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シボレー・コルベット C2

シボレー
11 /10 2019
Chevrolet Corvette C2 front view


シボレー・コルベットが登場したのは1953年、第二次大戦中、そして戦後に渡ってヨーロッパに駐留した多くのアメリカ兵にとって、彼の地のスポーツカーは、アメリカにはない類のもので、大変に魅力的に写り、ソレをアメリカに持ち込む人が大勢いました。

そのMG、ジャガー、アルファロメオといったオープンタイプのスポーツカーをアメリカ流に解釈したのが初代のコルベットでしたが、FRPボディーという新技術にトライしておきながら、エンジンは旧式の直6、トランスミッションは2速のATという、要するにカッコだけの車でしたが、55年にはスモールブロックV8エンジンと3速MTの搭載で、スポーティーに方向転換を行いました。

同じく55年には、フォードからサンダーバードが発売され、両者ライバル同セグメントに位置していましたが、サンダーバードは58年には4シーターになり、全く別の車になりました。

コルベットは2シーターに留まったものの…。

63年に発売されたのが、2代目のC2、通称スティングレーです。
先代がヨーロッパのスポーツカーの様なコンバーチブルであったのに対して、C2はクーペがメインでになったのが大きな違いです。

そのデザインは、同名のレーサーをベースにしたもので、先代モデルとの関連性はありません。
そして63年モデルのクーペでは、リアウィンドウが2分割された「スプリットウィンドー」が有名な所です。

Chevrolet Corvette C2 rear-view


FRPボディーは継承し、リトラクタブルライトもデザイン上の大きな特徴となっています。

コルベットの歴史を見ていると、初代だけは完全に別の車であり、このC2こそが現在まで続くコルベットの原型だと言えるのでしょう。

写真は街で見かけたものですが、本当にこういうの、見なくなりました。そして久々に目にしたソレが、現在の車を見慣れた目には、非常に小さな車に見えました。

全長 4,448mm
全幅 1,768mm
全高 1,265mm

結構なサイズながら、やはり全高の低さが目に付きます。

この世代は、クーペが主力という風に言われて居ますが、現在目にするこの世代は、コンバーチブルの方が多い様な気もするのですが…。

ライバルであったサンダーバードは、早々と4シーターになり、後に高級クーペと姿を変えたのに対し、コルベットはよりスポーティーな車へと変貌し、アメリカ製2シーターは成功しないというジンクスをモノともせず、現在に至るまで、アメリカ唯一のスーパーカーとして知られています。

その調度転換点に当たるのがこの車…ということになります。

427ターボジェットというエンブレムが付いていることから、ビッグブロック7リッターV8エンジンを搭載した後期型の様です。ターボジェットと言ってもターボが付いていない辺りがアメリカですね…。

このモデルは67年まで生産され、翌年C3にモデルチェンジしますが、67年と言えばカマロが登場した年です。その差別化もあり、コルベットはより高級、スポーティー路線が加速することになります。
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シボレー・カマロ IROC-Z

シボレー
04 /25 2017
イメージ 1

少し前に、ある人から指摘されたのですが、当ブログで3代目シボレー・カマロを取り扱っていないと・・・。

一応アメ車のブログとして始まって今年で9年目…正直驚きました!

考えてみれば、このタイプは、ファイアーバード・トランザムを取り上げただけで、カマロはまだだったのです。

そこれ、丁度良い被写体が有ったこともあり、改めて取り上げたいと思います。

3代目のカマロが登場したのは81年、翌82年モデルとしてでした。
2代目が12シーズンと極めて長寿命であったことから、良くも悪くもカマロというイメージが固定されてしまい、ある意味このモデルチェンジは、かなり難しかったんではないでしょうか?

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 - このトランク、狭い上に、荷物の出し入れが大変なんですよね…。

先代と比べ、大幅にダウンサイズが施され、3ドアハッチバックになっているのがデザイン上の大きな特徴で、正直、先代とは何の関連性も無いスタイルなのですが、それでも不思議とカマロという雰囲気に満ち溢れたものでした。

一足先に登場したマスタングが、正直何処か無国籍でかなり微妙なものであったのに対して、コチラは紛うことなきアメリカのソレであり、何処からどう見ても、カマロそのものでした。

当時は、まだ排ガス規制の対応に苦しんでいた時代で、5リッターV8ですら、キャブ仕様で145馬力、初期のクロスファイアーインジェクションで165馬力という非力なものでした。

これは、マスタングも同じ様なモノでしたが、アチラの方がコンパクトで軽量なことから、走りには分がありました。

その他にも、2.5リッター4気筒や、あの悪名高い2.8リッターV6なんかも設定されていました。

写真は、85~89年に発売されたハイパワーバージョンのIROC-Zですが、主に足回りを強化して、エンジンをより高出力化したモデルでした。

スロットルポートインジェクションのモデルは、大分向上したとは言え、それでも215馬力程度のものでした。

この世代のカマロは、間違っても速いとかスポーティーとか言う類の車ではありません。

しかし、雰囲気という面では、非常に良いものを持っていました。

低いシートに腰掛け、目の前に絶壁のように広がるダッシュボード…アメリカならではの雰囲気に満ち溢れたものです。

次期モデルでは、無理にフロントガラスを寝かせたせいで、かなりポジション的に無理が出来たことを考えると、ある意味コレは、絶妙のバランスだったと言えるのでしょう。

そして意外にも、私位の体型なら、十分に座れるだけのリアシートが確保されています。この辺りは、現行モデルよりも良いですね。

丁度バブルの頃、この車も350万円という大安売り???が行われ、一頃日本でも結構見かけたものでした。

ソレに対して、ファイアーバード・トランザムが500万というのは、少し納得がいきませんでしたが…。

それでも当時のアメリカでは、この手の車が2000ドル程度で買えたので、若者から幅広い支持を得たものでした。

このモデルも11シーズンという長期間販売された後、新型にバトンタッチしますが、新型のデザインは、妙な楔形に無理があり、ソレが居住性に著しい悪影響を与えたこと、そして、プラスチッキーなスタイルがイマイチ評価されたとは言えず、余り人気が盛り上がることもなく、2,002年に生産中止になっています。

4代目のデザインが、どうも弄り様がなくて、ノーマル然としたモノ以外余り見かけないのに対して、コチラは様々なカスタムを受けたものが、アウトローも含め、様々な層から支持されたものでした。

ただ、マスタングが上品なお婆さんから高校生まで、実に幅広く支持されたのに比べると、やはりカマロはアウトローな雰囲気が強く、誰にでも似合うクラスレスという訳には行きませんでした。


1962 シボレー・ベルエア

シボレー
02 /10 2017
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1958年、それまでのテールフィンと異なり、横方向のテールフィンで話題を呼んだシボレーですが、何処も同じで59年をピークに、実質60年が最後のテールフィンになりました。

61年にフルモデルチェンジを受けますが、61年モデルが、テールフィンを模した様なデコレーションで飾っていたのに対して、この62年モデルでは、ソレも無くなり、この辺りから、完全に50年代のデザインと決別したと言えるのでしょう。

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62年からは、意外にも4ドアハードトップがなくなり、写真も4ドアセダンです。その他には、ステーションワゴンが設定されたことが目に付きますが、外装以外、エンジンも前年と同じ様なものでした。

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しかし、このリアビュー…何処かで見たことあると思いませんか?


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そうです…このシボレー・インパラは、恐らくこの年式を現代風にアレンジしたものなのでしょう…ソレにしては、余りに酷い出来ですが…。

因みに、このテールランプは、ベルエアが片側2つで、上級車のインパラは、片側3つでクロームの縁取りになっており、上級車として差別化を図っています。

この手のシボレーは、昔からアメリカの若者大衆文化の中心的存在でもあり、そのせいか、下品な改造を施された個体が非常に多く、こういう上品な仕上がりを見せているのは、決して多いとは言えないのが残念な所です。

シボレー・キャバリエ

シボレー
05 /11 2015
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写真は、90年代初頭のシボレー・キャバリエです。
82年に登場した当時、アコードやカムリといった日本車のライバルに比較して、割高な上に品質、性能共に極めて粗末な車として批判を浴びたJカー兄弟の末っ子ですが、85年のプラザ合意以降、急激な円高から、日本車に対して割安感が生まれ、その結果、ソコソコの人気を得る様になりました。

キャバリエは、95年にニューモデルが登場していますが、写真は、そのモデルチェンジ前の、初代の最終モデルに当たります。

初代キャバリエというと、本当に見かけなくなりましたし、80年代の印象が強いのですが、意外と最近まで販売されていたのです。

同世代の日本車に比べ、著しい現存率の低さは、その品質故のことです。

かつて、北米に行くと、日本と比べ、カラフルな車が多いという印象がありましたが、今日、日本と大差なく、シルバーやグレーといった色ばかりになっています。

そんな中で、今や懐かしさすら感じる色が、一際鮮やかに見えました。しかも、ビックリする位に程度が良く、恐らく、年配の方が新車で購入され、今まで大切に乗られているのでしょう。

しかし…改めて今日の目で見ると、コンパクトな割りに、やたらボンネットが長い上に巨大なフロントオーバーハング、その割りに短いリアが、何ともアンバランスです。
サイズ的には、5ナンバー枠に収まっており、幅の広い車の多い北米では、一際幅が狭く、この辺りも、どこか不安定感を感じさせるデザインです。

以前は見かけても、間違っても足を止める様なことは無かった車ですが、ソレが写真に収めて、記事にまでなる…やはり、今の車に余程魅力が無いということなのでしょうか?それとも、この車が、ノスタルジーの対象になったのか…?

96年にカナダに居た当時、お客さんで89年式のキャバリエを所有している方が居ましたが、一緒に来ていた小さい娘さんが、その車が自分と同じ年だと話してくれ、まるで兄弟の様に慈しんでいるのが印象的でした。

まさか今、そのキャバリエが現存しているとは思えませんし、あの小さい女の子も、既に20代後半…やはり、随分と古い話しですね…。

シボレー・シティーエクスプレス

シボレー
02 /11 2015
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今日、GMのディーラーの前を通り掛ったら、何処かで見たような車が…。

シボレー・シティーエクスプレス…どう見ても、あのニッサンNV200のバッジエンジニアリングです。
VINの最初の二桁が3Nとなっていましたが、3はメキシコ製であることを示し、Nはニッサンであることを示しています。

近年、原油高から、コンパクトなバンの需要が増加しており、ヨーロッパ製のフォード・トランジット・コネクトが人気を呼んでいます。

しかしGMといえば、同じくヨーロッパのオペル・コンボが有るはずですが、ニッサンと提携…結局自前では何も出来ないメーカーなんですね…。

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数年前、この元となったニッサンNV200が、ニューヨークのイエローキャブを独占するという話になり、賛否両論が渦巻きましたが、一応それは撤回された様です。

昨年9月のアメリカ旅行で、一台もこの手のタクシーを見ること無く、一安心していたところですが、もしかしたら、今後、NV200ではなく、「シボレー・シティーエクスプレス」のタクシーを目にする様になるかも知れません・・・・

シボレーのマークで若干マシに見えるものの…。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。