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オールズモビル・トロナード

オールズモビル
08 /26 2018
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先日、バンクーバーの治安の悪い地域を走っているときに発見しました。

このテールランプは間違いなく90年代初頭の最終型オールズモビル・トロナードです…。

この車は、最初に登場した86年当時、全長4.76m、全幅1.79mという大変にコンパクトなサイズで登場しましたが、ポンティアック・グランダムの2ドアと何処が違うの?と言って大変に不評を買い、売上は低迷しました。

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この車が開発されていた当時は、第二次オイルショックの影響でガソリン高が続いており、85年には1ガロン3ドルを超える様になるという予想であったものが、現実には1ドルを切っており、その事からも急速に大型車への回帰が起こっており、この時代のGMの急激なダウンサイズは、同時にどれも代わり映えのしないスタイルとあり、大いに不評を買ったのです。

そんな中で89年には全長が5.08m、全幅1.85mに大幅なサイズアップが施されています。

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リアガラスが直立したシビアノッチバックの寸詰まりが緩和され、随分とユッタリとしたスタイルになりましたが…実際には、居住性には変化がなく、若干トランクが大きくなって程度でした。

それでも時代的にクーペの市場が低迷していたこともあり、売上向上にはつながらず、1992年モデルを最後に生産中止になっています。

しかし不思議なことに、このトロナードとビュイック・リビエラはこうやってサイズアップしたのに対して、何故かキャデラック・エルドラードだけはそのままだったことです。

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   - 何故かチンチクリンのままの90年エルドラード

エンジンもオールズモビルのロケットエンジンではなく、ビュイックの3.8リッターV6一本で、しかも伝統的な縦置きFFではなく、一般的な横置きFFになっていました。

この車を最後に見たのは一体何時だったでしょうか?5年以上前に一度、電車の窓から見掛けたのが最後だったと思います。
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それにしても…こんな場所に停まっているだけあって、悲しいくらいに程度が悪い機体でした・・・。

販売されている当時ですら全く見掛けない車であっただけに、今となっては存在しているだけで貴重な車ですね…。

しかし、こんな所にバイク停めて、写真撮るってのも、余り気持ちのいいものではありませんね…背景に映っている人の殆どが麻薬中毒者ですから…。

それでも写真に収めたいと思うだけ貴重な車なのです。

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プロト J2140 14インチ プライバー

工具
08 /20 2018
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先日購入したプロトの28インチプライバーが大変に具合良かったので、14インチの小さい奴も続けて購入しました。

プロトには他に18インチも有り、どちらにするか迷ったのですが、28インチがあるので、そこまで長い必要も無いだろう…という事で、14インチを購入しました。

仕事場には、スナップオンの12インチが有るのですが、どうもイマイチ頼りないという印象が強く、コチラは14インチと少し大きく、軸も一回り太く、実にガッチリとした作りです。

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この手の製品は、4本セットで50ドルしないで買えるモノも有りますが、正直その手は強度が十分とは言えず、特に大型車では全く話になりません。

逆に木工用のバールなんかの方が、より実用的だったりします。

まあ、今まで色々見てきた中で、この製品が一番ガッチリとしている印象がありますが、それでも無骨なだけでなく、同時に手触りの良さがあるのがプロトの良さでもあります。

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この黄色いグリップは、写真で見ると、有り触れたドライバーの様に見えますが、非常に密度が高く、覗き込むと、像の歪みが少なく、そんな辺りからも高品質を感じることができます…。

逆に同じくスタンレーグループの最高峰マックは、大部分がゴムで、一部が樹脂…しかも傷が付きやすくて汚れやすい…正直プロトの方がいい感触です。

値段も31ドルと、まあスナップオンの半額でした。

コイツも、例の店に何時も放置されていた?一本で、ココでプロト買ってるのは私だけ?といった印象です。

【加筆】
今日使ってみましたが、やはり28インチでは長すぎるという狭い場所で効果絶大でした。剛性もスナップオンの12インチとは段違いでした。

やはり産業用工具といったところなのでしょうか?

バンクーバーでは、工具というと、ホームセンター系の安物を最初に買い、次にスナップオンかマックを買うという人が殆どで、その間というものが全くありません。

それに、ヨーロッパ系の工具は全く知名度がありません。

ある意味スノビーな工具文化なのですが、そういう中で、プロトの様な良い工具が見向きもされないのは勿体無いですね…。まあ、売り方に問題があるのは確かですけど…。

カナダBC州の山火事

カナダ情勢
08 /20 2018
昨年に続き、今年も猛暑が襲ったカナダですが、そうなると、BC州では山火事がアチコチで発生します。

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コレが冬ですが、晴れた時のバンクーバーの景色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてコレが今日、晴れのバンクーバーの景色です…。

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コレでも晴れていて、太陽が見えているのです!
何となく黄色っぽいのは、煙特有の色なのです。

なんでも、世界最悪レベルの大気汚染だということで…。

去年も8月前半に同じ様な感じですが、今年は8月後半になってから、こんな風になりました。

観光業界の影響も決して小さくありません。海外旅行の人はともかく、コレじゃ現地の人が休暇に…とは思いませんから…。

プロト・プライバー J2146

工具
08 /11 2018
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今日、こんなのを購入してしまいました…。
プロト製のプライバーJ2146…28インチのプライバーです。

一般的に一番良く使うサイズのプライバーです。乗用車なら、コレを持っていれば先ずは殆どのモノに対応出来るでしょう。

私なんかは大型車なので、コレとあともうひとサイズ上の36インチも何れ購入することになりますが…。

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この手のモノは、大抵会社で用意されているものを使えるので、今直ぐに必要…という訳でも無かったのですが…。

時々出かけるプロトを扱っている店で、何時もコレが一本置いてあるのです。

プロトという工具は、何度も言っている様に産業用工具で、一般ユーザーへの販売は殆ど興味ない…という感じで、ココの店も、取り敢えず置いてはいるけど…欠品も多いですし、だからと言って欠品を補充するわけでも無く、ましてや新製品を展示することも無く…本当にお情けで置いているという感じなのです。

そんな中で何時行ってもコレが一本、他社のプライバーと混じって置かれているのです。

手に取ってみると、他の安物とは全く違う肌触りの良さがありますし、実にガッチリとした作りです。

何時来ても必ずある…何となく私のために置いてある様な気分になって、遂に衝動買いしてしまったのです…。

前に購入した1/2のラチェットが非常に具合良かったこともありますし…。

販売店も全く売る気もなく、質問すれば、より安い他のブランドを勧めてくる…そんなプロトですが、自動車の組立工場は勿論、鉄道、鉱工業、船舶、インフラ系といった政府関係の仕事では、ほぼ独占状態といったシェアを持っているのです!

値段も49ドルと、スナップオンの半額ですし、まあ大型車なんかで酷使するには、丁度いいんじゃないでしょうか?

【加筆】
早速使ったみました。先ずは勤務先にあるスナップオンとの比較ですが、24インチというのが同等と言えますが、正直コレは軸が一回り細く、しかも力を入れると結構しなるので、頼り無さを感じており、より大きな36インチのものを使うことが殆どだったのですが、当製品は、明らかにスナップオンの24インチに比べてガッチリとしていて、これなら嵩張る36インチの出番は減りそうです。

スナップオンのモノは貫通型になっており、グリップの後ろをハンマーで叩ける様になっていますが、正直、こんな大きなバーを叩く…という機会は今の所無いので、非貫通式のプロトでも問題ないと思います。

あと、アメリカのメーカーは何処も同じですが、何かとセットで売りたがるのです。スナップオンでも、8、12、18、24インチという4本セットを売っています。

しかし…そんなに色んなサイズが果たして必要なのでしょうか?私なら、もう一本プロトの18インチと、セット販売されていない36インチがあれば十分過ぎる感じですね…。

プロトでも、14、18、28、32インチの4本になっています。

コレだって、14と18両方必要とも思いませんし、28が有るのなら、32よりも36をセットにして欲しい所です。

コッチのメカニックは、何かと巨大な工具箱を欲しがります。要するに、そうやって「お買い得」なスナップオンなんかのセットで無駄に大量の工具を購入しているというもの有るのです。

アマゾンを名乗る偽メール serve17@amazomin.com

IT関係
08 /09 2018
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また随分と香ばしいのが来ましたw

タイトルが「尊敬する:私のメールアドレス」…コレは英語のDear ○○ってのを直訳したんでしょうけど、日本人だったら絶対に使わない言い回しです。

その上更に「親愛なるお客様:私のメールアドレス」…この親愛なるとかいうい言い方も、英語の直訳ですが、当然普通の日本人はそんな言い方はしませんし、メールアドレスで人を呼ぶなんて事も有り得ません。

>>アカウントにセキュリティーリスクの問題があります…

こういう風に、微妙に変な言い回しの日本語があるメールは、確実に偽物だと思って下さい!

そして恒例の送信者のメールアドレスですが・・・


 serve17@amazomin.com


何かアマゾンに似せた様なメールアドレスを一生懸命に作った様ですが… serve17... 一体何のことやら?

当ブログでは何度も取り上げていますが、仮に有名な会社のロゴが有ったところで、日本語が微妙に変だったり、送信者のメールアドレスがその会社のモノで無かったりしたら、確実に偽物です。

変なリンクをクリックしたりせずに、速攻で削除して下さい!

カナダ、リタイアメントビザのその後

カナダ情勢
08 /09 2018
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「狭い日本を抜け出して、老後は海外でユッタリとした生活を…。」

90年代、リタイアメントビザを利用してカナダに移住する年配者が多数居ました。

老後は海外でユッタリと…美辞麗句を並べて業者が大々的に宣伝したのです。
大橋巨泉の「セミリタイア宣言」なんてのも、ソレに大いに拍車をかけたものでした。

このビザは、一定の額の銀行預金が有れば誰でも取れたのですが…。

結果的には、現地からも「年寄りの輸出」「医療のタダ乗り」と映ったこともあり、僅か数年で終わっています。

では、そのシステムを利用して来た人たちはどうなったのでしょうか?

「カナダには日本人が大勢住んでいる」、「カナダ人は人がいい」、「英語が喋れなくても問題ない」、「物価が安い」、「地価が安い」、「医療は無料」、「過ごしやすい気候」、「食のレベルが高い」…そんな謳い文句に騙された人が大量にいたのです。

確かに20数年前、カナダの地価は日本よりも遥かに安かったものの、当時ソレでコチラに来て家を買った人は、後の地価暴騰から、今収入が無いのに、重税だけは取り立てられています。

英語が喋れなくても問題ない…英語が喋れなくて大金持っている…リタイアメントビザなんて、ソレだけで「カモがネギを背負っている」状態なのです!
親しげに近付いてきた日本人に搾取された人も数知れないところです。

物価も過去20年で数倍に上昇しており、ほぼ横ばいの日本に比べ、確実に高くなっていますし、その年代で今更カナダ人と同等の食生活を送ることは不可能です。
馴染みのある日本の食事…となると、更にカネがかかることになります。

若い時から海外に暮らしていたのならまだしも、60代になってから初めて言葉も通じない海外で生活…そんなのが上手く行く訳が無いのですが、ネットも何もない時代、そうやって多くの人が騙されたのです。

まあ幾ら情報がなかったとは言え、言葉もできずに移民を考える自体、甘すぎると言わざるを得ませんが。

そして、当時そういう人たちの世話をしていて海外に送り出した業者は…当然ソレで大儲けしているのです。

日本の家を手放し、既に家族、友人、知人さえも残っていない…そんな人たちが言葉もロクに喋れずに、テレビもケーブルのNHKのみ、外出も殆せず、現地の日本人に搾取されながら細々と生活している・・・。

しかも、配偶者に先立たれた人なんかは、余計に悲惨です。
夢みたいなキャッチフレーズとは真逆の事実があるのです。

余程言葉ができるか、海外生活が長いか・・・そのどちがかで無ければ、年取ってからの移民は無理だと考えた方が良いでしょう。

数年の駐在経験がある…なんてのも無理です。駐在というものは、身の回りの世話を全て会社がしてくれます。ソレって物凄く非現実的で、実世界ではあり得ない事なんです!

20数年前に60代だった人たち・・・つまり今80代・・・この世代はネット弱者でもあるために、余りそういう情報が表に出てこないものなのです。

今でもアジアを中心にリタイアメントビザを発給している国が沢山あります。物価の安い国で、裕福な生活を…と、あの時と同じ謳い文句で多くの人が騙されています。

実際、60を超えた様な人が毎日現地の人と同じ様な食生活に耐えられる訳がありません。結局は日本食になるのですが、そうなれば、日本の倍の日本食を買い求めることになるのです。

更に不動産でも、日本人が求める様なレベルだと、日本と同等か、寧ろ割高と思った方が良いでしょう。

こんな辺りからだけでも、優雅な生活というものが非常に難しいことがお判り頂けるでしょう。

老後の移民…というと、何か業者が中心となった夢みたいな美辞麗句を並べたような宣伝ばかりなので、敢えてその現実を書いておきましょう。

大体狭い日本って…アメリカやカナダ、オーストラリア、中国がムダに大きいだけで、ヨーロッパですら日本より大きな国なんて、数える位です。

そしてその巨大な大国だって、実際に快適に居住可能な地域は、一部の限られた都市部周辺だけなのです。そして、そういう地域は安くないのです。

プロト・トルクスソケットT20、T25 3/8ドライブ

工具
08 /09 2018
アメ車を整備していると、どうしても多いのがトルクスネジです。

一番使用率の多いのが、特に内装ではT20、T25、T30といった感じですが、バスの内装をイジるには、必要と想定される工具と一纏めに持って中に入ります。

話をトルクスに戻しますが、多くのトルクスソケットを見てみると、T25までは1/4ドライブ、T30以上は3/8ドライブというのが殆どなのです。

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    - スナップオンのトルクスセット…正直コレは使いにくいのです。

これだと、1/4と3/8をイチイチ両方持ち出さないといけない事になり、大変に煩わしいのです。

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そこで私が愛用しているのが、プロトのT20とT25なのですが、このサイズで3/8ドライブというのは、意外と多く無いのです。

コレなら、わざわざ二通りのハンドルを用意する必要も無く、大変に便利なのです。

流石は産業用工具のメーカー…といった気がしますね…。

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      - アストロ製のこんなのは素晴らしく便利ですね…

狭い所では…今日は寧ろそういう場合、1/4ビットを使った方が、遥かに色々な形状のラチェットやホルダーが用意されていて、作業しやすいですね。

そう言う意味で、1/4のトルクスソケットというのが、私には微妙な存在になっています。

ヒューズの点検

修理
08 /07 2018
電気系の修理で最初に点検するのはヒューズでしょう。

色々確認したけど何処も悪く無い、よく確認したらヒューズだった・・・なんてのは、時間と労力の無駄です。

時間の無駄ということは、即ち生産性が低いということでもあり、そういう事が続けば、コチラの世界では確実にクビが飛びます。

やはり電気系のトラブルでは、先ず関係ありそうなヒューズを確認するのは大切なことです。

ところが…結構目視だけで点検する人が多いのですが、それは危険なことでもあります。

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 例えば、こんな風に誰がどう見ても切れている…という場合は問題有りません。

こういうのは、先ず交換してみましょう。
それで問題ないのなら、ソレで暫く様子を見ましょう。

ただ、交換してもすぐバチッという音と共にヒューズが飛んでしまう場合、何処かでショートしているので、何回交換しても無駄です。

そうなった場合は、専門家の手に任せた方が良いでしょう。

例えばコレなんかどうでしょう?

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コレは大丈夫…と殆どの人が思うんじゃないでしょうか?

実はコレ、ダメなのです!

コレは先日私が見つけたものですが、切れてはいないものの、テスターで抵抗を測ってみると500MΩという巨大な抵抗値を示しています。

コレでは正常に作動する訳がありません。交換して正常に作動しました。

場合によっては、一見この様に正常に見えるものの、完全に切れているという例も時々見掛けます。

ですので、ヒューズを確認して大丈夫だった…という前に、一度サーキットテスターなり、テストライトなりでヒューズを確認してみることも非常に大切です。

そうでないと、前述した通り、全て確認したけど問題が発見できず、結局ヒューズだった・・・というバカバカしいことが起こるのです。


リンカーン・コンチネンタル

リンカーン
08 /04 2018
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普段は全く見かけない現行リンカーン・コンチネンタルですが、実は一台、私の職場の近くによく停まっているのです!

コレはリムジンの会社が所有している物で、フォーマルな黒塗りで、いつもピカピカなんですが・・・。

何か色気も素っ気もないんですよね…。

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このスタイルのコンチネンタルの画像を初めて見た時、特にCピラー~リア周りの造形が非常に凝っていて、色気が有るように見えたのですが、初めてバンクーバー・オートショーで実物を目にした時以来、正直別にどうということ無い…と思うのです。

リンカーンというよりは、やはりベントレー辺りの劣化コピー…という雰囲気です。それか、何処かクライスラー300っぽいというか…。

これだけキレイな黒塗りでも、別にどうという事無い…色気も風格も感じない、ただ普通に黒い車…。

しかも中身がトーラスと共用とあっては、これは売れなくても仕方ないですね…。
まあ、フォードの乗用車撤退も決定しており、コンチネンタルの次期モデルも無いということなので、恐らく同時にブランド消滅となる気がしますね~。

アメ車の販売1990年代

無題
08 /02 2018
1992年、時のブッシュ大統領がアメリカビッグ3のCEO及び部品業者を多数連れて訪日し、大統領によるアメ車の押し売りが行われました。

ソレと前後して、日本の各社がアメ車の販売に参入することになったのです。

ホンダのジープ販売

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ホンダは、ソレ以前からジープの販売を行っていましたが、ソレは急速なSUVマーケットの拡大に対して、自社製の車が無かったからでした。
その品質たるや凄まじいもので、初年度に200箇所もの改良を要求したと言われています。

当初はフル装備の車を500万程度で販売していたものの、後にスポーツというシンプルなバージョンを300万円台で販売し、コレが結構売れました。

しかし、ソレを快く思わなかったのが、当のクライスラーだったのです。自社の車が軒並みホンダで売れているというのが気に入らなかったのです。

そこで取り上げてやれ!ということになり、ホンダとしても、自社製のCR-Vが出来た上に、トラブルが多くて面倒だから渡りに船…と、お互いに円満離婚となったのです。

その後、ホンダの販売力あってのセールスだったことを思い知ることになります。

ホンダはジープの他にも、ランドローバー・ディスカバリーをホンダ・クロスロードとして販売したり、いすゞ、ビッグホーンとμのOEM販売も行っていましたが、その中ではダントツ、ジープの販売台数が目立っていました。

尚、通常のクライスラー車は、ホンダでは取り扱わずに、東京では西武自動車が取り扱っていました。

因みにホンダは、70年代に中古車販売部門ホンダ中販をHISCOに改組し、フォード車を販売していた時期もありました。


GMのポンティアック・グランダム

GMは今まで通りヤナセが主体にやっていましたが、スズキやいすゞもGM繋がりで販売を行っていました。

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乗用車撤退前のいすゞは、ポンティアック・グランダムの販売を行っていました。

スズキもポンティアック・グランダムや、シボレー・コルシカ、ベレッタを販売していました。

当時の日本GMは、ポンティアック・グランダムを日本市場の戦略車として設定し、この車が初めて右ハンドルを設定したり、日本国内で初めて型式認定を得たり、新聞でマーク2との比較広告を売ったりと、それなりに頑張ったものの…。

280万という価格は、当時のマーク2と同等の価格で、アメ車としては異例に安い価格だったのですが、いくらフル装備にしたところで、所詮元が安車だけあって、土台無理な話でした。

尚型式認定ですが、日本で車を販売するには、運輸省の型式認定を取得すれば、同系モデルは検査無しで販売出来る様になります。

反面、型式認定が無い車両は、一台一台検査を受ける必要があり、それまでのアメ車は全てソレであり、故に販売価格にも手間賃が加算されていたのです。

トヨタ・キャバリエ

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そして極めつけは、トヨタによるシボレー・キャバリエの販売でしょう。
トヨタとGMが共同で小型車を設計し、ソレが次期キャバリエになり、日本でもトヨタから販売される…その結果が、あのトヨタ・キャバリエでした。

「トヨタ品質のアメ車」を期待していた所、出てきたのは「アメ車品質のトヨタ車」…結果は散々で、政府機関に安売りされた後、ニュージーランドに投棄されました。

日本最大の販売力を誇るトヨタの力を持ってしても売れなかった…この事は、アメリカ車の売上不振の理由が、アメ車の魅力不足にあることを決定的にしました。

サターン

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 - カローラでなく、コレを買うメリットが一体何処に有るんだか?

GMといえば、サターンを忘れる訳には行きません。サターンというブランドについては、すでに当ブログでも取り扱いましたが、サターンがアメリカで成功した販売方法をそのまま日本に持ってきて、「礼を尽くす会社」というキャッチフレーズで大々的に宣伝しました。

しかし、いくら宣伝しようと、顧客サービスが良かろうと、肝心な車がアレでは…
結局僅か4年で撤退し、あのキャッチフレーズが寒々しく思えたものでした。

オートラマ

マツダは、従来のマツダ車をフォードブランドで売る「オートラマ」系列に於いて、トーラスを始め段々とアメ車の販売を増やしていきましたが、やがてフォード日本になり、アメ車販売を主とする様になりました。

その他フォードの販売は、千葉トヨペット、東京日産といったディーラー単位でも扱われましたが、皆数年で撤退しています。

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 - コレはワゴンブームで結構売れたものの…

フォードも90年代初頭、新型マスタングやトーラスが好調であったことから、急速にディーラー網を拡大したものの、95年モデルのトーラスが不振を極めた辺りから雲行きが怪しくなって行きました。

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- コチラは不振を極めました。

こんな具合に、アチコチで散発的に色々な試行が行われたものの、正直どれも上手く行ったとは言い難く、数年で終了しています。

一時は爆発的に拡大したフォードのディーラー網ですが、その多くが元田舎の中古車だったこともあり、その後は縮小一辺倒でした。

こんな具合に、一時はその運気が盛り上がった機運も、その当のアメ車自体に魅力がなかったこともあり、長続きしませんでした。

そしてブッシュ大統領と宮沢首相の間で、一定台数のアメ車の販売を約束したものの…結局はその殆が、アメリカ製のホンダ車、トヨタ車…という結果に終わったのです。

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 - アコードワゴン…アメリカ製ながら、セダンよりも売れました。

今から思うと、非常に活気があった90年台前半のアメ車業界ですが…すでにこんな話も忘却の彼方へと追いやられようとしています。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。