最終型ビュイック・ルセーバー

ビュイック
02 /02 2014
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写真は、2000年モデルとして登場した、最終型のビュイック・ルセーバーです。

この手のシャシーは、キャデラック・セビルとの兄弟関係にあるもので、それまで、セビルはKボディー、兄貴分のパークアベニューのCボディー、その縮小版のルセーバーがHボディーと分かれていたものが、全て統合されたことになります。

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この車が登場した時、正直先代に比べ、妙に薄らデカくなり、明らかにデザイン的に退化したのが残念に思えたものでした。

先代でも十分過ぎる位に広かったのに、一体何故に…と思い、サイズを確認してみたら、驚く事に、先代と殆ど変わっていませんでした!

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コチラが先代です。新型の方が若干背が高くなっているのですが、それにしても、明らかに先代よりも巨大に、そして肥大化して見えるのは、一体何なのでしょう?

この車は97年、一足先に登場したパークアベニューの縮小版と言えるものです。先代では、両者ホイールベースが同一であったのに対して、この世代では、40mm程差があります。

全長の差が180mmであることを考えると、やはり、その延長分の大部分は、リア・オーバーハング、そしてCピラー周辺に取っている様です。

同時代のホンダ・アコードの出来が素晴らしかったことは、既に述べましたが、お陰で、本来のライバルであるビュイック・センチュリー等、中型車の市場を軒並み奪うだけに留まらず、本来ならひとクラス上の、このクラスにまで壊滅的なダメージを与えてしまった様です。

アコードという車は、元々クラスレスの魅力が有り、それまでアメリカにあった階級社会…例えばシボレーよりもポンティアック、そしてオールズ…というアレを破壊した最初の例と言われています。

同価格のシボレーのオーナーよりも、平均収入が高いという統計があり、高級ホテルに乗り付けても恥ずかしくない…それが、アメ車並みの風格を手にしたら…ということだったのです。

今日、この一つ前のルセーバーは、比較的見かけるのですが、この手は、本当に見かけないですね…。

2006年には、伝統ある名前もリストラに遭い、ルサーンという名前に変更され、更にパークアベニューと、ルセーバーを統合しました。

V8エンジンを用意する等、それなりに頑張ったものの、原油の高騰、リーマンショックの影響もあり、大した実績も残せず、既に生産中止になっており、その後継車は発売されていません。

GMが経営破たんした時、ビュイックのブランドを残した最大の理由は、中国という市場が有ったからだと言われています。昨今、アメリカよりも、むしろ中国の方がビュイックの販売台数が多いということで、現在でもパークアベニューの名前が残っていますが、ソレは、オーストラリアのホールデン・コモドアの兄弟車です。

因みに、上の写真の車は、私の家の近所で撮影したものですが、オーナーは中国系の様で、アチラでは、今でも特別な存在として扱われている様です。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。