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2013 バンクーバー・オートショー

カナダ情勢
03 /31 2013
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入り口の一番近くは、ジープでした。


ココ、バンクーバーでは、毎年3月に、オートショーが開催されます。
例年は、天候の変化が激しいこの時期ですが、ここの所、晴れの日が続き、桜も咲いています。

さて、昨今、輸入車メーカーの撤退が著しい日本に比べると、一応カナダで販売されている全てのブランドが揃っている・・・という印象ですが、今日は土曜日というのに、随分とユッタリとしたものでした。イースター休暇と重なっているせいなのでしょうか?

とにかく色々な車を一度に見られる機会というのは、そう有る事では無く、とにかくデザインや室内を見比べる絶好のチャンスと言えるでしょう。

しかしアメリカ車を見ていると、どれも無駄に大きいだけで、車両感覚も掴み難く、その割りに室内も大して広くなく、後部座席では、天井に髪の毛が当たる・・・・まあ、コレは今に始まった事では無いのですが・・・・・。

結局、色々な車を弄り倒して、一番印象が良かったのが、北米型アコード・・・・何とも味気ない結果でした。
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2014 シボレー・インパラ


後は、アメ車では、前に記事にした、新型シボレー・インパラでしょうか?
デザイン的にも完成度は高く、室内空間も特に違和感無く、後部座席は物凄く広く、しかも広大なトランクがありました。兄弟のキャデラックXTSなんかよりも、実物でも、余程良く見えました。

面白い所で、シボレーのブースに2台のショーモデルが展示されており、どちらが好きか?というアンケートを取っていたことです。
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この2台なのですが、両方共、中身は空っぽだということです。若干黄色い方がリードしていましたが、コレは色によるところも大きいのではないでしょうか?例えば灰色の方が、もっと鮮やかな色だったら・・・・。

一般的にバンクーバーショーで、革新的なニューモデルが登場することはありませんし、出ている車も、既に情報を知っているものばかりです。

まあ、大型中古車展示場ではありませんが、大規模な見本市・・・・コレで15ドルなら、むしろ東京よりも遥かにユッタリ見られて、十分に価値が有る・・・・こんな印象です。
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想い出がいっぱい H2O

映画・音楽
03 /30 2013

この時期、もう一つ忘れることのできない日本の名曲といえば、コレでしょう。
現在は、中学校の音楽の教科書にも載っているそうですが、1983年の春に発売された曲でした。

作詞の阿木燿子といえば、山口百恵の歌の作詞で知られており、女性の視点ならではの瑞々しい感性、鈴木キサブローならではの優しく切なく繊細なメロディー、そしてH2Oの若々しく素朴なハーモニー・・・・・その3者が絶妙なバランスで重なり合っているのです。

爽やかで、切なく、そして暖かく・・・・・まるで日本のこの時期を象徴するかの様な歌です。

因みに、鈴木キサブローは、後に徳永英明の名曲「輝きながら・・・」を作曲しています。

80年代というと、当時はヒットの少ない不作の時代と言われたものですが、アイドル全盛の時代の中にあって、こうやって永遠に残るであろう、宝石の様な名作が少なからず存在しているのを忘れる訳にはいきません。

Youtubeで検索すると、比較的新しい時代の動画もありますが、やはりこの歌に関しては、H2Oが、アノ時代、アノ年代だからこそ歌えた・・・・そんな気がします。

そして、この歌のイメージが逆にH2Oの活動範囲を狭めたしまったというのも皮肉な話しですが、それ程印象が強かったということなのでしょう。

決して大ヒットしたという訳では無く、地道に長く支持されたのも、この曲の特徴で、現在は余り見られない現象かも知れません。

ICBCを即刻廃止せよ! 事故続報

カナダ情勢
03 /29 2013
以前の記事の続報です。

余りに不条理な判決に怒り心頭の友人ですが、弁護士の力を借り、法律と照らし合わせた上、保険会社にクレームを付けました。

結果は、やはり同じでした。


普通の国では、幾つもの保険会社があり、お互いに競争があります。例えば事故が起きた場合、私の保険会社は私を弁護し、相手をあらゆる角度から調査し、場合によっては裁判を行い、真実を突き止めるのが仕事です。

私の住んでいる、カナダのBC州では、保険会社が、政府機関による独占になっています。

例えば事故が起きた場合、私の保険会社も、相手の保険会社も同じなので、全て、一つの会社の中で処理されることになります。



その中は、正に密室の談合そのもので、真実や何かは一切調査の対象外です。
事故車の確認もしませんし、現場の確認もありません。たいていの場合が五分五分という事にして、双方の保険料を上げるという決着をするのです。
例えばプロが見れば、傷の形から、事故の方向は判るものなのですが、そんな事は証拠にさえならないのです。それどころか、証拠隠滅のために、できる限り迅速な修理をさせようとします。

そして、両方を悪くする為に、変な誘導質問を行い、本来責任の無い者にまで、責任を擦り付ける様な事が当たり前に行われているのです。

そんな事から、本来なら、保険会社にできるだけ詳しくあらゆる情報を提供するべきところを、騙されない為に、その辺を物凄く注意しなければいけません。

こんな政府機関が、免許から保険から、登録、売買と、車に関する全てを独占しているのが、BC州の実情なのです。政府機関がこんな感じですから、ドライバーが正直になる訳もありません。徹底的に嘘をついても、それに対するペナルティーも有りませんし、ブラックリストに載り、加入拒否される事もありません。

本来、事故を目撃したら、証人になる責任があるというものですが、そんな発想は更々ありません。

バンクーバーで車に乗るには、例え100ドルの車だとしても、年間2000ドル近い保険料が必要になるのです。
コレは10代の初心者の料金でなく、私の料金です。

ドライバーの教育すら出来ていないこんな腐敗した政府機関、既に全く機能不全に陥っているのは、誰の目にも明らかなのですが、一向に改まる様子はありません。

コレに比べると、日本は随分とマシなのではないでしょうか?

プリマス・ネオン

プリマス
03 /29 2013
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ネオンは、1993年に100万円を切る2リッターカー、ジャパニーズキラーと、日本のメディアが大々的に騒ぎ立てたクライスラーの小型車でした。

日本では、クライスラー・ネオンの名前で販売されましたが、北米では、ダッジとプリマスから販売されていました。

既にこの車も登場から20年近く経ち、元々品質が良くなかったこともあり、本当に見かけなくなったものです。しかも、プリマスとなると、余計に珍しい存在でもあります。

ところでこの車、この丸目ヘッドライトが大きな特徴となっていますが、その発売当時、雑誌で発売前のプロトタイプが掲載されていましたが、実は開発のかなり最終段階まで、通常の角型ヘッドライトであったのです。

見た目、同時代のカローラの様にも見えるのですが・・・・デザイン的には、そちらの方が、カッチリとして見えるものの、この丸目の方が、やはり個性的と言えば個性的です。
一応このデザインは成功だったと言えるのでしょうが、どちらにするか、最後までかなり迷った様なのです。

プリマスというブランドは、2000年に閉鎖されていますが、そのプリマスブランド最後の生産車が、次期モデルではありますが、プリマス・ネオンでした。

この車は、ニュージーランド時代、社用車として、顧客の車として、仕事で随分と乗った一台なのです。
一頃、会社の移転に伴い、社内で車検が行えない時期があり、このネオン(社用車)を車検場に持ち込んだことがありました。

丁度その日、会社で検査員の試験が有り、同僚がこれから実技試験を受ける・・・・という時に、そのネオンが車検場から帰って来たのです。

そして試験官曰く、「この車でテストをやる」と・・・・。

結果、車検場で合格したばかりの車だったのですが、今度は、それを落さざるを得なかったのです。

その試験官は、地域の車検を管轄している人物なので、その車検場にも話しが行き、大いに問題になりました。

サスペンションのブッシュが一箇所破損していたのですが、やはりそういった細かい部分が稚拙で、購入価格は安くても、維持費の高い車の典型でした。

当時のお客さんで、エンジンオイル漏れを放置して、エンジンが焼き付き、替わりのネオンを購入したものの、半年後、今度はミッションオイルの漏れを放置して、オートマを焼き付かせた・・・というツワモノも居ました。

OHCの2リッターエンジンに3速オートマ・・・当時の日本では、考えられない位古典的なメカでしたが、その割りに走りは活発で、高速を走っても、3速オートマで不自由を感じることはありませんでした。少なくともカローラよりは余程乗っていて楽しい車でしたが、その品質が残念な車でした。

なごり雪‘・・・かぐや姫

映画・音楽
03 /28 2013

日本ではこの時期、多くの人が新しい人生へ旅立つ季節ということになります。

進学、就職、転勤・・・人によって、様々な変化を体験する時期なのは確かです。
この時期になると、どうしても忘れる事ができないのが、この曲です。

かぐや姫の伊勢正三作詞、作曲で、元々かぐや姫のアルバムに収録されていた曲ですが、後にイルカの歌で大ヒットを飛ばすことになります。

汽車を待つ君、そして、その横で時計を気にしている僕・・・・たったコレだけの短い一節に、一体どれだけ多くの物語を秘めていることでしょう?

君というのは、彼女かも知れませんし、彼であっても良いでしょう。同性の友達であっても意味は通じることでしょう。
若しくは自分の娘・・・それは、聴く人それぞれが、自分の物語を当て嵌めれば、それで良いのです。

季節はずれの雪・・・コレは新しい人生への旅立ちを前に、そしてソレまでの楽しかった頃の象徴・・・・こう理解するのが一般的でしょう。

汽車を待ち、汽車が着き、そして走り去っていく・・・・この一瞬の出来事を、何と瑞々しく歌い上げていることでしょう?そして、誰もが自分の心に秘めた物語を当て嵌めて味わうことができるからこそ、この歌が世代を問わず、支持されているのでしょう。

当時、伊勢正三は若干22歳。そして、この情景には、彼の故郷、大分県の津久見駅があると言われており、現在、同駅の発車のリングとしても採用されているということです。

日本には四季が有り、それを尊ぶ文化が古くからあり、この曲は、短歌や俳句の時代から続く、その文化の集大成と言えるかも知れません。

短い詩の中で、一つ一つの言葉が、微妙なニュアンス、語感といった様々な要素を合わせて徹底的に練られているのでしょう。現在の音楽に決定的に欠けているのが、その部分だと思います。

残念ながら、これだけの繊細な感覚を持った作詞家は、現在居ない様です。

私が小学生の頃、今は亡き担任のI先生が、「詩は説明文じゃない」と仰ったのを思い出します。

一般的にはイルカのヒット曲として知られていますが、やはり作者の伊勢正三の素朴な歌い方の方が、この歌の持ち味を、より的確に表している様な気がします。

新型2014 キャデラックCTSのデザイン

カーデザイン スタジオ
03 /27 2013
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昨日、2014年、新型キャデラックCTSの写真が出回り、予定通り、早速記事にさせて頂きます。何故昨日でなかったか?というと、フォトショップの時間が必要だったからです。

先ず目に付くのが、悪夢の「アート&サイエンス」とやらから脱却しつつあることでしょうか?あのカクカク、バキバキの悪夢から既に10年、ようやく、その過ちに気が付いたのでしょうか?

全般的になだらかなラインになった新型・・・コレを見て、大抵の人は、メルセデスとBMWを足した様な印象を受けるのではないでしょうか?
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リア周りは、前作のXTSに雰囲気が似ており、現行モデルのカクカクに比べると、随分と洗練された様に見えます。

では、フロントは如何でしょうか?
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凄まじく大きなグリルに、その真ん中に、「これでもか!」という位に下品で自己顕示欲の塊の様な巨大なエンブレム・・・・。

そして、ヒラメ顔の様に、角に寄った申し訳程度にチョコンと取って付けた様なヘッドライト・・・・。

デザインを語る上で一番大事なのは、「ハーモニー」です。

正直コレを見た時、巨大なグリルとエンブレムばかりに目が行き、それ以上に視線の行き場が無いのです。
これだけ巨大なグリルを使うのなら、それ以外の場所にも、それなりのアクセントが必要なのですが、残念ながら、この車には、ソレが有りません。

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恒例の如く、フォトショップで少し弄ってみました。

先ずはバランスを取る為に、グリルとエンブレムを少し小さくし、ヘッドライトにインパクトを付けるべく、4灯ライトにしました。

そして、鼻の下がデレーと伸びた様な感じのバンパー下部にエアダクトを設けました。

それにしても、最近のデザイナーは、何故にこんな厚ぼったい顔が好きなのでしょうか?

ロールス・ロイスの様に、昔から厚い顔は有りますが、その場合、トータルでのバランスが必要なのですが、キャデラックには、ソレが全く有りません。タダ上下に間延びしただけなのです。

今回のは、上下の厚さ=バンパーの上下高にも手を加えています。コレは、レクサスLSでもやったことです。

やはりキャデラックのデザイナーは迷いに迷っているのでしょうか?
先日、久しぶりにシボレー・インパラが、かなり良い雰囲気であったのに比べると、明らかにレベルが低いですね。

GMは、キャデラックを国際戦略車として位置づけている様ですが、国際的というのは、何もBMWやレクサスを真似することじゃないのです。

BMWでもレクサスでもない、キャデラックならではの何かが無い限り、成功する事は絶対に有り得ません。
例えばヨーロッパでBMWの5シリーズを考えている人が、少し安いから・・・と言って、下取りも悪く、アフターサービスに不安のあるキャデラックCTSを買う訳が無いのです。

BMWに無くて、キャデラックに有ったもの・・・それは、上品でユッタリとした身のこなし、ソフトで快適な、高級ホテルのラウンジの様な室内空間なのですが、今のキャデラックにソレは有りません。

レクサスがどう頑張っても手に入れる事の出来ない、110年の歴史から来る味わいをアッサリと捨て去って、BMWの出来損ない、レクサスの出来損ないに成り下がっているのです。

まあ、今の時代、私も含め、キャデラックという名前に何か特別なものを感じる世代は、時代遅れということなのでしょう・・・。

対馬はわが領土」韓国地方議会、返還要求決議案を採択

ニュース
03 /26 2013
韓国京畿道の議政府市議会は20日の臨時会議で、対馬の韓国領有を主張し、韓国政府に対馬の返還に向けた対応を求める決議案を採択した。22日に明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

決議案では、「対馬は地理的な位置、歴史的な事実、科学的な根拠から韓国の領土であることは明らか」と主張。「韓国政府はこのことについて正式に議論し、国連や国際社会に認識させて領有権の確保に向けて努力する必要がある」と訴えた。

議政府市議会は国会に対し、対馬の領有権について扱う特別委員会を設置するよう求めた。竹島(韓国名・独島)の韓国領有も訴えており、日本政府には竹島の領有権主張撤回と対馬の即時返還を求めた。

同市議会は決議案を韓国大統領、国会議長、外交通商省長官、駐韓日本大使館などに送る予定という。同市のカン・セチャン議員は、「対馬はわが国の領土であり、議政府市議会は(日本の)歴史わい曲と領土主権の侵害、挑発行為に市民と共に対抗していく」と話した。(編集担当:新川悠)

仮にそうだとしたら、何故対馬では、日本語が話されているのでしょうか?

何時の時代に朝鮮の領土だったのでしょうか?地理的に・・・近ければ何でも領土ですか?

歴史的事実・・・何か一つでも、それを聞いてみたいものです。

こんないい加減な主張を平然とするのが、韓国という国なのです。

己の墓穴を掘る様な発言は、慎むべきです。

 ローバーのその後 Roewe 750

イギリス車
03 /23 2013
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2005年、MGローバー社の破綻で、ローバーの歴史に終止符が打たれました。
2000年にBMWがローバーを手放した際、ランドローバーはフォードの手に渡っており、MGローバー社は、ローバー及びMGブランドの乗用車のみの販売を行っていましたが、ソレも行き詰まり、破綻してしまいました。

その後、ランドローバーは、ジャガーと同じく、インドのタタ自動車に売却されており、ローバーは、中国の上海汽車に一部の知的所有権が売却されました。

そして、現在もローバー最後の新型車、ローバー75をベースにした車が、上海汽車から発売されています。

ヨーロッパでは、パーソナルカーであったこの車も、中国では、ハイヤー的な使い方を重視して、ホイールベースが10センチ程拡大されている様です。

そして、ローバーという名前は使えず、Roeweと名乗っています。コレは、中国人がRoverを発音した時の音に近いということです。ローバーのブランド自体は、ランドローバー、ジャガー、ディムラーと共に、タタ自動車が保有しているということです。
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このロゴマーク・・・・ローバーのソレをベースにしているのは明らかですが、何と下品な・・・。やはりイギリス人は、微妙なカーブ、色使いが上手ですね。中国のソレは、ギラギラの金にギラギラの赤・・・。

そして、このフロントマスク・・・・中国人にとってローバーは古臭い・・・だからと言って近代化させたのでしょうか?折角のデザインが、コレでは台無しです。
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ローバー75 このデザインは、流石にイギリスならではのものです。


2006年当事、ニュージーランドのローバーディーラーに話しを聞きに行ったことがあります。当時は、まだ前年の在庫及び中古車を売って居ましたが、中国製ローバーを輸入する予定だということでした。

曰く、恐らくイギリス製よりは品質が良いだろう・・・・と・・・・。
結局同ディーラーは、その後、用地を高速道路建設のために売却し、閉鎖されてしまい、この話しは立ち消えになってしまいました。

そして、そこのメカニックの一人が、私の働いていたスバルに入社し、当事扱い始めたキアの担当者となり、ローバー75と同じローバーKV6エンジンの搭載された、キア・カーニバル等に腕を振るっていました。

尚、上海汽車は、MGのブランドを所有しており、一部海外にMGブランドで輸出しているとのことです。

覆面パトカー・・・・フォード・トーラス

フォード
03 /22 2013
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今日、黒いフォード、トーラスが停まっているのを見かけました。

よく見ると、フロントに巨大なバンパーが・・・・コレは紛れも無く、ポリスカーのソレです。
近寄って見ると、ポリスカーならではの装備が満載でした。

燃料はフレックスフューエルで、しかも4WDという、かなりの上級車種となっていました。

フレックスフューエルとは、ガソリンの他にもエタノールの様な燃料を混ぜて使用することが出来、より経済的で環境に良い・・・・・という話しなのですが、食べ物燃やすソレの何処が経済的なんだか???という疑問も付いて回ります。

事実、2008年夏にガソリン価格が高騰した時、同時にエタノールの原料となるトウモロコシの価格も高騰したのです。

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後ろには、クラウン・ビクトリアが停まっていました。この現行トーラスは、元々フォード500と呼ばれ、このクラウン・ビクトリアと、従来のトーラスを統合する形で登場し、サイズ的にも、両者の中間になります。

ところが、全く新しい(古い)名前をいきなり持って来ても、単に顧客を混乱させただけで、しかも、初代500の余りに無個性なデザインも災いし、サッパリ人気が出ませんでした。

現行のトーラスは、デザイン的にはマシになったものの・・・相変わらず人気はサッパリで、かつては、トーラスといえば、レンタカーの定番だったものですが、その需要さえ無い様です。

かつては、乗用車の人気ナンバー1で、年間40万台も販売したトーラスですが、昨年は、僅か66,066台と、もはや往年の面影すら有りません。

一通り観察していた所、持ち主が戻って来たので、質問しましたが、この手は数台導入しただけで、クラウン・ビクトリアの代替えという訳では無いということでした。

こうやって比べて見ると、本当にプロポーションが全く違いますね・・・。

サイズ的には小さいトーラスの方が背が高く、グリーンハウスが大きくなっており、明らかに合理的な設計になっているものの・・・・やはり大らかなクラウン・ビクトリアのソレも、風情が有って良いですね。



アリス再始動! リスク覚悟の新アルバム 谷村新司「60歳超えたから」

映画・音楽
03 /22 2013
還暦を過ぎたベテランのフォーク3人組、アリスが本格的に活動を再開した。まずは26年ぶりにオリジナル・アルバム「ALICE XI」を4月10日にリリース。続いて5月5日からは47都道府県をまわる60本近くのコンサート・ツアーが始まる。

かつて一世を風靡したバンドの再結成や再活動が流行っているが、そのほとんどはイベントやコンサートは行うものの、オリジナルアルバムを作るのではなくて、ベスト盤やシングルでお茶を濁すのが大半だ。アリスはあえてニューアルバムを作るというチャレンジに出た。なぜか?

谷村新司(64)は言う。

「今、アルバムを出しますって言うと、みんなベスト盤だと暗黙のうちに思っているみたいで、『えっ?』って驚かれる時代になってますよね。でも、60歳を超えた今だからできるメッセージってあると思うんです」

堀内孝雄(63)も、「今回は60歳を超えましたし、久しぶりに初心に戻ろうってことで、まっさらな気持ちで作りました」と話す。

そして、矢沢透(64)は、「基本的にチンペイ(谷村)さんと話し合ったのは、人間愛だったり、親子愛だったり、全て愛がテーマっていうのが根底にあるんです」と中身に触れた。

新曲を作り、オリジナルアルバムを作るということは精神的にも物理的にも負担が大きい。しかも、かつてのヒット曲は待ち望まれてはいるが、新曲は喜んで受け入れられるとはかぎらない。それ相当のリスクがあるということだが、3人は愛というテーマを共通認識にして、曲を作り上げたのだ。そんなアリスのコンビネーションは「今までで最高だ」と谷村は言う。

「キンちゃん(矢沢)の場合はメロディーを先に作ってくれて、それに僕が詞をはめていくという作り方。一方、ベーヤン(堀内)は先に僕が詞を渡して、それにベーヤンがメロディーをつけていく。だから、それぞれやり方があるんですが、それが今回はひじょうにスムーズにいったんです」

一方、コンサートツアーの方は、懐かしいアリスと今のアリスの両方見ることができる。5月から3人はアリス一色になるが、その前に谷村は4月5日、6日の2日間、東京・国立劇場大劇場で、伝説の青山劇場公演から10年ぶりとなるリサイタルを開催する。〈アリスの時代〉が再びやって来そうである。 (音楽評論家・富澤一誠)




21世紀に入ってからでしょうか?かつての人気バンドの再結成が行われる様になったのは・・・。

それは、かつて若者であったファンが、企画する側に回った、アーティスト達がある程度の年代に達した、そして世間にはびこる懐古趣味・・・・様々な理由が有ると思いますが、正直私は余り好きではありません。

彼らが若い頃のヒット曲を、やたらコブシを回し、スローテンポで回りくどい歌い方をするパターンが多いからです。

仮に現在の方が歌唱力という技術面で向上しているにしても、ヒットした当時の持ち味とは明らかに違うことが多いのです。

谷村新司というと、ある程度以上の年齢で、関西で青春時代を過ごした者にとっては、ラジオのDJとして忘れる事の出来ない存在でしょう。

インターネットも何も無い当時、ラジオの深夜番組というのは、中高生の重要な娯楽の一つでした。そんな中で、谷村氏の味わいのあるトークで、ギャクあり、下ネタあり、レトロあり、人生論あり・・・思春期の私にとって、大人の世界を垣間見る、そして、時に笑い、時にしみじみと考えさせられ・・・かける音楽も、当時のヒット曲ばかりでなく、谷村氏の青春時代のものも多く、若者を未知の世界に誘う・・・・そんな番組だったのです。

やがて、大人気の中でその番組も終了し、谷村氏も一切のラジオ番組から姿を消しました。
後任の番組は、単にバカなだけで何も内容の無いものに聞え、私もラジオから遠ざかるようになりました。

その後上京し、慣れない事ばかりの都会での生活に疲れていた頃、久々に懐かしい顔をテレビで目にしました。
それも聞き慣れたかつてのヒット曲では無く、全くの新曲だったのです。

かつて、大人の世界を垣間見る思いで聴いたアリスの歌でしたが、都会生活に疲れ切っていた私の心情を代弁している様な・・・そんな親近感がありました。今度は、私がその歌に少し近付いた・・・とでも言いましょうか?

その時発売されたアルバム「アリスX」も、全て新曲というものでした。

あれから25年、彼らも60代になり、どんな歌を聴かせてくれるのか、楽しみです。



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アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。