ニッサンNV200タクシーのその後
タクシー
日本自動車博物館(小松市)の正面玄関前に6日までに、米ニューヨークで「イエローキャブ」の愛称で知られるミニバンタイプのタクシーがお目見えした。日産自動車がメキシコの工場で専用設計し、2013年に発売した「NV200」で、日産車体(神奈川県平塚市)が寄贈した。
天窓を設けて見晴らしを良くするなど日本で流通する車体とは異なる仕様となっている。運転手の安全確保のため運転席と後部座席の間を頑丈なポリカーボネート板で隔てるなど米国特有の装備も施されている。
寄贈式では、日産車体の鈴木拓也理事ら3人が同博物館の高川秀昭顧問にレプリカキーを手渡した。鈴木理事は「日本と米国の文化の違いも感じ取ってほしい」と話した。
2013年、ニューヨーク市は、あのNYCタクシーをニッサンNV200に総入れ替えするという計画を発表し、当ブログでもそれを大いに批判したものでした。
あれから10年・・・Yahooニュースでこんなニュースを見かけたので、その後どうなったのかを調べてみました。
その計画は、比較的早い段階で棚上げされ、より幅広い選択を可能にするということになり、NV200が普及する前に、トヨタ車が多数を占める様になっていきました。
メキシコ製の低品質のバンに比べてトヨタ車なんですから、そりゃ競争になる訳がありません。
メキシコ製のNV200は、品質面でも芳しいものでは無かった様で、様々なトラブルを発生していた様です。
一頃バンクーバーでもタクシーではなくても、一般仕様のNV200は結構見かけたものでしたが、今や完全に絶滅しています。GMにOEM供給したシボレー・シティーエクスプレスも短命に終わっています。
タクシーに使うには、居住性も乗り心地も良くなかった上に、一般人でこの手を使うというと、主に建築関係や運送関係となりますが、特に建築関係だと、規格化された建材の輸送に合わないこと、そしてパワーが無いことが問題となっていたのです。この辺りは、同じく一頃結構人気を得たフォード・トランジット・コネクトにも言えることでした。
逆にアメリカメーカーのピックアップやフルサイズバンがいまだに支持される理由として、その規格化された建材の輸送に合っているというのが大きいのです。
話しをNV200に戻しますが、アメリカのタクシー仕様の生産は2019年に終了していて、2021年にはNV200自体の北米向け販売が終了しています。
やはり、この辺りがニッサンの実力なんだな・・・というのが正直な所です。正にカルロス・ゴーンがロクに車も開発せずにやりたい放題、浪費しまくっていた時代なので。
まあ、あんな醜い物がニューヨークの景観を汚さなかっただけマシでしたが、だからと言ってトヨタだってニューヨークの景色に馴染んでいるとは言えませんが・・・。
>>鈴木理事は「日本と米国の文化の違いも感じ取ってほしい」と話した
文化の違いも何も、そんなに言える程普及しませんでしたがね・・・。
天窓を設けて見晴らしを良くするなど日本で流通する車体とは異なる仕様となっている。運転手の安全確保のため運転席と後部座席の間を頑丈なポリカーボネート板で隔てるなど米国特有の装備も施されている。
寄贈式では、日産車体の鈴木拓也理事ら3人が同博物館の高川秀昭顧問にレプリカキーを手渡した。鈴木理事は「日本と米国の文化の違いも感じ取ってほしい」と話した。
2013年、ニューヨーク市は、あのNYCタクシーをニッサンNV200に総入れ替えするという計画を発表し、当ブログでもそれを大いに批判したものでした。
あれから10年・・・Yahooニュースでこんなニュースを見かけたので、その後どうなったのかを調べてみました。
その計画は、比較的早い段階で棚上げされ、より幅広い選択を可能にするということになり、NV200が普及する前に、トヨタ車が多数を占める様になっていきました。
メキシコ製の低品質のバンに比べてトヨタ車なんですから、そりゃ競争になる訳がありません。
メキシコ製のNV200は、品質面でも芳しいものでは無かった様で、様々なトラブルを発生していた様です。
一頃バンクーバーでもタクシーではなくても、一般仕様のNV200は結構見かけたものでしたが、今や完全に絶滅しています。GMにOEM供給したシボレー・シティーエクスプレスも短命に終わっています。
タクシーに使うには、居住性も乗り心地も良くなかった上に、一般人でこの手を使うというと、主に建築関係や運送関係となりますが、特に建築関係だと、規格化された建材の輸送に合わないこと、そしてパワーが無いことが問題となっていたのです。この辺りは、同じく一頃結構人気を得たフォード・トランジット・コネクトにも言えることでした。
逆にアメリカメーカーのピックアップやフルサイズバンがいまだに支持される理由として、その規格化された建材の輸送に合っているというのが大きいのです。
話しをNV200に戻しますが、アメリカのタクシー仕様の生産は2019年に終了していて、2021年にはNV200自体の北米向け販売が終了しています。
やはり、この辺りがニッサンの実力なんだな・・・というのが正直な所です。正にカルロス・ゴーンがロクに車も開発せずにやりたい放題、浪費しまくっていた時代なので。
まあ、あんな醜い物がニューヨークの景観を汚さなかっただけマシでしたが、だからと言ってトヨタだってニューヨークの景色に馴染んでいるとは言えませんが・・・。
>>鈴木理事は「日本と米国の文化の違いも感じ取ってほしい」と話した
文化の違いも何も、そんなに言える程普及しませんでしたがね・・・。
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