リンカーン・コンチネンタル・・・老夫婦の買い替え
リンカーン写真は、ウチの近所の老夫婦の所有していた最終型のリンカーン・コンチネンタルです。
此方では、年配の方が日本の様に頻繁に出歩くことは、多くありません。
街全体が若者向けに出来ていて、特に年配の方が楽しめるものが限られているというのもあるでしょうし、現在は変わってきたとはいえ、何処に行くのも車…という文化は、やはり年齢と共に出不精になり勝ちです。
事実、「外出は医者とパブとスーパーのみ」という人も多く、半年の走行距離が1000キロにも満たない方も、少なくありません。
写真の車のオーナーは、80代かと思いますが、正直、いつも同じ所にこの車は駐車してあり、殆ど動いていない様に見えました。
それが先日、この家の何時もこのコンチネンタルの駐車してある場所に、新しい車が停まっていました!
その名は…ニッサン・リーフ…。
旧世代の生き残りとも言えるリンカーン・コンチネンタルから、ニッサン・リーフ…非常に面白い買い替えだと思いました。
既に、この手の車を好んで乗っていた世代は80代を超えていますし、この手の車…とにかく中古市場で嫌われるので、特にこのコンチネンタルは、元々余り人気がなかったこともあり、どんどん姿を消しています。
この手は、98年~2002年まで生産された最終型ですが、それでも、既に15年以上が経過しています。
元々整備性が良く無い上に、耐久性も低く、中古市場での人気が無く、改造のベースとしても不人気…となると、こういう老夫婦が手放すことで、その生涯を終える車も多いことでしょう。
この手に拘って乗っていたのか、それとも新車で購入したものを、単に壊れるまで乗っていたのかは定かではありませんが、この手の最も日本車を嫌いそうな方々までもが日本車の、しかも電気自動車のリーフに…感慨深いものがありました。
まあ、あの年代で新車のリーフをポンと買う辺りからして、それなりに裕福なのは間違いありません。
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