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キャデラックCT5

キャデラック
09 /06 2022
キャデラックCT5前

久々にキャデラックCT5を見かけました。
前回見かけたのが2021年3月、実に1年半ぶりのことでした。
CT5に限らず前回キャデラックを見かけたのは何時でしょうか?それ位にキャデラックって見かけないブランドになってしまいました。

キャデラックCT5横

前回見かけたのは白で、パッと見の印象がヒュンダイそのものでした。
今回は黒で少し風格が有るか?と思っても、決してそんな事はありません。

2021年のアメリカでの販売が9446台という、少量生産車か?と思うような低調な販売実績を誇ります。
カナダでは925台ということで、まあその半分以上はトロンと周辺でしょうから、見かけないのも当然だと言えます。
そして中国では62,098台と、遥かに多く販売されています。

しかし考えようによっては、カナダではXLSよりは売れているので、まあ良いのでしょうか?

キャデラックCT5後

車の生産が低調な今日、ある意味生産台数が減るのは仕方ない面も有るのでしょうけど、それにしても酷い成績です。

既に高級車=テスラ、BMWやメルセデスですら中高年向きという感の漂う今日、キャデラックのセダンには殆ど市場は残っていないのでしょう。

取り敢えず2023年モデルは有る様ですが、北米市場から撤退して中国専売ブランドになるのも時間の問題かも知れません。

当然カメラすら持ち出さず、スマホでの撮影です。
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キャデラックXTS

キャデラック
07 /14 2021
キャデラックXTSサイドビュー

本当に久々にキャデラックXTSを見かけました。
発売時より当ブログでは散々酷評してきたデザインですが、相変わらず酷いものですね…。

前回見かけたのはいつ頃でしょうか?恐らく2〜3年ぶりなんじゃないでしょうか?

それだけ全く見かけない車種なのです。因みに今日見かけたキャデラックというブランドで考えても、コレ一台です!
これは別に私が貧しい地域に居る訳ではなく、世界一人口あたり10万ドルオーバーの車の所有率が高いと言われるバンクーバーのダウンタウンを含めての話しなのです!

既に生産中止になっていますが、一体どの程度販売されたのでしょうか?

アメリカ         

2012 15,049    
2013 32,559
2014 24,335
2015 23,112
2016 22,171
2017 16,275
2018 17,729
2019 11,306
2020 1,200

カナダ
2012 270
2013 787
2014 710
2015 691
2016 707
2017 745
2018 496
2019 432
2020 48
2021 3

キャデラックXTSリアビュー

写真の複雑怪奇なスタイルのヘッドライト、テールランプは、2018年以降の後期モデルで、その事から考えても、1000台にも満たない販売台数です。そして、この手の車のメインの市場が自動車産業の本拠地オンタリオ州であることを考えると、バンクーバーで全く見かけないのは当然だと言えます。

この車も、殆どの年でアメリカよりも中国での販売台数が上回っており、やはりキャデラックの主要マーケットは中国ということなのでしょう。

キャデラックXTS フロント

まあ、先進国で知性の有る富裕層は余りこんなの選ばないと思いますから…。
ただ、CT6よりも売れていたというのが意外と言えば意外です。

本当に久しぶりに見たので、何か書かなきゃ…と思ったんですが、本当に書くこと無いんですよね…。褒める事も無いですし、貶すのは既に嫌という程貶したので…。

まあ世の中これだけ色々な車が有る中で、よりによって高くてダサいこの車を選ぶ人が居るというのも、まあ不思議なことですね…。

普通気になる車を撮る場合、ちゃんとカメラを持ち出すのですが、そんな気にすらならず、全てスマホでテキトーに撮影したものです。

キャデラックELR

キャデラック
04 /24 2021
キャデラックELRフロントビュー

キャデラックELRは、かつてキャデラックが販売していたプラグインハイブリッドカーです。

シボレー・ボルトをベースとしているものの、値段は倍で、2ドアクーペのみ…という大変に贅沢な車でもありました。
販売されたのは2014年と2016年の僅か2シーズンで、2015年モデルは存在しません。

キャデラックELRサイドビュー

途中で一度生産中止になって、再び販売されたというのは結構珍しいんじゃないでしょうか?

生産台数は、トータルで2958台、そのうちカナダでの販売が84台!
写真は実に1/84という大変に貴重な物です。

しかも販売の殆どがデトロイト周辺であろうことを考えると、恐らくバンクーバーには数台有るかどうか…という感じだと思います。

キャデラックELRリアビュー

あのデロリアンでさえ8,583台製造されたことを考えると、如何に少ないか?が分かります。

それにしてもこのスタイル…オートショーで中に入ったことはありますが、凄まじく巨大なフロントガラスで、その下端は水平線の彼方! おまけに太いAピラーのお陰でフロントの死角は非常に大きく、リアの視界も最悪です

ホンダ・シビック・クーペ

このデザイン何をパクろうとしたんだろう・・・なんて思っていたら、偶然見かけたシビック・クーペによく似ていますね!

シビックがカッコいいとは思いませんが、少なくともあのサイズだから許せるデザインですが、ソレをサイズ感を無視して大きなサイズに採用したら、単に不気味なだけです。

全長4,724 mm 全幅1,847 mmと、まあ今日よくある小型車?より少し大き目のサイズですが、このデザインにボルトの倍の値段を出させるだけの魅力が有ったとは思えませんし、精々キャデラックがプリウスっぽい車を作ったといった程度のデザインです。

面白いのが、2016年に販売再開した時、販売価格が1万ドルも下げられたことです。それだけ売れなかった訳ですが、ソレだけの大幅値下げを行っても更に売れずに終わっています。

既にテスラは最も見かける高級車になりつつありますが、ソレに比べてキャデラックなんか、全てのモデルを含めて1日に3回見かければ良いことが起きそうな程、全く見かけない車になってしまいました。

既にキャデラックというブランドが何の意味も持たない、ただムダに高いだけの車となって久しいですが、この車の失敗は、ソレを決定づけた様な気がしてなりません。

キャデラックCT5

キャデラック
03 /26 2021
キャデラックCT5 フロントビュー

キャデラックCT5


キャデラックCT5は、2019年に発売されたキャデラックのセダンで、従来のCTSとXTSを統合した様な車です。
2019年に発売されていながら今まで当サイトで取り上げなかった理由は、単純に今まで一度も見たことがなかったからだったのです。

キャデラックCT5 リアビュー

街を歩いていて最初に見たのが、このリアビューだったのですが、ヒュンダイか何かかな…と思ってエンブレムを観ると、キャデラックじゃないですか!

しかし、この月桂樹の無くなった新型エンブレムって全く風格が無いですね…。

このファーストバック風のスタイルは、シビックでもパクったんでしょうか?

キャデラックCT5 サイドビュー

横から見ても、何か韓国車だか日本の大衆車だか・・・間違ってもかつて、ロールス・ロイスと並んでプレステージカーとして扱われたブランドとは思えません。

全長4,923mm、全幅1,882 mm 車重1,660 kg…結構大きな車なんですが、全くそういう印象が無いですね…。
傾斜の大きな前後のガラスからして、居住性が良いとは思えませんし。

エンジンは2リッター直4ターボ、3リッターV6ツインターボ、そして驚くべきことに6.2リッターV8スーパーチャージャーなんてエンジンも設定されています。

あくまでも第一印象はヒュンダイでした。

因みに2019年のアメリカでの販売台数が49台!!!、そして2020年が14711台と、凄まじく低調な販売実績を誇ります。そして中国では、2019年が6191台、そして2020年が45026台と、これだけ見ても、既にキャデラックがアメリカ人の為の車では無いということが見て取れます。

正直この車がメルセデスやBMW、アウディ辺りと比較して、どうやって戦うつもりなのでしょうか?
レクサスと比べても、正直キャデラックならではの魅力というものを全く感じないのですが・・・。

別に私は昔のフルサイズのデザインを持って来いと言っている訳では無いのです。
例えばデザイン一つ取っても、先代のCTS方がまだマシだった様に見えますし、既に生産中止になったCT6の方がマシに見えます。

CT6がまだ中国で販売されている辺りからしても、既にキャデラックは中国専用ブランドになりつつある様です。
全く魅力も感じませんし、実際に売れていませんし、まあ数年で生産中止になることは間違い無いでしょう。

それにしても、5だとか6だとかという安直な名前、とても私には正確に覚えられません。
フリートウッド、セダン・ド・ヴィル、エルドラード…こんな由緒正しい名前を捨て去った挙げ句がコレですか・・・。


キャデラックCTS

キャデラック
02 /19 2021
キャデラックCTS フロント

本当に久々に初代のキャデラックCTSを見掛けました。

CTSというのは、カテラ・ツーリング・セダンの略で、その名の通り、カテラの後継車でした。
カテラというのは、オペル・オメガのバッジエンジニアリングとして極めて不評だった車ですが、同時に、平均年齢が60歳を超えていた当時のキャデラックの若返りを模索する為のモデルでもあったのです。

しかし改めて見ると…何でしょう…このスタイル?
小ぢんまりとして、無駄にカクカクしていて、美的センスなど微塵も感じませんし、各部の仕上げも安っぽく、高級感の欠片すらありません。

印象的な妙な形のヘッドライトも、黄変のお陰で、安っぽさをより一層際立たせています。

キャデラックCTS リアビュー

サイズ的には同世代のUSアコードと同等と言えますが、アコードの方が余程伸び伸びとしていて、室内も広大で、風格が有る位なのです。

CTS  :全長4,829 mm 全幅:1,793 mm 全高:1,440 mm ホイールベース:2,880 mm 重量:1,618 kg
アコード:全長4,813 mm 全幅:1,816 mm 全高:1,450 mm ホイールベース:2,741 mm 重量:1,449 kg

しかも200キロ近く重いという痛烈なギャグもかましています!

一頃結構頻繁に見かける車だったのですが、本当に見掛けなくなったものです。
一頃は年間5万台と、まあそれなりの販売台数だった訳ですが、最終年の2019年には僅か6,965台まで落ち込んでいました。

既にキャデラックというブランドを指名買いする世代は顧客ではなくなり、キャデラックというブランドに憧れを抱く様な世代はいなくなりました。そうなれば、取り敢えず縦型テールランプさえ付いていれば何でも良い…正にそんなテキトーなデザインですし、狭っ苦しい無国籍な室内空間も、正直魅力を感じません。

因みに後継車のCT5をまだ記事にしていない理由は…一度も見たことが無いからです!

テスラを見掛けない日はありませんし、かつてはキャデラックを見掛けない日は無いという位だったのに、随分と落ちぶれたものですし、やはりこの辺りが、そのキッカケだった気がします。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。