景色の中の車のデザイン
カーデザイン スタジオ シボレー・モンテカルロ 80年代前半の車ですが、古風な背景に溶け込んでいます
私は随分と長く写真をやっているのですが、特に最近、アメリカやカナダでの風景写真が難しくなってきています。
良い写真を撮るには、その景色に感動しないとダメです。そう考えると、アメリカやカナダの景色が珍しく無くなったことも、良い写真を撮れなくなった原因の一つと言えるかも知れません。
そして、もう一つ見逃すことが出来ないのが、やはり日本車が増えたこと、アメリカ車のデザインがつまらなくなった事です。
前にモントリオールに行った時に思ったのが、この街にプジョーの様な車が欲しい・・・でした。
折角の古風な建物に石畳でも、ソコに日本車や、最近のアメリカ車があると、何とも情緒が半減してしまうのです。
上の写真は、バンクーバー発祥の地、ガスタウンで撮影したものですが、やはりこんな景色には、無条件にこんな車が似合うのです。
今でも、プジョーやシトロエンは、ヨーロッパの景色に実にマッチしますし、ローバーも、やはりイギリスの景色にマッチします。
かつてのアメリカ車も、ソレがあったのに、最近の妙に日本車に媚びたデザインのお陰で、台無しになってしまいました。
かつてのアメリカ車がアメリカの景色に似合ったのは、アメリカという国で生まれ、馬車の時代からの長い伝統の上に成り立ったデザインであったからで、ソレが自ずと周りの景色と調和したのです。
ソレを放棄してしまったというのは、己の歴史を否定したことにも等しく、正常進化の終わりでもあるのです。
私は、かねがね現行マスタングの様なレトロデザインを否定していますが、正常進化を放棄したという意味で、日本車に媚びたデザインも同罪だと思います。
モントリオールのオールドタウンにて。 写っている車が、何とも味気ないのが残念です・・・
私は随分と長く写真をやっているのですが、特に最近、アメリカやカナダでの風景写真が難しくなってきています。
良い写真を撮るには、その景色に感動しないとダメです。そう考えると、アメリカやカナダの景色が珍しく無くなったことも、良い写真を撮れなくなった原因の一つと言えるかも知れません。
そして、もう一つ見逃すことが出来ないのが、やはり日本車が増えたこと、アメリカ車のデザインがつまらなくなった事です。
前にモントリオールに行った時に思ったのが、この街にプジョーの様な車が欲しい・・・でした。
折角の古風な建物に石畳でも、ソコに日本車や、最近のアメリカ車があると、何とも情緒が半減してしまうのです。
上の写真は、バンクーバー発祥の地、ガスタウンで撮影したものですが、やはりこんな景色には、無条件にこんな車が似合うのです。
今でも、プジョーやシトロエンは、ヨーロッパの景色に実にマッチしますし、ローバーも、やはりイギリスの景色にマッチします。
かつてのアメリカ車も、ソレがあったのに、最近の妙に日本車に媚びたデザインのお陰で、台無しになってしまいました。
かつてのアメリカ車がアメリカの景色に似合ったのは、アメリカという国で生まれ、馬車の時代からの長い伝統の上に成り立ったデザインであったからで、ソレが自ずと周りの景色と調和したのです。
ソレを放棄してしまったというのは、己の歴史を否定したことにも等しく、正常進化の終わりでもあるのです。
私は、かねがね現行マスタングの様なレトロデザインを否定していますが、正常進化を放棄したという意味で、日本車に媚びたデザインも同罪だと思います。
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