両側のサイズの異なるコンビネーションレンチ
工具コンビネーションレンチというものは、一般的に片方がオープンエンドでもう片方がボックスエンドで、その両側が同じサイズなのが一般的です。
ところが、写真のように、両側のサイズが異なるモノがあります。
一般的に電気系の整備なんかによく使われたモノですが、今自動車関係で使う人は多く無いと思います。
私もこの手の工具が存在する事自体は知っていたものの、その意味がイマイチ分からないでいました。
先日、私の勤務先のオーナーがこの手のレンチを使っているのを目にしたので、聞いてみました。
すると、一般のコンビネーションレンチだと、両側が同じサイズなので、例えば10mmのオープンエンドと10mmのボックスエンドを同時に使うことが出来ないものの、この手だとソレが出来る…というのです!
確かに電装系の整備なんかでは、使われているネジのサイズも余り色々無いでしょうし、同じサイズのオープンエンドとボックスエンドを同時に使いたい…という事も多いかも知れません。
まあ今の時代、車のボンネットの中の複雑化に伴い、コンビネーションレンチも複数の長さのものを揃えるのが一般的になってきましたし、その事も、この手のレンチが姿を消した理由なのかも知れません。
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