キューバ政策転換 トランプ氏「制裁強化」表明
無題【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は16日、南部フロリダ州マイアミで演説し、オバマ前政権の対キューバ制裁緩和策の転換を表明した。キューバのカストロ政権を「60年近く国を支配し、何万もの自国民を殺害してきた」と強く非難。「前政権が結んだ一方的な取引を中止する」と述べ、渡航や企業取引の制限を強化する方針を示した。2015年にハバナに再開した大使館は維持し、外交関係は保つとしている。
新たな政策では、緩和方向にあった米国民のキューバ渡航を制限。キューバ軍や情報機関が関係する企業との取引も規制する。トランプ氏は、亡命キューバ人の多く住むマイアミでの演説で「カストロ政権が北朝鮮に武器を供給し、ベネズエラの政情不安を助長した。ハイジャック犯やテロリストをかくまっている」などと批判。政策転換は「軍政への資金を断ち、国民に資するものだ」と強調した。
トランプ氏は「キューバ政府がすべての政治犯を釈放し、民主的な選挙を実施するまで制裁は解除しない」とも宣言。キューバ政府の反発は避けられず、オバマ前政権で進んだ両国関係の改善は停滞が予想される。
これを聞いてキューバの人は残念がるかも知れませんが、私は寧ろ歓迎していたりします。
キューバの現状、そして、その地理的状況を考えれば、アメリカ資本というのは、麻薬と同等な位に危険な存在なのです。
あれだけ物資が乏しく、しかも収入の乏しい国に、豊富なアメリカ資本が入ったら...それこそ今あるキューバの経済全てが破綻します。
アメリカ資本を導入して、綺麗で豊かでアメリカナイズされた高価なキューバ...
そんなんだったら、普通にハワイに行った方が良いです。
観光位しか目ぼしい産業のないキューバですが、そこに観光客が求めているのは、住民が好むと好まざると、クラシックカーであり、旧市街であり、アメリカナイズされていない独特な文化なのです。
このニュースも、トランプ批判という口調が目に付きますが、寧ろ彼は、この辺りを理解しているからこそ、下手に深入りしたくないというスタンスなのかも知れません。
まあ、口が悪いのは確かですけど、政治問題というのは建前で、寧ろ本音はコッチだと、私は見ているのですが、如何でしょうか?
私も今の様なキューバなら、もう一度行きたいですが、新車が走り回って、マックやスタバのあるキューバなんて...というのは、観光客のエゴでもあるのですが...。
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