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75歳の男性、バッテリーが上がって電動ドアロック解除が作動しなくなったキャデラックの車内に閉じ込められる

キャデラック
09 /18 2018
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『Detroit Free Press』によると先月、米国クリーブランドに住む75歳の男性が、2006年型キャデラック「XLR」の車内に14時間も閉じ込められるという事件が起こった。このクルマの所有者であるピーター・パイロス氏がXLRに乗り込み、自宅敷地内の私道をバックして出発しようとすると、彼はすぐにクルマのバッテリーが上がってしまったことに気が付いた。

ドアを開けるには電動ラッチを作動させる必要があるため、彼は車内に"閉じ込められて"しまったのだ。バッテリーが死んでいるので、もちろんボタンを押しても電動ラッチは動かない。

ゼネラルモーターズ(GM)はこのような事態を考慮し、運転席の横に手動で開けられるドア・ハンドルを装備しており、運転席側のドアには赤でそれを示すマークが描かれている。クルマの取扱説明書にもこのハンドルについての記載がある。だが唯一の問題は、パイロス氏がそのハンドルの存在を知らなかったことだ。また、彼は車内に取扱説明書を保持していなかった。このため、もし近所の人が助けに来てくれなかったら、彼は一体どうなっていたかわからない。

パイロス氏はレポーターに次のように語っている。「私はこのまま死ぬのだろうと思い至りました...。そしてその運命を素直に受け入れたのです。私は2度、神様に助けを求めました。それから『神様、もし私がこのようにして死ぬ運命なら、私はそれを受け入れます』と言いました」

実際にパイロス氏がクルマの中で命を落とす可能性は大いにあった。その日、クリーブランドの気温は25度であり、車内に閉じ込められてからわずか30分で、耐え難いほど暑く、呼吸するのも困難になったという。彼は車内から叫んだり、叩いたり、クルマの窓を割ろうとしたが、うまくいかなかった。

諦めかけたパイロス氏は、自分が死んでしまった時のために、車内で何が起きたかを自分の甥に宛ててメモに書き記した。最終的にパイロス氏を救ったのは、車庫のドアが夜遅くまで開いたままになっていることに気付いた隣人が、同氏を探しに来てくれたお陰だった。このご近所さんは、車内にいたパイロス氏を発見すると警察に連絡を取り、駆け付けた救急隊員は、電動のドアロック解除が機能するまでこのクルマのバッテリーを充電した。

こうして事態は落ち着き、今は弁護士が対応している段階だ。弁護士はGMが緊急時用のドアハンドルについて車内や取扱説明書に分かりやすく記載していなかったとして、この自動車メーカーに対し責任を追及している。

GMはこの主張を認めていないようで、GMの広報担当者であるトム・ウィルキンソンは事件ついて以下のような声明を『Detroit Free Press』に寄せている。「各モデルや製造によって異なるため、ドライバーはオーナーズ・マニュアルのドアロックの項目を読んでいただく必要があり、その上で質問があればディーラーやカスタマーセンターに問い合わせをしていただく必要があります」。

この種のドアロック解除の方法は、GM車の中でも特に珍しいタイプのものではない。シボレー「コルベット」でも以前から使用されており、少量生産に終わったキャデラック「ELR」にも電動ドアロック解除は装備されていた。また、テスラも「モデル3」のドアロック解除にボタンを採用しているが、緊急時用のラッチはもう少し分かり易く設置されている。ただし、モデル3は緊急時用の解除ラッチがフロント・ドアにしか装備されていないので、もしリア・ドアが開かなくなった場合、後部座席の乗員は車内で前席まで這っていかなければならない。

今回のことから得られる教訓は、オーナーズ・マニュアルをきちんと読んでおくべきであるということだ。もしも同じような状況に陥ってしまった場合は、落ち着いてくまなく車内を確認しよう。そうすれば、車内から脱出できる可能性は高いだろう。



最近の車の過度な電動化には常々疑問を感じていますが、果たしてドアまで電動ラッチにする必然性が何処に有るのでしょうか?

それに、アメリカ車程度の電装系のレベルで、本当に信頼性のあるモノが作れるのでしょうか?

電動ドアラッチなんて、故障内容によっては、走行中に急にドアが開いてしまったり、逆にドアが全く開かなくなる可能性だって有るのです。

そんな基本的な安全性に関わる部分まで電動化するメリットは一体何なのでしょう?

まあこの件は、結局はオーナーがマニュアルを読まなかった=オーナーの責任ということで終わると思いますが、高級車だからと言って、何から何まで電動化というのは、余りに稚拙な考え方です。

例えば機械式ドアラッチのフィーリングが気に入らないというのなら、工夫すれば良いだけなのです。

そういうのを少しでも改良する・・・ソレこそが技術の本道なのですが・・・まあ、そんな地味なことGMがやる訳が無いですが・・・。

電動シフトレバーと言い、電動パーキングブレーキと言い、余りにこの手が多いのは、非常に嫌なことです。

大体ドアごときの為に説明書が必要なんて、欠陥品ですよ。

キャデラックと言えば、以前バンクーバーオートショーでXTSを見た時、リアドアにチャイルドロックが掛かっていました。近くの係員にドアを開けてもらい、チャイルドロックを解除する様に言ったものの、結局何人か係員が来ても、誰もその解除方法を知りませんでした。

こういう本来なら皆共通であるべき所で個性を出そうなんてのは、デザイナーの思い上がりでしか無く、全く意味のないバカな事です!
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キャデラック・クーペ・ド・ヴィル

キャデラック
05 /15 2018
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写真は、70年代末のキャデラック・クーペ・ド・ヴィルです。

この手は77年のモデルチェンジで大幅なダウンサイズを受け、85年にFF化された後は、兄弟車のフリートウッド・ブロアム・セダンのみが90年代初頭まで生き残りました。

現在見かけるこの手は、殆どが最終期のセダンで、この様な初期のクーペは多くありません。

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しかし、こうやって改めて見ると、ダウンサイズされたとはいえ、フロントマスクやクォーターガラス周辺に、寧ろ先代の最終モデルの雰囲気を見て取ることができます。

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ところがコレも、80年代になると、セダンと同様のシビアノッチバックとなり、クーペと言うよりは、単なる2ドアセダンという感じになってしまいました。

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此方がその後期モデルですが、やはり随分地味というか、フォーマルな雰囲気です。

キャデラックは77年モデルで一気に雰囲気が地味になり、高齢化した印象がありましたが、実際は、その長いモデルサイクルの中で、段階的に高齢化していったと言うのが正しいのかも知れません。

まあ、同時に顧客も高齢化した訳ですが…。

今となっては、こうやってノーマル然とした車両は本当に珍しくなりました。

エンジンも7リッターという巨大なV8ながら、200馬力にも満たない非力なものでしたし、品質的にも粗末な時代故に、現存率は多くありません。

それでも、そこらで売っている汎用部品で安くテキトーにメンテナンスできるというのがやはり魅力で、今のキャデラックでは考えられないことです。

キャデラック・エルドラード

キャデラック
11 /20 2017
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92年に登場した最終型のキャデラック・エルドラードです。

2代目セビル以降、エルドラードはセビルの2ドアクーペ版という関係になりましたが、この世代も、メカニカルコンポーネンツは4代目セビルと共通になっています。

外観も非常にセビルに似ているのですが、意外にもフロントガラス以外、全く共通のパネルは使用していないという事なんですが…その割には差別化が出来ておらず、この世代は不人気のままで、5代目セビルの登場時には、モデルチェンジされることなく、2002年、エルドラードの登場から50年目の年に生産中止になりました。

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写真の個体で印象的なのが、社外のランドウトップが付いていることですが、まるで純正の様な良い仕上がりですね。

先代のエルドラードと比較して、当初から一番気になっていたのが、ソレまでの伝統のランドウトップが無くなったことだったのです。

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4代目セビルというのは、それまでのアメリカ的な雰囲気を極力排し、ヨーロッパ的な引き締まった足回りに、カッチリとしたシートで、ある意味アメリカらしさの否定の第一弾でもありました。

ソレに対してエルドラードは、比較的保守的な面立ちではあったものの、どこか中途半端であったことは否めませんでした。

せめてこんな風なランドウトップの設定があれば、またイメージも違っていたかも知れません。

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 - ランドウトップ無しの通常のエルドラード

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 - 随分と印象が違うものですね…。

大胆なモデルチェンジにも関わらず、人気を博した4代目セビルに比べ、単にその2ドア版にしか見えなかった事…ソレが不振の最大の原因だったと思います。

この車に関しても、過去に何度も社外のランドウトップを装備しているものは見ましたが、コレほどシックリ来たのは初めて見たと思います。

しかし、GMというのも不思議なメーカーです。

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80年代末、キャデラックのコンセプトカーでも、こんな大胆かつエレガントなモノが有ったにも関わらず、大して製品には生かされなかったんですから…。

今見たって実に新鮮かつ未来的でありながら、誰がどう見たってアメリカ的で、素晴らしいデザインです。

このエルドラードも、大胆にこれ位やるか、寧ろトラッド風に振るか、どちらかにすれば、まだ良かったのかも知れません。

このリアホイールアーチとAピラー周辺は、あのカプリスに超絶劣化コピーさせた上に採用され、このCピラー周辺は、オールズモビル・カトラス・スプリームのあの醜悪なアレに…。

コレじゃデザイナーが泣いていますね…。


GM新型車、海外仕様のまま 日本販売、トランプ砲頼み?

キャデラック
07 /14 2017
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■車体大きく/左ハンドルのみ

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は13日、新型スポーツ用多目的車(SUV)「キャデラックXT5クロスオーバー」を10月28日に日本市場で発売すると発表した。全長4・8メートルと大型で、左ハンドルの設定しかない海外仕様のまま販売する。GMの平成28年の日本販売は1千台超と苦戦している。コスト増を理由に右ハンドルを設けなかった新型車が、どこまで反転攻勢の起爆剤になるかは未知数だ。

 XT5には排気量3・6リットルのV6エンジンを搭載。自動ブレーキや衝突軽減装置など最新の安全機能を充実させた。価格は668万5200円から。13日、東京都内で記者会見した日本法人GMジャパンの若松格社長は「XT5は日本で成功すると確信している」と意気込んだが、日本で実際に受け入れられるかは見通しにくい。

 理由の一つが車のサイズだ。SUVは日本でも人気車種だが、主流はトヨタ自動車の「C-HR」やホンダの「ヴェゼル」など全長4・2メートル程度の小型モデル。狭い道が多い日本の道路事情を踏まえると、全長が長く重量が重いのは取り回しや燃費の点で不利だ。右ハンドルの設定がないのも、日本の自動車ユーザーには売り込みにくい。

 実際、GMが日本で手がける「キャデラック」と「シボレー」ブランドの販売は低迷している。大部分の車種が燃費に劣る中・大型の上、左ハンドル設定のためで、日本のシェアは0・1%にも満たない。

 トランプ米大統領は今年1月、日本での米国車の販売シェアが低いことに「不公平だ」と批判したが、日本の自動車関税は既にゼロで、競争条件は同じ。日本の自動車メーカーは、米国車の低迷に「日本の道路事情に合う右ハンドルの設定など、売るための努力が足りない」と口をそろえた。


しかし・・・誰がどうデザインしたら、ココまでかっこ悪くなるんでしょうか?

ココまで醜いのも、ある意味奇跡的で凄いです。

GMが日本で1,000台も売れているんですか???それは凄いですね…。見たこと無いですけど。

>>理由の一つはサイズだ・・・

そんな事よりも、適当な車を、適切な価格で販売出来ていない…それだけの話しですよ。

>>「XT5は日本で成功すると確信している」

何をどう考えたら、そういう結論に達するんでしょう?韓国製シボレーも大失敗だったじゃないですか?

今度はアメリカ製だから?

668万円も出せば、もっと良い車が幾らでも有るので…敢えてキャデラックを選ぶ意味が分からないですね。

キャデラックなんて言った所で、所詮はFFベースのなんちゃってSUVで、しかもこのデザイン…デザインがもう少しマシなら、まだ売り様が…と言いたいところですが、この手の車なら、寧ろシボレーを安く売ったほうがマシだと思いますけどね・・・。

この手の車って、GMでは伝統的にシボレーかGMCなんです。そこにキャデラックなんか持ってきた所で、シボレーベースのでっち上げにしか見えません。

しかし、月桂樹のないキャデラックのエンブレムって、風格も何も無いですね。

まあ、皆で生暖かく見守りましょう!

キャデラック・ド・ヴィル vs CTS 新旧対決!

キャデラック
05 /20 2017
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バンクーバーの某所を歩いていると、90年代半ば頃のキャデラック・ド・ヴィルを見掛けました。

元々信頼性に大いに問題の有った車種だけあり、最近全く見なくなったな…なんて思いながら見ていると、後ろにもう一台キャデラックが停まっています。

コチラは先代のキャデラックCTS…。

中々こうやって停まっているのは珍しいのですが、並べて比べてみると、改めて随分と違うものですね…。

先ずは長くてスリムなド・ヴィルに対して、背が高くてズングリムックリのCTS。

ド・ヴィルは今となっては、随分とタイヤが小さく見えますね。

キャビンの長さは、以外にもコンパクトなCTSの方が長いものの、前後のガラスを無意味に傾斜させている為、快適な室内空間という意味では、全くド・ヴィルに適いません。

ド・ヴィルの心地よい空間設定は、適切な角度の前後ガラスに、適切な高さを持ち、しかも垂直に近いドアガラスによる所も大きいのです。

これだけ大きなキャビンを持ちながら、前後のガラスを無駄に傾け、ドアがやたら高い上に、ドアガラスが小さく、更に大きく傾斜しているCTSのソレは、実に奇妙な閉塞感に溢れた空間です。

確かに今の時代、ド・ヴィルのサイズを手放しに褒める気はありません。

しかし、同時にあの人に優しい空間設定は、デザインの基本ができているからに他ならず、デザインの基本を尽く無視したCTSのソレと、大きな差となっています。

やはり、実用性を無視したデザインは美しくないのです。こうやって比べてみると、改めてソレが分かります。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。