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リンカーン・タウンカー シアトルにて

リンカーン
01 /31 2012
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バンクーバーと同様、シアトルもフルサイズカーが絶滅状態にあることは、既に述べましたが、唯一結構見かけたのが、リンカーン・タウンカーでした。

バンクーバーでは、既に通常タイプのタウンカーは絶滅状態で、リムジンも一頃に比べて車種が多様化し、タウンカーの割合が減った様な印象を受けます。それに比べると、シアトルでは、リムジンは勿論、通常のタウンカーも結構頻繁に街で見かけました。

反面、弟分のマーキュリー・グランドマーキスや、フォード・クラウンビクトリアの一般仕様は、バンクーバーと同じ位見かけませんでした。

コレはどうした事なのでしょうか?

一つ考えられるのは、シアトルでのガソリン価格が、私が訪問した今年の初頭、1ガロン3.5ドルに達していた事です。アメリカの1ガロンは3.8リッター・・・・という事は、アメリカでも、ガソリンがリッター1ドルに近づいているということになります。

これでは、流石にフルサイズカーなど乗る気にもなりません。そん名理由から、年配の中産階級者は、フォードやマーキュリーを捨て、裕福な年配者層、もしくは一部の如何わしい連中向け(失礼)のリンカーンのみが、辛うじてその存在を保っている・・・・・こんな所かも知れません。

写真のモデルは、98年に発売された最終型の初期ですが、この辺りになると、十分に安いので、特に裕福という訳では無いと思いますが。。。。

それにしても、面白い顔です、同時代のフォード・モンディオの「面堂邸のタコ」と似たものを感じます。
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軽くフォトショップで弄って見ました。
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弄ったのは、ライトとグリルだけですが、それでも横幅がユッタリして見えるのではないでしょうか?

この時代のフォードのデザインは、軒並み外れのオンパレードです。
高級車のデザインで一番大切なのは、過去のアイデンティティーを継承した上で、基本に忠実なデザインを施すことです。過去のアイデンティティーを切り捨て、不安定で確立されていないデザインを採用する様では、売り上げが落ちて当然でしょう。事実、ライバルのキャデラック・フリートウッドが生産中止になったにも関わらず、モデルチェンジ後、急速に販売を落としています。
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キャデラック・エスカレード リムジン

リムジン、特殊車両
01 /30 2012
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先日、バンクーバーで見かけた、キャデラック・エスカレードのリムジンです。
正直、この手のリムジンを見たのは、初めてだと思います。

既に定番のリンカーン・タウンカーも生産中止になり、段々とSUVベースのリムジンが増えているのですが、最早
キャデラックやリンカーンといった高級車でなくても良い・・・・という風潮があるのかも知れません。

実際見かける殆どがフォードやシボレーであったりします。

まあ、エスカレード自身、2013年モデルでモデルチェンジを受け、FFベースのよりコンパクトな車になることが発表されているので、この手のリムジンも、残念ながら定着する事は無いのでしょう。

かつては、キャデラックやリンカーンのフルサイズカーベースと相場が決まっていたこの業界も、ココ近年様々な車種を使う様になりましたが、この流動性も、当分続くのかも知れません。

シボレー・モンテカルロ Wカー 第1.5世代

カーデザイン スタジオ
01 /27 2012
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GMの初代Wボディーが、GMの次世代中型車として発売されたのは1988年、当初は2ドアクーペのみのビュイック・リーガル、オールズモビル・カトラス・スプリーム、ポンティアック・グランプリ3車種の発売で、2年後の90年、4ドアセダンを追加する時、シボレー・ルミナのクーペとセダンが追加されました。

1997年にWカーが第二世代に切り替わりますが、その一足先に95年、初代Wカーをベースに、内外装をメインに変更を加えた4ドアセダンの新型ルミナ、2ドアクーペのモンテカルロが発売されました。

97年に発売された第二世代が、シャシーにも大幅に手が加えられているのに対して、此方は旧世代のシャシーで、それ故に1.5世代と呼ばれます。

この車の姿を初めて雑誌で見た時のショックは忘れられません。
当時はインターネットが一般開放される前のことで、主な情報源というと、アメリカからの輸入雑誌でした。予め4ドアセダンをルミナ、2ドアを敢えてモンテカルロと呼ぶ・・・・というニュースは、耳に入っており、敢えてモンテカルロと呼ぶからには、それなりのスタイルを期待していたのですが・・・・・。

余りにやる気が無いというか、全てに於いて中途半端に放り出した様なデザインには、正直愕然としました。

締りの無いフロントマスク、やたらと長いオーバーハング、平坦なフェンダー、締りの無いCピラー、そしてメリハリの無いテールランプ・・・・・これだけ揃えば、良いデザインになる訳もありません。

シアトルに行った時、本当に久々に見かけたモンテカルロ・・・・以前から考えていたデザイン処理を、フォトショップで実践してみました。
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フロントバンパー、ヘッドライト、Cピラー、テールランプ、トランク、フェンダーの形状を変更した上に、前輪を前に移動し、フロント・オーバーハングを短縮しました。

リアウィンドーを若干起こしてやり、クウォーターガラスの形状を変更することで、前のめりで不安定な感じを低減させました。

これだけやれば、良くなるのでは・・・?と昔から考えていたのですが、実際にやってみると、トヨタ・サイノスとカレンを足して2で割った様な雰囲気になってしまいました・・・。

やはり質感の悪さが決定的なところで、特に90年代以降のアメ車は、クロームの使用を控える様になりましたが、同意に質感の表現が下手になった様に思います。

どうもアメリカのデザイナーは、極端から極端に走り勝ちなのですが、やはり程好いクロームの使用は、アクセントを付ける上で有効なものなのです。

シボレー・カプリス シアトルにて

シボレー
01 /20 2012
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かつてはアメリカ中を走り回っていたシボレー・カプリス・・・・・・。
90年にモデルチェンジされた、所謂丸型カプリスは、その突拍子も無いスタイルが嫌われ、一般のドライバーは、皆フォードに流れてしまいました。

それでもタクシーやポリスカーの分野では、常にフォードと並んでアメリカ中の街を走り回っていたものでした。

生産中止から既に16年・・・・・既に現役で働いているカプリスのタクシーやポリスカーは有りません。

オマケに一般には不人気だった事もあり、現在その姿を目にするのは、非常に稀なことです。

コレはバンクーバーは勿論、シアトルでも同じです。
シアトルの街を歩いていると・・・有りました!普通のカプリスが・・・・・と思ってよく見ると、Aピラーの所に付けられたサーチライト、フロントバンパーにあるガード、全く色気の無い鉄ホイール・・・・・コレも間違いなく、かつては覆面として活躍したであろう車両です。

私が1996年にバンクーバーを訪れた時、シボレーのディーラーでカプリスを見せて貰いに行ったことがあります。
私自身、カプリスには特別興味なかったのですが、当時、既に生産中止になることを知っていたので、カタログを貰おうと思ったのですが・・・・怪訝な顔をされた上に、カプリスは年に3台くらいしか売れないから、試乗車もカタログも無いとのことで、替わりにルミナを薦められました。

販売している当時でさえ、その様な扱いだった訳です。

言ってみれば、トヨタのディーラーに行って、「センチュリーを・・・・」と言うのと似た行為だったのです。

94年に、よりスポーティーなバージョンとしてインパラSSが追加されましたが、写真のモデルは、クウォーターガラスの形状が、インパラSSと同形なことから、95年か96年モデルということになります。

このデザインは、「浜に打ち上げられた鯨」と言われ、どうも発売当初から評判が悪く、94、95と2回マイナーチェンジを受けたものの、全てイマイチでした。
そして驚くことに、デザインは先代から驚くほど変わったものの、シャシーやメカニズムは、76年に発売された先代と殆ど同じ物でした。

やはりデザインばかりで無く、こういう姿勢こそが、フルサイズカーを衰退させた原因なのでしょう。

オーストラリアで、ホールデン・コモドアやフォード・ファルコンといった大型V8が、世代を超えて愛されている背景には、やはり時代に応じた進化が有ったからなのです。

スナップオン ドライバーの色

工具
01 /19 2012
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上から3世代前、2世代前のパワーグリップ、先代のソフトグリップ、現行モデルになります。モデルチェンジ毎に大きく太くなっています。
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私の所有している2代前のパワーグリップです。気付かないうちに乱雑な揃え方になりました・・・。


スナップオンのドライバーは、随分前から、カラーバリエーションを展開しています。
写真に一番上の三代前の頃は、黒が圧倒的に多かったのですが、2代前のパワーグリップの世代が、非常にカラーバリエーションが豊富であったことで知られています。

黒の他にオレンジ、赤、緑、黄、紫、ピンク・・・・・その他限定カラーも有り、大変にカラフルなバリエーションを誇っていました。

先代より、グリップにラバーを採用した、所謂ソフトグリップになりましたが、グリップとしての性能とは裏腹に、イマイチそのデザインが支持されたとは言えず、2代前のパワーグリップは、現在でもebay等で高値安定しているばかりでなく、メーカーが復刻限定販売さえした位でした。

正直このタイプは、3代前の物と比べると、太く大きくなった分、回し難く、オマケに汚れた手で扱うと滑り易く、余り良いとも思いません。グリップとしての性能は、次の代のソフトグリップの方が遥かに回し易く、滑り難いのです。

私の場合、余り回す必要の無いマイナスを中心に、工具箱の中にも結構ありますが・・・・。

では、何故そんな旧型グリップが一部で人気を集めているのでしょうか?

一つ考えられるのは、材質の手触りの良さでしょう。先代のソフトグリップ、そして現行モデル共、プラスチック部分の材質がイマイチなのか、使えば使うほど汚くなってしまうのに対して、コチラは使う程に程好い光沢が出て、良い感触になるのです。

あとは、現行ラチェットのグリップを、このタイプに交換する・・・・という需要もある様です。
ドライバーのグリップが大きくなったのと同じく、ラチェットのグリップも大きくなってしまい、特にエンジンルームが年々狭くなる中で、昔ながらのスリムなグリップを求める声も少なからずあるのです。

そして色ですが、3代前は黒が中心であったのに比べ、パワーグリップでは、オレンジが一番人気有った様です。私の手元にも何本か有るのですが、不思議と使い込んだとき、一番良い色艶になるのがオレンジでした。
赤は何となく色褪せてくる感じで、古くなるとイマイチでした。
最後の頃は、カラーバリエーションも縮小されましたが、最後まで残ったのもオレンジでした。

オマケに、色にしても、結構バラつきが有るのが、またスナップオン、マック等アメリカ製の特徴です。

今日ネットオークションで圧倒的な人気を誇るのが・・・・2番目の写真にも有りますが、緑なのです。当時は然程人気が有った訳では無いのですが、それ故に数が少ないのでしょうか?物凄い高値で落札されることがありますし、当たり前に定価を遥かに超える価格で落札されています。

結構世の中には、こんな事に拘る人が居るんですね・・・・・。

因みにドライバーの色というと、やはり仕事に使うには、汚れの目立たない黒・・・・というのも一理あるのですが、反面薄暗い所で失くし易いという欠点もあり、その面からも、私はなるべく色付きのものを使っています。

雪のバンクーバーより

カナダ情勢
01 /15 2012
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4:25、日没直前のダウンタウンです。思った程背景の山々も雪を被っていません。


昨晩、この冬2回目の積雪が有りました。
今年の冬は、20数年ぶりの大荒れの冬になる・・・・という話しだったのですが、今回の雪も、住宅地はともかく、市街地では、直ぐに無くなり、スノーシューズが必要なのも、家の近くのみでした。

今の所平年並みか、むしろ暖かい位なのではないでしょうか?

気温は、ほぼ毎日氷点下になりますが、風が無いので、余り寒さを感じることは有りません。

20数年ぶりの・・・・というのは、冬商品の販売を促すための誇張だったのでは?なんていう噂も有る位です。

既に衣料品も冬物は姿を消し、春物になっています。短い日も、毎日1分半程長くなっており、着実に春は近づきつつある・・・・・冬のバンクーバーです。


日本の「軽」規格廃止を…TPPで米自動車3社

ニュース
01 /15 2012
【ワシントン=岡田章裕】米通商代表部(USTR)は13日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に日本が参加することに対する意見公募を締め切った。

 米自動車大手3社(ビッグスリー)で組織する米自動車政策会議(AAPC)は、日本の自動車市場の閉鎖性を理由に「現時点では反対」と表明し、参入障壁となっている軽自動車規格については、「廃止すべきだ」と主張した。
 今年秋の大統領選を控え、大きな雇用を生んでいるビッグスリーの政治に対する影響力は大きい。月内にも始まるとみられる日米の事前協議で自動車分野は大きな焦点で、交渉は難航が予想される。
 AAPCは、日本独自の軽自動車規格について、「市場の30%を占めているが、もはや合理的な政策ではない」と批判した。日本の技術基準や、認証制度などの規制も参入の障害になっており、透明性が必要としている。1990年代後半からの日本政府の円安誘導政策も、米国車に不利になっていると指摘した。


自分達の努力が足りなくて売れなかったのを棚に上げて「市場の閉鎖性」ですか・・・・。

日本車がアメリカで売れたのは、アメリカが作っていない小型車というマーケットの隙間に入り込めたからです。

それに対してアメリカは、日本のマーケットの隙間に入り込む様なマーケティングをしていないだけなのです。

軽自動車が市場の30%を占めるのは、即ちそれが日本の国情に合っているからなのです。
特に交通機関の乏しい地方では、一人一台となると、どうしても軽自動車の率が高くなるのです。

それを部外者からアレコレ言われても、全く意味が分かりません。

確かに軽自動車の規格自体には、手放しで賛同する気は有りませんが、アメリカのソレは、法律を自分の都合の良い様に弄って、有利にビジネスを・・・・というソレでしか無いのです。

まあ、軽規格を廃止したところで、そのマーケットの隙間に入り込めるアメリカ車は皆無なのですが・・・・。

それにしても、毎度の事ですが、こんな下らないニュースを単に垂れ流す日本の大新聞・・・・せめて自分達は同思うか?の一言も無いのでしょうか?

まあ、TPP反対を騒いでくれているだけでも有り難いのですが、やはりアメリカ自動車産業の経営者の頭の中身は20年前と全く変化無いんですね・・・・。やはり教育に問題が有るのでは?

私ならばむしろ、3ナンバーを廃止する様に訴えるところですが・・・・コチラの方が、むしろアメ車と関連あるので。

シトロエン 2CV

ヨーロッパ車
01 /12 2012
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これだけ見ると、貧しそうに見えますが、右側のキャンピングカーも、知人の所有物です。


先日、私の知人の家に行って、驚くべきものを見つけました。大変綺麗な家に住み、大型キャンピングカー(写真右)なんかを所有していると思ったら・・・・家の裏に、こんな物まで持っていました。

シトロエン2CV・・・・一体何時ごろのモノでしょうか?

2CVが発売されたのは1948年、開発がスタートしたのが1935年で、途中第二次大戦の影響で計画がストップした・・・という辺りまで、フォルクスワーゲン・ビートルに共通しています。

ビートルが同時代の合理性を代表する様な車作りであることに異論は有りません。それに比べると2CVの印象は、誰もが「何だコレ?」と思うことでしょう。コレは21世紀の今日では勿論、発売された当時ですらそうだったのです。

果たしてコレは、本当に勤勉なドイツに対して、いい加減?なラテン系という評価からなのでしょうか?

実はこの車こそ、当時の技術の粋を尽くした最先端の車だと言ったら如何でしょう?

エンジンは空冷水平対向2気筒で、驚くことに、ミニよりも10年早くFFを採用していました。VWのリアエンジンは、当時の小型車としては一番コストの安く付く方法であったのに対して、コチラは「先進技術」で勝負していたのです。

FF故に床が低く、平らな事も手伝って、大きさからは想像も出来ない程のスペースを持っています。

VWのデザインが、極力「曲面」を採用しているのは、表面積を減らす事で、鉄の使用量を減らすという合理的な発想から来ています。

反面シトロエンの場合、出来る限り平面にする事で加工性を優先しています。ボンネットの凸凹も、強度を出す為のものです。

写真のモデルはトラックですが、通常タイプの屋根は、キャンバストップになっており、天井を大きく開放することが出来ます。コレも鉄の使用量を減らす上に、屋根の重量を減らすことで、重心を下げる役目もあり、また大きな荷物も運べるという、一石三鳥の優れものでした。

ガラスも全部平面ガラスになっており、ドアガラスは折り畳み式で、複雑な開閉メカニズムを排除しています。

シートは、パイプ製のフレームの、正にビーチチェアーの様な物で、調節も何も出来ないにも関わらず、驚くほど快適なものになっています。是非トヨタのエンジニアには、コレを体験して頂きたいものです。

サスペンションも、完全に床下中央に配置されており、スペースの有効利用という面でも優れていました。
しかも、左右それぞれ1本づつしか無く、前後に繋がっているという面白いデザインです。

面白い所では、初期のモデルはワイパーの駆動に、メーターケーブルの動力を利用しており、速度が上がる毎にワイパーの動きも早くなるという、速度感応式ワイパーを採用していました。当然これだと停車時は動かない訳ですが、その場合は手動でワイパーを動かすことも出来ます。

シトロエンというと、何から何まで奇天烈なメカという印象のあるメーカーですが、それは、この車も例外では無く、そして、この奇天烈なデザインも、実は先進技術の集大成であり、VWとは全く別の意味で、極めて合理的に出来ているのが面白いところです。

こんなのを見ると、何となく欲しくなるんですが・・・・・例えばタイヤ一つ取ってもフランスから取り寄せになる上に、シトロエンというメーカーが北米から撤退して40年近く経った今日、コレを再び走らせる事は可能なのか???

因みに一般的なカナダ人は、先ずシトロエンと言っても通用しません。ソレ位昔の話しなのです。

この2CVも、マイナーチェンジを重ねながら、これまた驚くことに、90年頃まで生産されていました。以前住んでいたニュージーランドでは、時々見かけた上に、前に務めていた会社が、シトロエンも取り扱っていた関係で、入庫も有りました。因みに、ニュープリマスという街は、人口に対して、シトロエンの台数が非常に多い事で知られており、この辺の多く現存しています。反面バンクーバーでは、正直コレが初めてです。

ケベック州には、あれだけフランス系が住んでいるというのに、フランス車は過去の存在なのです。

有るのはアメリカ車、ドイツ車、韓国車、日本車・・・・・精々最近再上陸したフィアットには頑張ってもらいたいところです。

中国製・・・・・1/4 トルクスビット

工具
01 /11 2012
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上がフランス製のファコム、下が今回購入した中国製の安物です。
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先端の比較です・・・・どちらがファコム製か、判りますよね・・・・?


私の愛読している某ブログにて、最近ネットで見かける自動車の格安中国製部品の劣悪な品質に関して、頻繁に触れられています。

先日、某ディスカウント店で見つけた1/4ドライブビットのセットですが、私の目的は、1/4ビット自体では無く、それが収納されているケースだったのです。

それを2ドルwという大金を払って買ってみたものの・・・・・余りの品質に驚きました。

上の写真は、トルクスのT30ですが、上が一流品のファコム製、確かニュージーランドで10ドル!と、この手としては高い金額を払ったものですが、10年経った今でも現役です。

そして下の奴が問題の中国製なのですが・・・・・。

もう少し判り易い様に、先端の写真を見て下さい!
当然ですが、左が中国製、右がファコム製になります。

中国製の方は、全く形にもなっていないのがお判り頂けるでしょう。

「そんな安物買って何文句言ってるんだか?」なんて言われそうですが、モノを作る以上、長持ちしないまでも、それが最低限機能するということは常識なのです。

幾ら安いからといって、その機能が最初から全く果たせないというのは、全く言い訳にならないのです。

昨今日本のメディアでは、中国の技術が日本に追いつきつつある様な論調を目にします。そしてダイソー辺りの製品を手にして、中国製も充分・・・・なんて思う人も少なくないことでしょう。

しかし、中国製の中でも、外国資本の技術が入っている所と、そうでない所では、全く話しにならない位の差が有るのも、また事実なのです。

形さえ似ていればOK、儲けが出ればOKというのが彼の国の文化であり、より良い技術を求めて切磋琢磨・・・・なんていう風潮は、未だありません。

21世紀の今日、こんな製品が当たり前に生まれてしまうのが中国・・・・・そして、検査工程で跳ねられる事無く、市場にまで流れてしまう恐ろしさ。
やはり、日本メーカーが主導して作っている・・・・という以外は、気を付けた方が良いと思いますね。

シアトルのタクシー事情

リムジン、特殊車両
01 /10 2012
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折角のアメリカの景色にコレでは・・・・雰囲気も台無しです。
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フォトショップで加工して、上の写真にクラウン・ビクトリアを合成しました。


週末にシアトルまで行って来ました。シアトルは、バンクーバーからバスで4時間ほどで行けるのですが、やはり国境を越えるだけあり、似ていると言われながらも、私個人的には、随分と雰囲気の違う街だと思っています。

前回に訪れた2005年と比べると・・・・やはり車に関しては、バンクーバーと同じで、古い車が急速に消え、やたら日本車が目に付く様になっています。

ただ、バンクーバーとの最大の違いは、まだタクシーとしてクラウン・ビクトリアが圧倒的に多いことでした。

やはり、コレが走っていると、アメリカだな・・・・・と思うものですね・・・・。景色の一部として溶け込んでいると思います。

感覚的に9割がクラウン・ビクトリアといった感じで、あとは少数、シボレー・インパラ、そしてトヨタ・カローラ、シエナ、プリウスといったトヨタ勢が混ざっていました。

今はクラウン・ビクトリア優勢とあっても、既に生産中止になっていることを考えると、数年後には、今とは全く違う状況になることは確かです。

インパラもその設計の古さから、生産中止も時間の問題・・・・・と考えると、ココもバンクーバーと同じく、トヨタ一色になる可能性もあります。

上の写真は、街で見かけたプリウスのタクシーですが、やはりこういう背景に、プリウスではイマイチ景観を損ねると思います。そう思った序に、フォトショップで加工して、クラウン・ビクトリアを貼り付けてみました。

どうでしょう?やはりアメリカの景色には、コレが無条件で似合います!!

不思議なもので、上のプリウスの写真のほうが、逆に合成に見えてしまう位です。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。