アメリカでのアメリカ車のシェア変遷
無題 今日、YM3さんから質問がありましたので、現在のアメリカでのアメリカ車のシェアについて書いてみます。
かつて世界の自動車の半分はアメリカ製、そして、その半分がGM製、更にその半分がシボレーと言われていたものです。
80年代前半位までは、GM50%、フォード25%、クライスラー15%強と、トータルで米国市場の90%以上を、3社で占めていたのです。
それが90年代初頭には、日本車が30%と言われる様になり、その日本車の増えた分は、即ちアメリカ車の減った分でもあったのです。
2年前のデータになりますが、今やビッグ3合わせて45%、日本車が40%、後の15%は、ヨーロッパ車と韓国車が半々という感じです。
私の記事では、よくヨーロッパ車の維持費の高さを批判していますが、その維持費の高さも、アメリカでのシェアの低さの原因なのです。そして、「ヨーロッパ車」の殆どがドイツ車です。
韓国車は7~8%と、数値的には大した事無い様に見えますが、実質2社しか無いので、例えばヒュンダイが5%だとしても、マツダや三菱なんかよりも、遥かに車を売っていることになります。
やはり一番の影響は、日本車が増えた事なのですが、同時にヨーロッパ車、韓国車も増えており、従来のアメリカ車の客が、輸入車に流れた・・・・というのが正解だと言えるでしょう。
因みに、同じアメリカでも、郊外に行くほど、アメリカ車は多くなります。それは、日本でも同じなのですが、サービス網、都心部に比べて割安なガソリン、より長距離を走るライフスタイル等が挙げられます。それでも今や、アメリカ車=トラック、SUV、乗用車=日本車という風になりつつある様に思います。
正直電気自動車なんていうモノは、当分の間「絵に描いた餅」だと思います。少なくとも一般的に話題になることは有りません。ハイブリッドカーがトータルで考えると(割高な車両価格、保険料、整備費、バッテリー価格等)、余程距離を走る人でないと、全然経済的でも無いのと同じで、当分実用的とは言えないでしょう。
そして何と言っても、電気自動車の電気が何処から来ているか?・・・・です。今は電気自動車の数が少ないので、安い電気代で充電できるなんて言っていますが、皆が使い始めたら、そんな事は言っていられなくなります。そこで出てくるのは、スリーマイルの事故以来行われていない原発の新たな建設・・・・。
代替エネルギーって聞こえは良いのですが、結局はオイル業界と原子力業界との政治的駆け引き・・・・こんな構図しか見えてこない様な気がします。
そして、自分達の怠慢も大いに批判されるべきではありますが、ビッグ3も、その被害者という一面もあると思います。
かつて世界の自動車の半分はアメリカ製、そして、その半分がGM製、更にその半分がシボレーと言われていたものです。
80年代前半位までは、GM50%、フォード25%、クライスラー15%強と、トータルで米国市場の90%以上を、3社で占めていたのです。
それが90年代初頭には、日本車が30%と言われる様になり、その日本車の増えた分は、即ちアメリカ車の減った分でもあったのです。
2年前のデータになりますが、今やビッグ3合わせて45%、日本車が40%、後の15%は、ヨーロッパ車と韓国車が半々という感じです。
私の記事では、よくヨーロッパ車の維持費の高さを批判していますが、その維持費の高さも、アメリカでのシェアの低さの原因なのです。そして、「ヨーロッパ車」の殆どがドイツ車です。
韓国車は7~8%と、数値的には大した事無い様に見えますが、実質2社しか無いので、例えばヒュンダイが5%だとしても、マツダや三菱なんかよりも、遥かに車を売っていることになります。
やはり一番の影響は、日本車が増えた事なのですが、同時にヨーロッパ車、韓国車も増えており、従来のアメリカ車の客が、輸入車に流れた・・・・というのが正解だと言えるでしょう。
因みに、同じアメリカでも、郊外に行くほど、アメリカ車は多くなります。それは、日本でも同じなのですが、サービス網、都心部に比べて割安なガソリン、より長距離を走るライフスタイル等が挙げられます。それでも今や、アメリカ車=トラック、SUV、乗用車=日本車という風になりつつある様に思います。
正直電気自動車なんていうモノは、当分の間「絵に描いた餅」だと思います。少なくとも一般的に話題になることは有りません。ハイブリッドカーがトータルで考えると(割高な車両価格、保険料、整備費、バッテリー価格等)、余程距離を走る人でないと、全然経済的でも無いのと同じで、当分実用的とは言えないでしょう。
そして何と言っても、電気自動車の電気が何処から来ているか?・・・・です。今は電気自動車の数が少ないので、安い電気代で充電できるなんて言っていますが、皆が使い始めたら、そんな事は言っていられなくなります。そこで出てくるのは、スリーマイルの事故以来行われていない原発の新たな建設・・・・。
代替エネルギーって聞こえは良いのですが、結局はオイル業界と原子力業界との政治的駆け引き・・・・こんな構図しか見えてこない様な気がします。
そして、自分達の怠慢も大いに批判されるべきではありますが、ビッグ3も、その被害者という一面もあると思います。
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