、この手のマーケットは、その多くが官公庁となるのでしょうが、国内企業が大幅にリストラを行ったのに対して、アチラは…なんて思ってしまいます。
だからこそ、この車の市場が残っているとも言えますが…。




トヨタ、豪生産から撤退=完成車メーカー消滅へ

日本車
10 /03 2017
【シドニー時事】トヨタ自動車は3日、オーストラリア南部ビクトリア州の工場の生産を終了した。

スズキ、スバルが参画検討=トヨタ・マツダEV連合に

 豪ドル高などで採算が悪化したためで、半世紀以上に及んだ現地生産から撤退した。同国で新車販売トップのトヨタは今後、日本などから輸入した車を販売する。

 豪州では、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)子会社も20日に生産を打ち切る予定で、乗用車の完成車メーカーがなくなる。

 工場では、OBも含め従業員ら約3000人が出席して式典が開かれた。豪州法人のデーブ・バトナー社長は「皆さんの長年の努力のおかげで、トヨタはオーストラリアでトップの自動車生産会社となった」と労をねぎらった。

 トヨタは1963年、豪州で車の組み立てを開始。最盛期の2007年には約14万8900台を生産した。生産撤退に伴い人員の3分の2に相当する約2600人を解雇した上で、年内に現地法人を販売会社に再編し、メルボルンに機能を集約する。工場で最後まで生産していたセダン「カムリ」は、日本からの輸入に切り替える。 


10年以上前に三菱が撤退し、最近では既にフォードが撤退しており、ホールデンも撤退が決まり、そうなると、トヨタ一社だけ残っても、部品の供給等を考えると、現地生産のメリットなしということで、数年前に決断したことです。

オーストラリアという国は、かつて輸入車を実質締め出す政策を取っており、そんな中で、各社現地生産を行っていました。

現在は、保護政策も撤廃されており、普通に輸入車が売られるようになっていますが、そうなると、オーストラリアの賃金高が問題となったのです。

絶海の孤島故に生産量も多くなく、輸出先も限られており、日本で製造したものを輸入した方が結果として安く、しかも品質が安定しているのですから…。

しかし、そうなると、この手の大規模な工場に代わる求人が他に有るか?というのが問題になってきます。

資源バブル、中国人バブルによって高騰した物価、地価、給与…それによって段々と負のスパイラルに陥りつつあるのがオーストラリアの現状なのです。

80年代、大橋巨泉をはじめ多くの日本人が、その生活環境の良さ、物価の安さを語っていましたが、そんなのは昔話なのです。

たかが車位…別に日本から持ってきたら良いじゃないか…なんて言われそうですが、正直、オーストラリアの負の象徴の様に思えて仕方ありません。

しかし…流石は時事通信の記事です!
お上品に通貨高が主原因の様に書いていますが、私の書いた原因の方が主ですよ!

トヨタ、スポーツカー専門の新ブランドGR

日本車
09 /20 2017
 若者のクルマ離れに歯止めをかけることができるのでしょうか? トヨタ自動車はこれまでのスポーツカーブランドを一新し、新たなブランドを発表しました。

 タイヤをきしませながらドリフトを繰り返すこちらの車。これが「若者の“クルマ離れ”」を食い止めるトヨタの“秘策”だというのです。

 19日、トヨタが発表した新たなスポーツカーブランド「GR」。実はトヨタはこれまで「Gスポーツ」という別のブランド名を使ってきましたが、浸透しませんでした。そこで、なんとか知名度をあげようと、今回、これを一新。「GR」ブランドに統一し、セダンからミニバンまで幅広い車種をスポーツ仕様にして販売します。狙いは団塊の世代を中心としたクルマ好きの囲い込みと若者のクルマ離れを食い止めることにあります。

 「大多数の客は便利で移動手段的に考えると思うが、その中でも俺って車好きなんだよとアピールできるような、両方の客を満足させることにチャレンジしていきたい」(トヨタ自動車 豊田章男社長)

 最も安い価格で208万円からというこちらのシリーズ。低迷が続く国内の自動車販売の起爆剤となるのでしょうか?(19日17:14)


何だか、物凄くピントがズレていると思うのは、私だけじゃない筈です。

>>タイヤをきしませながらドリフトを繰り返すこちらの車。これが「若者の“クルマ離れ”」を食い止めるトヨタの“秘策”だというのです。

ドリフトが若者の車離れを食い止める???

日本のメーカーの偉いさんって、結局若者=暴走、スポーツカー=暴走という低俗な固定観念しか持っていないんですよね・・・!

まさか日本最大のメーカーが、暴走を推奨するとは…空いた口が塞がりません。

そう言えば、暴走が趣味だと公言した奥田なんて前社長も居ましたっけ?

今の若者が車を買わないのは、単純に魅力がない上に、金が掛かりすぎるからです。

その辺りに何もぜずに、既存の車に厚化粧施した程度で若者に訴えられるなんて、ホンキで思っているとしたら、さぞかしメデタイ連中ですね!

北米でも、若者向けブランドとして展開したSCIONも、既に無くなっています。

北米の状況も似たようなもので、金のない若者は中古車を買い、金のある若者は、もっと高級な車を買う、年齢が上がると、そんなガキっぽい車は買わない…ということで、所謂「若者向け」の中途半端な新車のマーケットというものが完全に消滅しているという事なのです。

ソレと全く同じ状況にある今の日本に於いて、10年遅れて同じ様な事をしようとは、一体何なのでしょう?

色々厚化粧した割に、あの醜悪なデザインがそのままなのは一体・・・。

まあ、皆で生暖かく見守ろうじゃないですか!

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。