2代目 ポンティアック・ファイアーバード・トランザム
ポンティアック日本では、むしろトランザムという名前で知られているこの車の本当の名前は、ポンティアック・ファイアーバードで、トランザムは、その上級バージョンの事を指します
この世代で印象に残るのが、やはり、この黒にゴールドのボンネットのファイアーバードなのではないでしょうか?少なくとも、当時の日本に、こんな強烈なデザインは有りませんでしたし、しかも、この巨大さで、日本でも結構頻繁に目にしたものでした。
後に、この車が正規輸入されていなかったことを知りましたが、その割には、随分と見かけたものでした。日本でファイアーバードというよりも、むしろトランザムという名前が定着したのも、このモデルの印象によることは間違いないでしょう。
写真のイーグルノーズは、70年代の後半のものです。70年から12シーズンにも渡って生産されたこともあり、希少価値は有りませんし、この70年代後半というのは、排ガス規制で軒並みパワーダウンした上に、しかも品質的にも非常に低下していた時代ということもあり、この手の車は、後に余り大切に扱われること無く、ギャングご用達となったこともあり、こんなに綺麗に扱っているのは、大変に珍しいことです。
それにしても、サンタモニカの景色に、実に良く似合います。
ファイアーバードというと、アメリカの都市部で、しかも治安の悪い地域に踏み入れると、後ろから爆音と共に現れる・・・こんな印象のある車です。
どうしても柄の悪い印象の拭えない車なのですが、コレのオーナーは、50代?の裕福そうな方でした。
丁度写真をもう少し撮ろうかな・・・・と思っている時に、オーナーが来たので、さり気なく退散しました。
このタイプは、カマロの方を運転したことがありますが、ペタンと低いシートに座ると、高いダッシュボードが目の前に広がり、だだっ広い室内のほんの隅っこに申し訳ない様に座り・・・と、物凄く巨大な印象が有ったのですが、全幅は、1.86mと、思っていた程広くなかったりします。むしろ現行カマロの方が幅広なのです。
そんな車を4速マニュアルで、しかもエンジンはV8........良いか悪いかは別にして、他には無いアメリカならではの強烈な車であったのは確かです。
そして、これだけカマロと似ていながら、違う車であると、あくまでも言い張るだけの個性?が、確実に存在しています。
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