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キャデラックXTSリムジン

リムジン、特殊車両
11 /27 2017
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写真は、キャデラックXTSのリムジンです。

キャデラックXTSに関しては、そのチンチクリンなスタイルを大いに批判しましたが、そのリムジンです。

オリジナルもかなりアレですが、リムジンも、かなりアレですね…。

全体がバナナの様に湾曲しているのが何とも…しかもストレッチした中央部分が何ともイビツですね。

リンカーン・タウンカーの生産中止以降、寧ろリムジンというと、SUVが主流になっている様で、このXTSのリムジンというのは、殆ど見かけません。
やはりFFの乗用車ベースよりも、SUVの方が良いのでしょう。

まあ、殆ど見かけないからこそ、こうやってわわわざ撮影した訳ですけど・・・。

それ以前に、昔ほどリムジンというモノ自体を見かけなくなった気がします。
かつては裕福層の移動手段として存在したリムジンも、今やどちらかと言うと、パーティー用というニュアンスが強い気がします。

だからこそ、余計にSUVベースの方が人気あるのかも知れません。

かつてのリムジンの顧客は、ロールス・ロイスやベントレー、若しくはテスラなんかに乗っているのでしょうか?

あと、久しぶりにこの車の記事を書くに当たり、正直名前を思い出せませんでした。本当にアルファベット3文字の名前って、覚えにくいですね…。

因みに、リムジンと言うのは、どの様な車を指すかご存知ですか?
別にストレッチ=リムジンではないのです。

実はこのリムジンという名称は、馬車の時代から既に使われていたもので、御者と客室の間に仕切りがあるものを指しており、車のリムジンも、フロントシートと後部座席の間に仕切りがあるタイプのモノを言います。

そうすることで、後部座席のプライバシーが保たれる…ということです。

タウンカーの生産中止後、リムジンはどうなるのか?結局は、その市場自体が縮小している様な気がします。
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SS-100-X アメリカ大統領専用車

リムジン、特殊車両
11 /22 2014

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11月22日は、第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディーが暗殺された日です。

63年11月22日、テキサス州ダラスでのパレード中、61年リンカーン・コンチネンタルをベースとしたSS-100-Xの上で起こりました。

11月22日、晴天のダラスでルーフを取り外されたSS-100-Xの上で、パレード中のケネディー大統領が射殺されたのですが、この事件は、当日になって急にルートを変更されたり、容疑者が警察署の中で暗殺されたり、有力な目撃者が全員、数年以内に不審な死を遂げる等、非常に大きな力を持つ者が背景に居るのは確かです。

さて、このSS-100-Xですが、実は、ケネディー暗殺後も、長いこと現役で活躍していたことは、意外と知られていないのではないでしょうか?

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暗殺事件後、チタンを使用して防弾処理が強化され、ガラスも防弾ガラスに変更され、屋根も防弾処理を施したものが固定式となり、オープンカーとして使用される事は無くなりました。

リンドン・ジョンソン次期大統領もコレを使用し、67年には主力の座は譲ったものの、78年まで現役として使用され、その後はヘンリー・フォード博物館に寄贈され、現在に至っています。

ケネディー大統領は、最初の20世紀生まれのアメリカ大統領で、正にテレビ時代を象徴する大統領でしたが、その暗殺がテレビで中継された・・・というのは、正に衝撃的な事件でした。

ケネディー暗殺の機密が解除されるのは、2039年と言われており、これはアメリカの常識としては、桁外れに遅い上に、既に多くの重要機密が紛失されているという事で、真実の追究は、絶望的と言われています。

大統領専用車・・・アイゼンハワー大統領

リムジン、特殊車両
11 /11 2014
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アメリカ大統領は、歴代キャデラックやリンカーンといった高級車をベースとした大統領専用車を使用しています。

写真は第34代アイゼンハワー大統領が就任式で使用した53年型キャデラック・エルドラードです。

アイゼンハワー大統領は、大変な車好きであった様で、リムジンではなく、発売されたばかりの2ドアコンバーチブルの初代エルドラードを使用するというのも、何ともカッコイイですね・・・。

しかも大統領専用車にオープンカーを使うというのも、古き良き時代ならではです。

後にケネディー大統領がパレード中に暗殺されて以降、アメリカ大統領がオープンカーを使用する事は無くなり、現在の大統領専用車は、トラックをベースにした特装車で、まるで装甲車の様な防弾仕様になっている事を考えると、隔世の感があります。

第二次大戦を指揮したアイゼンハワーですが、同時に最後の19世紀生まれの大統領でもありました。

ケネディー時代が、新しい時代の始まりであるとしたら、この初代エルドラードと共に、アイゼンハワー時代は、古き良きアメリカの最後の時代と言えるのかも知れません。

リンカーン・タウンカー・リムジン

リムジン、特殊車両
10 /12 2014
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80年代のリンカーン・タウンカーをベースにしたリムジンです。
この世代が登場したのは81年、前年に登場したリンカーン・コンチネンタル・マークⅥの兄弟車に当たりますが、先代まであった「コンチネンタル」のサブネームが外れ、コレが「初代タウンカー」ということになります。

マークⅥと同様、先代モデルよりも大幅なダウンサイズを受けています。

現在から見ると、非常に大らかでアメリカ的なデザインですが、個人的には、どうも陰気な印象が有り、マークシリーズ程の魅力は感じません。

エンジンも5リッターまで縮小され、馬力も130と、凄まじく低いものになっています。

80年代のフォードは、FF化でもGMに遅れを取り、非常に苦しい経営を強いられましたが、この手のリムジンも、キャデラックに圧倒的な差を付けられ、正直この世代のタウンカーのリムジンというのは、当時でも余り見た記憶が有りません。デザイン的にも、キャデラックの方が華が有った様な気がします。

90年に発売された次の世代では、ソレが逆転する訳ですが・・・。

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リンカーン・タウンカー

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1926年型リンカーン


Cピラーの部分にヒンジの様な飾りが有りますが、コレは20年代後半のリンカーンのオープンに見られたもので、ビニールトップと併せて、レトロスタイルとして採用されています。


ダッジ・チャージャー ポリスカー

リムジン、特殊車両
08 /23 2014
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この半年位、急に見かける様になったダッジ・チャージャーのポリス仕様です。

それまで、ポリスカーというと、白ベースが多かったのが、今回は、通常のポリスカーが黒ベース、そして写真の様な覆面は、写真の様なシルバーか、あとは黒かダークグレー系が多い様です。

97年にGMがフルサイズから撤退してから、フォードの独占状態で、それ故に価格も高騰していたポリスカーですが、今回のダッジは、半額程度になっているということです。

かつては、GM、フォードと共に、ダッジもポリスカーの市場を持っていたものの、80年代初頭、クライスラーのフルサイズ市場撤退以降、ご無沙汰になっていました。今回、その市場に何とか返り咲こうと、相当価格面でも頑張った様ですが・・・。

この車は、正にダイムラー・クライスラー時代の負の遺産とも言えるもので、間違っても品質的にも褒められたものではありません。フォードのシンプルかつ丈夫さに比べて、旧メルセデスのシャシーをベースにしたこの車が、どの程度の耐久性があるか、正直かなり疑問でもあります。

大体、バンクーバーでのポリスカーの寿命は7年位ということですが、その時にどんな評価を受けるか…。まあ、既にフォードと比べて、メンテナンスも金がかかり、整備性も良く無いと言われている様ですが・・・。

この手のポリスカー自体、既に何年も前からあり、バンクーバーでも、交通警察(バスや電車関係)に限っては使われていたものの、ポリスカーとしては、本当に最近になってからです。

この半年間、結構頻繁に街で見かける様になったものの、今回、初めてカメラに収める事に成功しました。

因みにDodgeというのは、Drips Oil Drops Grease Everywhereという意味だったりします・・・。


americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。