fc2ブログ

オリンパス OM-D E-M10 Mark Ⅱ 購入!

写真・カメラ
10 /23 2017
イメージ 1
先日、オリンパス OM-D E-M10 markⅡのダブルズームキットを購入しました。
今までオリンパスE-M10を使っていたんですが、正直マークⅡへの切り替えは考えていませんでした。
このモデルは、マイナーチェンジといった感じで、画質に差は無いことと思います。スペック的にも若干改良されたといった感じで、決定的な差は見られません。
何故買ったのか?というと、E-M10が変な異音を発生し始めたからなのです。今の所、特に動作に問題無いものの、異音がするということは、やはり何処かに異常が有るということです。
例えば旅行中なんかに急なトラブルに見舞われる可能性だって否定できません。
手ぶれ補正ユニットからの異音なので、修理が安いわけはありません。だったら、安くなっているダブルズームキットを購入し、セットのレンズを2本売ってしまえば、修理代と同じくらいの価格でボディーが手に入る…という計算から、購入に至ったのです。
前置きは長くなりましたが…先ずは手に取った最初の感触ですが…
手触り

ボディー上下のカバーの処理が、旧型の半光沢とは違い、ザラザラしたものになっています。正直この肌触りに関しては、旧型の方がより高級感が有ると思います。
ホールディング
前のグリップが斜めになりましたが、意外とコレの効果が大きく、旧型では、マウントの出っ張りに指が当たっていたのですが、ソレが解消されました。
ただ、前後ともグリップのラバーが固くなり、何となく旧型よりも安っぽい肌触りになりました。
新機能
手ぶれ補正が3軸 →5軸になり、若干利き目が向上。大体1/2程度のスローシャッターでも、手持ちで何とかなる位です。
AFターゲットパッド… ファインダーを覗きながらAFのの測距枠を移動するのは、従来の十字キーで選ぶのは、容易なことではありません。
ファインダーを除きながら、モニターのタッチスクリーンで選ぶというのは、大変に画期的なシステムです。
デジタルシフト… 四角いモノを撮る時等に便利そうです。フィルム時代は、シフトレンズの様な特殊なレンズを使うか、大型カメラが必用であった機能ですが、デジタルだからこそ、手軽に使える機能です。コレについては、購入するまで、存在を知りませんでした。
高感度ISO12800 → 25600
恐らく高感度も若干向上しているということでしょうか?
ボタン類
感触も、何となくペコペコしていて、コチラも旧型の方が上です。ファンクションボタンが一つ増えたのは、良かったですね。
私の場合、Fn1をHDR、Fn2をISO/WB、Fn3をデジタルテレコンに振り当てました。
更に、動画のスタートボタンも、通常撮影時はファンクションボタンとして使え、コチラは電子シフトに設定しています。
十字キーは、旧型よりも操作しやすい形状になりました。
操作性
右側のダブルダイヤルが、径が小さくなった分、回しやすくなりました。よく、径が大きい方が回しやすい様に思われますが、実際は小さい方が、指の移動が小さくて済むのです。
古い話ですが、巻き上げノブがスリムなバルナック型ライカと、大きな巻き上げノブの付いたコンタックス…大きい方が使い易いか?と思ったら、実際には、スリムなライカの方が使い易いのと同じことです。
ただ、左側に移動した電源スイッチは、理解不能です。操作角も90度と大きい上に、場所も最悪…結構評判悪かったと思うのですが、シッカリとMk3にも継承されていますし、E-M1系、E-M5マーク2も同様です。
コレは、オリンパスOM1の雰囲気をモチーフにしているのでしょうか?しかしOM1の時代は、露出計専用であり、朝スイッチをオンにして、夜オフにする…といった程度で良かったのですから、その時代のソレが現在に即さないのは当然でしょう。
更に、再生ボタンが従来の親指の位置から、下に移ったのは理解不能です。
メニューでは、前回操作した箇所を記憶しておける様になったのは良いですね…というか、ソレが無かったE-M10には驚いたものでした。
AF
AFの機能も、特に改良された様にも思えませんが、ファインダーを覗きながら、モニターのタッチスクリーンで測距枠を移動できるAFターゲットパッドは物凄く良いですね。コレはE-M5マーク2にも無い昨日で、実は私がE-M5マーク2を避けているのは、コレも理由なのです!
今回一番期待度の高かった機能は、実はこのAFターゲットパッドだったのです。E-M10も81箇所もの測距枠があり、そこから適切な位置を十字キーで選ぶというのは結構煩わしいもので、コレは是非欲しい機能だったのです。
EVF、モニター
EVFも、明らかにE-M10よりは見やすくクリアな画像になっています。ただ、画素数が増えたせいか、蛍光灯下では、フリッカー現象が起こりやすい様で、AF作動時にファインダー像がチラチラします。コレはE-M10では無かったことですね。
モニターは、バリアングルでなく、ティルト式なのが良いですね。確かにあらゆる角度に出来るバリアングルは、ある意味便利なんですが、どうしても素早い設定がやり難く、スナップがほとんどの私にとっては、このティルト式の方が遥かに使い易いのです。
EVFと同じく、蛍光灯下ではチラツキが発生します。
付属品
バッテリーと充電器はE-M10と同じです。
付属のストラップは、より良いデザインになりましたが、滑り止めが省略されたのは如何なものでしょうか?旧型では滑り止めが付いていたものの、正直、ナイロンのジャケットを着た時に滑りやすく危険だったのですが、ソレよりも退化するとは…。
アクセサリー
今時、カメラのアクセサリーなんか、ほとんど必用だとは思わないのですが、唯一純正グリップECG-3だけは買っておきたいと思いました。
しかし、コレが既に生産中止で在庫なし!E-M10用のECG-1は、まだ在庫が有るにも関わらず…。
微妙に寸法差があり、共用することが出来ないのですが、あの程度の差で互換性が無いというのは、些かお粗末な気がします。
購入時に比較した機種
当機種を購入する前、徹底的に比較したのが、パナソニックGX7マーク2でした。
コチラは本来、E-M10マーク2よりも高価な機種だったのですが、現在、ほぼ同価格で買える様になっています。
だったら、より高い、よりスペックが上のGX7マーク2の方が興味は有ったのですが…事実、私の持っているレンズは1本の除き、全てパナソニックであること、UIがパナソニックの方が遥かに優れていることを考えると…。
ただ、実際に操作してみると、EVFの出来が余りに酷いので、購入を見送ったのです。視度補正がどうにも上手く合わず、近距離じと遠距離時で視度補正の調節が必要であったり、全体的にボヤケて見えて、ピントが本当に合っているか確認できなかったからなのです。
そして、E-M10マーク2のダブルズームキットを60,100円という価格で入手できる様になったので、思わず飛びついたのです。
GX7マーク2の長所は、4Kが使えること、空間認識AF、暗所でのAF性能、UIの良さ、パナソニックレンズとの相性…といった辺りが挙げられます。
反面、E-M10マーク2の長所は、ファインダーの見え方、ソニー製センサーの高感度性能、X同調の速さ、バッテリーの持ちの良さ…といった辺りが挙げられます。
最後に
私がE-M10を買ったのが2年前、マーク2が発表される直前のことでした。最初にE-M10を見た時の感想は、UIが酷いというもので、一度見送ろうとしたところが、手頃な価格で見つかり、購入に踏み切ったものでした。
まあ、結局ソレが2年しか持たなかった訳なのですが…4万数千ショットというのは、デジタルとしては決して多い数字とも思えないものですが…。
かと言って、GX7マーク2のファインダーは許せない、そして、パナソニックのサービスにも不信感が有る…といった辺りも、再びオリンパスを選んだ理由でした。
レンズは既に持っているので、両方とも売却すれば、実質2万円程度でボディーを購入した計算になります。
現在、既に新型のマーク3が発売されています。コチラは4Kを導入しましたが、反面、今まであった機能が省略されていたりする辺りからも、寧ろ本機の方が、私には合いそうです。
因みに、写真の経験の長い私が、敢えてより高機能のE-M5マーク2でなく、E-M10系を選ぶ理由は
1. フラッシュの内蔵
2.AFターゲットパッド
3.軽量コンパクト
4.ティルト式モニター
5.価格差の割に、画質に決定的な差が無いこと
こんな所です。特に旅行で一日20キロも歩いたりする私には、E-M5系の防塵防滴よりも、軽量であることの方が有り難いのです。
スポンサーサイト



キヤノン「サービスセンター新宿」営業終了のお知らせ

写真・カメラ
10 /22 2017

「サービスセンター新宿」営業終了のお知らせ

情報掲載日:2017年10月17日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

平素よりキヤノン製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
このたび、2017年12月26日(火)をもちまして、「サービスセンター新宿」の営業を終了させていただくことになりました。これまで当サービスセンターをご愛顧いただいておりましたお客様に厚く御礼申し上げますと共に、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
今後の修理のご依頼につきましては、自宅に居ながら修理申込みができる『らくらく修理便(引取修理サービス)』をご利用願います。『らくらく修理便』は、お客さまのご指定日時にキヤノン指定宅配便業者(ヤマト運輸)が修理品のお引取りにお伺いし、修理完了後はお客さま宅までお届けするサービスです。
なお、2018年1月に品川の「キヤノンプラザ S」内に修理・メンテナンス受付コーナーを開設予定です。これからも、お客様へのより一層のサービス向上に努めて参りますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
  • 詳細は決定次第弊社ホームページ等でご案内致します。

営業終了までのスケジュール

修理受付業務終了
2017年12月 8日(金)
営業終了
2017年12月26日(火)
  • 年末はメンテナンス・修理が大変混雑し、完了までにお時間をいただく場合がございますので、お早めにご依頼ください。

キヤノンの新宿サービスセンターが営業終了する…ということです。
私が初めて新宿サービスセンターを訪れたのは1985年のことでした。関西の田舎から出てきた私にとって、製品を自由に触れられるのが、大変に新鮮な驚きでした。
何時も同じメンバーの男性が何人も受付で待機していて、皆商品知識からカメラの構造に対して熟知している、正にベテラン勢が揃っていました。
そして細かい修理や調整なら、待っている間に行ってくれましたし、修理に出すにしても、電話や書面ではなく、現物を確認してもらった上で修理して貰うというのは、細かいニュアンスを伝える上で、やはり有り難いものでした。
90年代に入ってからでしょうか?そこにプリンター等、カメラ以外の展示が増えると同時に、客層も明らかに変わってきました。
同時に窓口が混み合う様になり、番号札の配布も始まりました。
私が最後にそこを訪れたのは、95年だったと思います。
同年、御手洗冨士夫氏が社長に就任すると、キヤノンは旧来のFDシステムを始めとして様々な切り捨てを行う中、新宿サービスセンターも、従来の住友三角ビルから現在の三井ビルに移転しました。
新しい場所は、非常に明るく近代的で洒落た雰囲気であると同時に、コンピューター関係のディスプレイが目立ち、もはやキヤノンという会社が、カメラメーカーでないことを印象づけました。
受付のスタッフも見たことのない若い方々で、カメラのことも何も知らない様でした。あのベテラン勢は、一体何処に行ったのでしょうか?
そして、その辺りから私も新宿サービスセンターから足が遠のいた訳ですが…。私にとって、キヤノンのサービスセンターとは、イコールあの方々だったのです。
私は現在、キヤノンの製品を全く使っていません。御手洗体制以降の余りにも露骨に商業主義化した体質が鼻につくからなのですが、そんな中では、新宿の様な一等地にサービスセンターを構える事すら無駄…という事なのでしょうか?
既に幕張からも撤退し、札幌、福岡からも撤退するという話になっています。
アップルがアチコチにアップルストアを展開しているのとは、正に逆のような展開は、正直寂しいものですね…。
まあ、キヤノン製品を全く使わない私としては、全く関係ない話ですけど…。

大分 北川木工所の思い出4

日本の話
10 /19 2017
イメージ 3
リンゴ…やはりコレが定番中の定番です。

イメージ 4
富士…麓に一段段差があり、しかも下が角ばったタイプで「一段角富士」と注文します。

イメージ 5
エベレスト…下記の持ち方をすると、少し手が痛いのが玉にキズ…。

イメージ 6
鬼山火山…回すと、独特なウナリ音がする…なんて言ったものです…。

この辺りが定番ですね…。


先日、静岡の「くりものや」さんから前回の大分、北川木工所の記事にコメントを頂き、氏の祖父が、似たようなコマを作っていたという話を聞かせて頂きました。

くりものやさんのブログ>>

そちらのブログには、その復刻第一号のコマを回すシーンが動画で投稿されていましたが、一つ決定的に異なる部分を見つけました!

ソレは、コマの投げ方なのです。

一般にコマを回す時は、コマを平らに持ち、横に投げる…まあ、一般的にソレが一番理論的な投げ方なんでしょうが…大分のソレは、横投げでも回らなくは無いのですが、正直勢いがないのです。

この手のコマをちゃんと回すには、上から叩きつけてやらないと駄目なのです。

イメージ 1

下半分をミイラの様に紐(エンナと呼びます)を巻きつけ、写真のような持ち方で、垂直に上から叩きつけるのです!

この持ち方は、九州の一部だけなのでしょうか?他の地方では見たことありませんし、本州で見られる普通のコマをこうやっても、全く回りません。

北川のコマは、普通の横投げでも、まあある程度は回るんですが・・・。

イメージ 2

九州で一般的な「ぼうずゴマ」は、大分でも売られていましたが、コチラは、横投げだと全く回らなかったですね。

本州の人とコマで遊ぶと、やはりこの回し方が独特で注目を浴びたものですが、同時に、本州のコマは、鉄の輪っかが取り付けてあり、九州のコマよりも回転力が強く、苦戦を強いられたものでした。

やはりこのコマを楽しむには、同型のコマ同士の方が楽しかったですね。

北川木工所の閉鎖とともに、コマの回し方、そして喧嘩ゴマの歌…こういった付随する文化まで衰退してしまったのは、残念なことですが、先に紹介した、くりものやさんの復刻は、大変に嬉しい話しですね!


新型「スーパーカブ」11月発売 生産拠点は中国から日本へ ホンダ

ホンダ
10 /19 2017
イメージ 1

熊本製作所で生産
 ホンダは2017年10月19日(木)、オートバイの「スーパーカブ」シリーズ4種類をモデルチェンジし、生産拠点を中国から日本の熊本製作所に移管したうえで、11月10日(金)に発売すると発表しました。

「スーパーカブ50」「スーパーカブ110」は、高効率の空冷・4ストローク・単気筒エンジンを搭載。外観はレッグシールドからリアフェンダーにつながる滑らかな曲面で構成されたデザインに一新されます。また、ボディーの両サイドに取り外し可能なサイドカバーが採用されたほか、丸形ヘッドライトにLEDを採用したことで、コンパクトなハンドルまわりが実現しています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)は「スーパーカブ50」が23万2200円、「スーパーカブ110」が27万5400円です。
ビジネスモデルの「スーパーカブ50プロ」「スーパーカブ110プロ」は小径14インチタイヤの採用や、大型のフロントバスケット、リアキャリアを標準装備するなど、さまざまな業務用途に対応。メーカー希望小売価格(消費税込み)は「スーパーカブ50プロ」が25万3800円、「スーパーカブ110プロ」が29万7000円です。

ホンダは、国内の販売台数を、シリーズ合計年間2万200台で計画しています。

「スーパーカブ」シリーズは、1958(昭和33)年8月に登場。初代モデル「スーパーカブC100」以来、低燃費や耐久性などが支持されているロングセラーモデルです。シリーズの生産台数は、オートバイとしては世界で初めて累計1億台を突破しています。

古いモデルが軒並み生産中止となっている国内バイク業界の置かれた現状で、久々に嬉しいニュースですね…。

かつては日本の原風景とも思えたスーパーカブ…久々に帰国している私の目には、随分とその姿が減った様に見えるのです。

中国製になってから、品質に対する評判は芳しいものでなく、以前はスーパーカブを使っていた業界も、離れつつあったと聞いています。

更に排ガス規制の強化の流れで、古いエンジンが軒並み生産中止となっていく今日、ニューモデルが出るというのは、大変に嬉しいことですし、ホンダの良心だと私は思います。

しかし、同時に駐車の取り締まりの厳格化から、オートバイという乗り物が、実用車としての価値を失っているのも、また看過できない事実なのですが…。

寧ろこの手のバイクの主要マーケットは、日本ではないのかも知れません。

日本の銀行…東京三菱UFJ編

日本の話
10 /10 2017
現在帰国していますが、以前もこのブログで書きましたが、日本で必ず感じるのが、銀行のレベルの低さですね。

残高照明を取ろうとしたのですが、手書きの書類に銀行印が必用で、しかも、費用が750円も掛かるというじゃないですか!

カナダでも、ニュージーランドでも、銀行残高照明なんか無料ですし、カードを提出して、幾つかの個人情報の質問に答えれば、即出てきます。

こんな程度の書類に45分も掛かるなんて、30年前と全く変わらないんですね…。
あっ、30年前なら、手書きの書類で一週間くらいかかったかも知れませんね。

ソレよりマシになった???

相変わらず何処に行っても手書きの書類に捺印…文化も結構ですが、こんな辺りが日本のIT化を大きく阻害している気がしてなりません。

日本に帰ってきて思うのが、兎に角字が下手になっていることです。それだけ手書きの書類というモノが無いからなのですが、ソレに比べて日本は、役所から何から本当に手書きの書類に捺印というものが多いですね。

判子こそ、今の技術を持ってすれば、簡単に捏造出来ると思うんですが?

本来預金者に払うべき利子も払わず、大儲けしておきながら、取る所はキッチリと取る…凄まじい悪徳業者ですね!

モニターに様々な利率が表示されていましたが、皆凄まじく低いですね。
長々と待たされ、書類を受け取った頃には、すでに閉店。

こんなクソみたいな銀行が、国内トップで居られるという事実…この病根は深いですね…。

トヨタが新型センチュリー公開! 最高級セダンを21年ぶりに全面刷新、V12エンジンは廃止へ

日本車
10 /06 2017
トヨタは同社の最高級セダン「センチュリー」を21年ぶりにフルモデルチェンジし、3代目となる新型センチュリーを初公開した。

>>新型センチュリーと歴代センチュリーを写真でみる(画像28枚)

日本の皇族公用車にも使われているトヨタ センチュリーだが、「匠の技」「高品質のものづくり」を3代目となる新型センチュリーへ伝承しつつ、昨今の市場ニーズに合わせ、高い環境性能や搭乗者の快適性を追求したパッケージを実現。新たな内外装デザイン、ショーファーカーとしての先進装備・快適装備の採用に重点を置き、開発されたという。

現行モデルに搭載されているセンチュリー専用のV12エンジンは廃止され、新型センチュリーでは低燃費・高出力化を実現するトヨタの直噴技術「D-4S」を採用した5リッターV8エンジンを搭載。ハイブリッドシステム(THSII)を組み合わせることで、クラストップレベルの低燃費を追求した。

さらに、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行を実現させた。

また、ホイールベースの拡大、フロアの低段差化、ドア開口高さの拡大を実施するなど、ショーファーカーにふさわしく後席優先のパッケージに磨きをかけた。

エクステリアデザインは、グリルなど随所に施された七宝文様や、リアコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化などで、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。

インテリアデザインは、折り上げ天井様式を取り入れ専用織物をあしらい、リアシートには座り心地を追求したリフレッシュ機能付アジャスタブルリアシートを採用。心地良さと格の高さを実現している。

専用チューニングを施したサスペンションや高剛性ボディに加え、乗り心地に特化した新開発タイヤを採用するなど、路面から伝わる振動を抑えることで、走行安定性と上質な乗り心地を両立。

安全面でも、トヨタの衝突回避支援システム「トヨタ セーフティセンスP」を始め、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートなど最先端の安全装備を採用している。

なお、新型センチュリーは、2017年10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される東京モーターショー2017において初披露され、2018年年央に発売される予定となっている。

■新型センチュリー主要諸元
全長×全幅×全高:5335mm×1930mm×1505mm
ホイールベース:3090mm
トレッド フロント/リア:1615mm/1615mm
エンジン型式:2UR-FSR
エンジン排気量:4968cc
バッテリー:ニッケル水素


イメージ 1

前のモデルから既に21年…つい最近のことだと思っていましたが、随分と時間がたったものですね!

この車た登場したのは1967年、明治100年、そして創業者の豊田佐吉の生誕100年という年に生まれたモデルで、官公庁や企業の役員の為の車として開発されたものです。

一足先に登場したニッサン・プレジデントと並び、当時のアメリカ車の高級セダンを縮小したようなスタイルでしたが、日本ならではの高級車として、プレジデント無き後も、独自の存在として今日まで行き続けてきました。

しかし…こんな大きな車もハイブリッドなんですね…。この手の車は、どちらかというと近場の移動が多いと思うのですが…。

V12の廃止は、まあ時代として仕方ない面はあるのでしょう。5リッターV8というのは、かつて手本にしたであろうアメ車よりも大きなものになってしまいました。

しかし、昨今のリストラによって、この手の車のマーケットというものも大きく縮小しました。

昭和の時代、大企業の役職なんかには当たり前に配置された様な車も、今日は同じという訳には行きません。

まあ、そんな中に於いても、国内唯一の存在として行き続けていくのは、ある意味凄いですね。

まあデザインは…最近のロールスロイスを思わせる何かを感じますが、比較的センチュリーの雰囲気は残していますね。

かつてプレジデントがデザインを大きく変えて失速した様に、この手は保守的であることが求められます。フェンダーミラーも健在ですし!

昨今、凄まじ良いグチャグチャデザインを得意とするトヨタですが、そうならなくて良かったですね。

現在、この手のマーケットは、その多くが官公庁となるのでしょうが、国内企業が大幅にリストラを行ったのに対して、アチラは…なんて思ってしまいます。
だからこそ、この車の市場が残っているとも言えますが…。




トヨタ、豪生産から撤退=完成車メーカー消滅へ

日本車
10 /03 2017
【シドニー時事】トヨタ自動車は3日、オーストラリア南部ビクトリア州の工場の生産を終了した。

 豪ドル高などで採算が悪化したためで、半世紀以上に及んだ現地生産から撤退した。同国で新車販売トップのトヨタは今後、日本などから輸入した車を販売する。


 豪州では、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)子会社も20日に生産を打ち切る予定で、乗用車の完成車メーカーがなくなる。

 工場では、OBも含め従業員ら約3000人が出席して式典が開かれた。豪州法人のデーブ・バトナー社長は「皆さんの長年の努力のおかげで、トヨタはオーストラリアでトップの自動車生産会社となった」と労をねぎらった。

 トヨタは1963年、豪州で車の組み立てを開始。最盛期の2007年には約14万8900台を生産した。生産撤退に伴い人員の3分の2に相当する約2600人を解雇した上で、年内に現地法人を販売会社に再編し、メルボルンに機能を集約する。工場で最後まで生産していたセダン「カムリ」は、日本からの輸入に切り替える。 


10年以上前に三菱が撤退し、最近では既にフォードが撤退しており、ホールデンも撤退が決まり、そうなると、トヨタ一社だけ残っても、部品の供給等を考えると、現地生産のメリットなしということで、数年前に決断したことです。

オーストラリアという国は、かつて輸入車を実質締め出す政策を取っており、そんな中で、各社現地生産を行っていました。

現在は、保護政策も撤廃されており、普通に輸入車が売られるようになっていますが、そうなると、オーストラリアの賃金高が問題となったのです。

絶海の孤島故に生産量も多くなく、輸出先も限られており、日本で製造したものを輸入した方が結果として安く、しかも品質が安定しているのですから…。

しかし、そうなると、この手の大規模な工場に代わる求人が他に有るか?というのが問題になってきます。

資源バブル、中国人バブルによって高騰した物価、地価、給与…それによって段々と負のスパイラルに陥りつつあるのがオーストラリアの現状なのです。

80年代、大橋巨泉をはじめ多くの日本人が、その生活環境の良さ、物価の安さを語っていましたが、そんなのは昔話なのです。

たかが車位…別に日本から持ってきたら良いじゃないか…なんて言われそうですが、正直、オーストラリアの負の象徴の様に思えて仕方ありません。

しかし…流石は時事通信の記事です!
お上品に通貨高が主原因の様に書いていますが、私の書いた原因の方が主ですよ!

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。