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スクアミッシュへの日帰りツーリング

カナダ情勢
09 /28 2018
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今年の9月は雨続きで、ココの所久々に天気がいいので、少し遠出をしてきました。

スクアミッシュはノースバンクーバーを通り、グレーターバンクーバーの北端を出てから最初の街です。そして、スキーリゾートとして有名なウィスラーとの中間点に当たります。

私の家からだと、76キロ程の距離になります。

家を出ると、先ずは高速を目指すのですが、バンクーバー市内には高速はなく、ダウンタウンを通ってノースバンクーバーに行くか、隣のバーナビーに行って高速に乗るのですが、ダウンタウンを横断するより、後者の方が交通が楽なことが多いのです。

流石に平日ということもあり、普段はとんでもなく混んでいるノースバンクーバーに向かう橋も空いており、実にスムーズに進みます。

バンクーバー島行きのフェリーターミナルのあるホースシューベイを過ぎると、後は幾つかの集落があるだけで、ガソリンスタンドすらありません。

このルートは海沿いの崖っぷちに作られていることもあり、いつも風が冷たく、正直言いうと余り好きな道ではないのです。

走行車線はひたすら崖に面していて、高度の関係で反対車線の海も殆ど見えません。

ただひたすら曲がりくねった道を走り続けます。先日キャブレーターをOHした我がCX650ユーロは極めて快調…とは言え、流石に35年近い年月の流れには逆らえず、コーナーリング性能なんかは全く現在のバイクには太刀打ち出来ません。

爽やかな秋の空気を感じながら30分程で一つ手前のブリタニアビーチに到着。
ココはかつて鉱山が有った場所で、現在は観光地になっています。

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その他には、数件の観光客向けの店とアートギャラリーが有るだけの小さな集落です。

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ココで少し休憩を取りながら散歩します。
こんな場所も、直ぐ脇を高速道路が通っているのです。

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入り組んだ深い複雑な入り江は、まるでフィヨルドの様です・・・。

ココを出発すれば、目的地まであと僅か…12キロ程でスクアミッシュに到着します。

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ココで有名なのは岩山・・・ゴンドラで登る事ができるのですが、天気は良いものの霞が出ていてイマイチなので、コレはパス…。

得意の街中散策と行きましょう。

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まあココは何度も来ているので新鮮味は無いのですが、BC州の田舎町というのは、とにかく全く文化というものが無いですね…言ってみれば全て計画都市なのです。

自然発生的に生まれた都市ではなく、全く何もなかった所に人工的に作ったモノなので、何処に行っても似たような無味乾燥な建物ばかりです。

この街も1910年、鉄道の開通に伴って出来たものです。
主要産業は、林業、パルプ、鉄道、港といった感じで、そういう産業に携わる人達は、比較的収入が良いのでしょう。物価も特に安いという印象はありません。

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先ずは昼食・・・と思っても、こういう所って本当に苦労するんですよね・・・。
本当にハンバーガーかサンドイッチ、スープ、ピザ位しか無いですから。

しかもその値段の高いこと!コレが10ドルですよ!
インスタントみたいなコーヒーに、クロワッサンとは名ばかりのガチガチのパン…
フランス人の観光客が見たら笑い飛ばされますね。

5ユーロ程度で心底美味しいと思えるコーヒーとパンを食べられるフランスと比べると、やはり食べ物は粗末の一言です。

皆さんにも敢えて言っておきますが、北米、特に東海岸以外では、下手に「現地の食べ物」なんて思わないことです。
必ず後悔しますから!

30ドル出す気がないのなら、素直にマック等のファーストフード店に行きましょう!最低限外れは少ないですから!

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もうこんな季節なんですね…。

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やはり何処の景色にもこういう車は無条件に溶け込みます。

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しかし、街の何処を見てもこうやって工事が行われているのは、一体どうしたことなのでしょうか?

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観光地としての大規模開発が始まったのか、それともバンクーバーを諦めた人たちが移ってきているのか…真新しい大きな建物が増えています。

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こんな光景を結構見かけました。コレはフォードF-750です。
Fシリーズ最大のトラックです。私の勤務先で使っている最大がF-550なので、かなり大きく見えます。

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元々林業なんかが盛んな地域でもあるので、木材の積み出しにこんなトラックも頻繁に走っています。

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こんなのを見かけました・・・Stutz Blackhawk・・・!

あのグレースランドにあったエルビス・プレスリーの愛車のソレと同型なのですが、程度はかなり悪く、サンルーフ周辺なんかもかなり錆びていました。

こんな所にこんな車が…しかもこんなに程度が悪く…。

しかし、この撮影がまた一苦労だったのです。車の所に行くには、人相?の悪い大きな犬の前を通らなければいけませんでした。

繋がれている様子も無いですし・・・この建物は工場か何かなのですが、車の方に行くにも、そのドアの開いている入り口に行くのも、その犬のいる所に行く必要があるのです。万が一の事を考えて慎重にしましたが、吠えたりしないものの、どうも私の方に近寄ってくるので一旦退散。

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ただ、こんな車を見かけるなんて普段有り得ないので、諦められずに戻りました。
すると2階の窓に人影が見えます。その人影に向かって手を振ると、人が出てきてくれて、撮影の許可を貰うと共に、犬を移動して貰いました。

コレで思い残すこと無く帰ることができます。

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再び街を一周りして、4時にはこの街を後にしました。

帰りはひたすら走り続け、バンクーバーの一つ手前、ノースバンクーバーで休憩しました。何故かこのコースは、何時も行きよりも帰りの方が快適な気がするのが不思議な所です。

僅か2時間程度の滞在という急ぎ足の日帰りツーリングでした。

64キロと言えば、東京~横須賀程度の距離です。日本では十分に通勤可能な距離ですが、コチラではちょっと考えてしまう距離です。

やはり公共交通機関が貧弱なこと…コレがバンクーバーの地価高騰に拍車を掛けているのです。

今年のバンクーバーは異常気象で、8月前半までは暑すぎてバイクに乗る気にもなれず、8月後半からは山火事の影響で酷いことになり、9月になったら雨ばかり…こんな感じで、今年初めてのツーリングとなったのです。
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パナソニックがフルサイズミラーレス市場に参入を発表!!

写真・カメラ
09 /26 2018

パナソニックがフルサイズミラーレス市場に参入を発表!!


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噂になっていたパナソニックのフルサイズミラーレス機が正式に発表されました。
レンズマウントは、噂になっていた通り、ライカSLと共通の「Lマウント」を採用しており、ライカ、パナソニック、シグマによる協業「Lマウントアライアンス」ということになるそうです。
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発表されたのは「LUMIX S1R」「LUMIX S1」の二種類です。
S1Rが4700万画素の高画素版で、通常モデルが2400万画素のS1ということになります。
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外見的にはG9Proを思わせるものです。
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レンズは取り敢えず50mmF1.4の他、24-105mm、70-200mmが発表されていますが、ズームの2本に関してはF値が発表されていない様ですが、この大きさ的には、恐らくF4クラスなんじゃないでしょうか?
それにしてもレンズが巨大ですね・・・50mmF1.4が24-105mmよりも大きく見えますが…。
パナソニックは2020年までに10本のレンズをラインナップする予定だそうです。
しかし、ライカSLとマウント共用というのは、正直パナソニックにはどの程度のメリットがあるのでしょうか?
ライカSL用のレンズはとんでもなく高価ですし、ライカSLのユーザーが、より廉価なパナソニックのレンズを使用するという事は考えられても、その逆は如何でしょうか?
それに、パナソニックといえばマイクロフォーサーズでライカブランドのレンズを売りにしていますが、ライカと共同ということは、パナソニックによるライカレンズは投入されるのでしょうか?
パナソニックのカメラというのは、パナソニック製の比較的手頃なライカレンズが使えるというのも大きなセールスポイントだけに、ソレが無いとなると、少し寂しいですね…。
ライカブランドのレンズを使いたければ本物を…コレでは余りに高価なので…。
まあ、先行したどのブランドもそうですが、フルサイズのミラーレスはどれも巨大ですし、レンズは一眼レフと同等の大きさ故に更に巨大ですし、しかも値段も安くありません。
まあパナソニックの場合、フルサイズミラーレスよりも、寧ろ8K画像の実現が本来の目的で、その為のフルサイズ…という風にも言われています。
2020年の東京オリンピックまでに8K動画を完成させるのが悲願なのです。
ミラーレスというカメラが登場して今年で10年、そしてその基本特許の大部分がパナソニックとオリンパスに押さえられています。
そのパナソニックが作ったフルサイズなので、他社よりも出来が良いことは間違いないでしょう。
まあ何れにしても私には関係の無い世界ですし、コレが登場したからと言って、マイクロフォーサーズの価値が無くなる訳ではありません。
寧ろ皆が夢見ていたフルサイズというものが、思ったほど手頃でないこと、コンパクトでないことがコレで決定的になりました。
ある意味、コレが出たことで、余計にマイクロフォーサーズのコンパクトさ、手頃さが際立ったとも言えるかも知れません。
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今回のフォトキナでは、このSシリーズの他にも、マイクロフォーサーズ用レンズのライカ・バリオズミルックス10-25mmF1.7というレンズを発表しています。
このレンズに関しては、今まで全く噂も無かったのですが、F1.7固定というズームレンズ最高のF値が特徴です。
こんな凄いレンズを同時に発表するということは、マイクロフォーサーズも続けるという意思表示だと思います。
尚、マイクロフォーサーズで協業だったオリンパスは、このシステムには参入しないということです。
動画に力を入れているパナソニックとしては、遅かれ早かれフルサイズへの参入は必要がありましたが、静止画をメインとするオリンパスとしては、特別メリットがなかったということなのでしょう。
今までソニーの独壇場だったフルサイズミラーレス市場に、これでキヤノン、ニコン、最後発のパナソニックと4社が参入することになりました。
ソニーは遅かれ早かれあのマウントで行き詰まるでしょうし、キヤノンやニコンも正直思ったほどには見えない…やはり今の所パナソニックが一番魅力的には見えますが…やはり私には荷が重すぎますね…。

プロト・プライバー J2146 続き

工具
09 /25 2018
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49ドルで購入したプロト28インチのプライバーJ2146ですが、一月ほど使ってみたところ、今まで使っていた会社のスナップオンの36インチプライバーが殆ど必要なくなったことに気が付きました。

私の職場で非常に大きな力が必要なのが、タイヤの交換です。
通常のタイヤレバーなんかでは全く役に立たず、今までスナップオンの36インチのプライバーを使っていたのです。

この36インチですら曲がるんじゃないか?という位に全身で力を入れないと外れないのですが、不思議とこのプロトの28インチの方が楽に外れるのです。

テコの原理なんですから、単純に長い方が良いんじゃないの?と思いますが、正直スナップオンのソレはグニャグニャでしなりが多すぎるのです。

プロトは熱処理が上手いのでしょうか?明らかにしなりが少なく、かと言って全くしなりが無い訳でも無く、手応えが絶妙なのです。

熱処理といえば、プロトの1/2ラチェットも、スナップオンのソレに比べてかなり柄が細いのに、同等の感じで力を入れる事ができます。

正直コレの方がタイヤ交換が楽な位だったのです。

スナップオンで同クラスというと24インチになりますが、コレだとグニャグニャで全く話になりません。

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その後に14インチのJ2140を購入しましたが、これも同クラスと言えるスナップオンの12インチと比べて遥かに力が入ります。

先日何時もの店に行ったら、プロトに関しては、あれだけやる気が無いにも関わらず、何故か18インチのJ2142が入庫していました。

今までの2本が非常に具合が良かったこともあり、必ずしも必要では無かったのですが、コチラも購入してしまいました。

あと、36インチも欲しいな…なんて思っていたのですが、コレの値段が驚いたことに120ドル!

28インチが49ドル、32インチが67ドルだったことを考えると、その価格差に驚きました!

店の話では、普段仕入れないので、値段は割高だということでした。
しかし、それより更に大きい42インチとの価格差が僅か5ドルというのも、また不思議なものでした。

しかも注文して一月位かかるとか・・・つくづくやる気無いんですね・・・。

今度勤務先で今よりも大きい車両を扱うようになるので、もう少し大きいのも必要になるんですが・・・。

尚、この36インチに関して、業務用のサプライヤーに連絡してみたところ、私が行く店より10ドル程安いのですが、問い合わせの時、何本必要なのか?と当たり前のように聞かれてしまいました。

要するにプロトというのは、個人が自分のために一本買うような性格ではなく、業者がまとめて大量に購入する…というニュアンスの工具なのです。

マックツール ダイグラインダー

工具
09 /24 2018
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今月のスペシャルだったコレを購入しました。

日本では、余り個人で所有する様な工具ではないのですが、大型車を取り扱う上で、ダブルタイヤの接触面に錆を残していると、危険なことになるので、その辺りの錆を取り除いてやる必要があります。

主にソレが購入目的だったのですが、その他にも、切断作業にも使えるので、結構使用頻度が高いのです。

まあ、会社の奴を使っても良いのですが、やはり手元にあれば便利・・・ということで、購入しました・・・というか、結局コレも会社が払ってくれるんですけど・・・。

因みにコレは台湾製です。

スナップオンでは、自社製の物をスナップオン、OEM製品をブルーポイントと名乗っていますが、このブルーポイントに関しては保証がありません。

ソレに対してマックの場合、アメリカ製も台湾製も皆マックを名乗っており、そして台湾製でも保証があるのが良いですね。

インパクトセットと先日の電動ラチェット、そして今回のコレで、会社が支払ってくれる今年の工具購入資金1000ドルは終了となりますが、1月にはまた新たに1000ドル貰えるので、まあ今の所はコレで丁度いい・・・という感じです。

1948年 クライスラー・ニューヨーカー

クライスラー
09 /20 2018
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バイクで海沿いを走っていたら、物凄くボロボロな古い車が停まっているのを発見!

バイクを停めて見に行きました。

一面ホコリとサビに覆われていますが、窓はキレイですし、タイヤも新品です。そしてナンバーも付いており、その事からも実働車だと分かります。

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見ながら写真を撮っていると、5人ほどの人だかりになりました。

色々と話しているうちにオーナーが戻ってきて話を聞くことが出来ました。

60代と思われる男性でしたが、その方が高校生の時に初めて購入した車だった…ということでした!

48年式クライスラー・ニューヨーカーで、1972年、高校生の時に購入した最初の車だったそうです。それから暫く乗った後、ずっと数十年ガレージに放置された後、2週間前に路上復帰したそうです。

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72年というと、当時既に24年前の車だったことになります。当時は今のようにレトロ志向なんていう発想は皆無の時代で、新車こそが素晴らしいと皆が皆信じていた時代です。

そんな時代、恐らく物凄く安く手に入れたのでしょう。

トランスミッションは、トルクコンバーターを使ったセミオートマチックということでした。

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このフルードドライブと呼ばれるセミオートマチックは、通常のマニュアルトランスミッションにトルクコンバーターと通常のクラッチを組み合わせたもので、シフト操作自体はクラッチを使用した通常のマニュアルなのですが、発進時にエンストしない、停車時にクラッチを踏まなくてもエンストしない…という感じで、要するにマニュアルに付き物の発進時、停止時のエンストを無くした…という程度のモノでした。

本格的なオートマチックは1940年のオールズモビルに初めて採用されていますが、当時の技術レベルでは、やはりフルードマチックの方がシンプルかつ確実だったのではないでしょうか?

エンジンはサイドバルブのストレート8…非常に長いボンネットが特徴的です。

数十年ぶりにガレージから出して復活させたそうですが、かなり苦労された様です。そして、この車をレストアするよりも、程度のいい同型車を買った方が遥かに安いとも・・・。

この感じからして、オーナーは余程高齢か、少しヤバイ人間か…と予想していたら、遥かに若く、しかも感じの良い方だったので、逆に驚きました。

世の中古い車は沢山あっても、これだけ長期間一人のオーナーが所有し、しかもその方の最初の車だった・・・非常に珍しいケースですね。

走り去る時、エンジンが非常に静かでバランスよく回っているのが印象的でした。

今日、この手の車というと、レストアされてキレイになっているものが殆どですが、こうやって当時の雰囲気を残しているのも貴重ですね・・・クラシックカーフェアなんかに持っていけば、恐らくレストア車よりも注目を集めるんじゃないでしょうか?

因みにこの48年までが戦前モデルの焼き直しで、翌49年から、本格的な戦後モデルとなり、ボディースタイルも大きく変わっています。

75歳の男性、バッテリーが上がって電動ドアロック解除が作動しなくなったキャデラックの車内に閉じ込められる

キャデラック
09 /18 2018
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『Detroit Free Press』によると先月、米国クリーブランドに住む75歳の男性が、2006年型キャデラック「XLR」の車内に14時間も閉じ込められるという事件が起こった。このクルマの所有者であるピーター・パイロス氏がXLRに乗り込み、自宅敷地内の私道をバックして出発しようとすると、彼はすぐにクルマのバッテリーが上がってしまったことに気が付いた。

ドアを開けるには電動ラッチを作動させる必要があるため、彼は車内に"閉じ込められて"しまったのだ。バッテリーが死んでいるので、もちろんボタンを押しても電動ラッチは動かない。

ゼネラルモーターズ(GM)はこのような事態を考慮し、運転席の横に手動で開けられるドア・ハンドルを装備しており、運転席側のドアには赤でそれを示すマークが描かれている。クルマの取扱説明書にもこのハンドルについての記載がある。だが唯一の問題は、パイロス氏がそのハンドルの存在を知らなかったことだ。また、彼は車内に取扱説明書を保持していなかった。このため、もし近所の人が助けに来てくれなかったら、彼は一体どうなっていたかわからない。

パイロス氏はレポーターに次のように語っている。「私はこのまま死ぬのだろうと思い至りました...。そしてその運命を素直に受け入れたのです。私は2度、神様に助けを求めました。それから『神様、もし私がこのようにして死ぬ運命なら、私はそれを受け入れます』と言いました」

実際にパイロス氏がクルマの中で命を落とす可能性は大いにあった。その日、クリーブランドの気温は25度であり、車内に閉じ込められてからわずか30分で、耐え難いほど暑く、呼吸するのも困難になったという。彼は車内から叫んだり、叩いたり、クルマの窓を割ろうとしたが、うまくいかなかった。

諦めかけたパイロス氏は、自分が死んでしまった時のために、車内で何が起きたかを自分の甥に宛ててメモに書き記した。最終的にパイロス氏を救ったのは、車庫のドアが夜遅くまで開いたままになっていることに気付いた隣人が、同氏を探しに来てくれたお陰だった。このご近所さんは、車内にいたパイロス氏を発見すると警察に連絡を取り、駆け付けた救急隊員は、電動のドアロック解除が機能するまでこのクルマのバッテリーを充電した。

こうして事態は落ち着き、今は弁護士が対応している段階だ。弁護士はGMが緊急時用のドアハンドルについて車内や取扱説明書に分かりやすく記載していなかったとして、この自動車メーカーに対し責任を追及している。

GMはこの主張を認めていないようで、GMの広報担当者であるトム・ウィルキンソンは事件ついて以下のような声明を『Detroit Free Press』に寄せている。「各モデルや製造によって異なるため、ドライバーはオーナーズ・マニュアルのドアロックの項目を読んでいただく必要があり、その上で質問があればディーラーやカスタマーセンターに問い合わせをしていただく必要があります」。

この種のドアロック解除の方法は、GM車の中でも特に珍しいタイプのものではない。シボレー「コルベット」でも以前から使用されており、少量生産に終わったキャデラック「ELR」にも電動ドアロック解除は装備されていた。また、テスラも「モデル3」のドアロック解除にボタンを採用しているが、緊急時用のラッチはもう少し分かり易く設置されている。ただし、モデル3は緊急時用の解除ラッチがフロント・ドアにしか装備されていないので、もしリア・ドアが開かなくなった場合、後部座席の乗員は車内で前席まで這っていかなければならない。

今回のことから得られる教訓は、オーナーズ・マニュアルをきちんと読んでおくべきであるということだ。もしも同じような状況に陥ってしまった場合は、落ち着いてくまなく車内を確認しよう。そうすれば、車内から脱出できる可能性は高いだろう。



最近の車の過度な電動化には常々疑問を感じていますが、果たしてドアまで電動ラッチにする必然性が何処に有るのでしょうか?

それに、アメリカ車程度の電装系のレベルで、本当に信頼性のあるモノが作れるのでしょうか?

電動ドアラッチなんて、故障内容によっては、走行中に急にドアが開いてしまったり、逆にドアが全く開かなくなる可能性だって有るのです。

そんな基本的な安全性に関わる部分まで電動化するメリットは一体何なのでしょう?

まあこの件は、結局はオーナーがマニュアルを読まなかった=オーナーの責任ということで終わると思いますが、高級車だからと言って、何から何まで電動化というのは、余りに稚拙な考え方です。

例えば機械式ドアラッチのフィーリングが気に入らないというのなら、工夫すれば良いだけなのです。

そういうのを少しでも改良する・・・ソレこそが技術の本道なのですが・・・まあ、そんな地味なことGMがやる訳が無いですが・・・。

電動シフトレバーと言い、電動パーキングブレーキと言い、余りにこの手が多いのは、非常に嫌なことです。

大体ドアごときの為に説明書が必要なんて、欠陥品ですよ。

キャデラックと言えば、以前バンクーバーオートショーでXTSを見た時、リアドアにチャイルドロックが掛かっていました。近くの係員にドアを開けてもらい、チャイルドロックを解除する様に言ったものの、結局何人か係員が来ても、誰もその解除方法を知りませんでした。

こういう本来なら皆共通であるべき所で個性を出そうなんてのは、デザイナーの思い上がりでしか無く、全く意味のないバカな事です!

PayPalを使った個人売買の詐欺に注意!

IT関係
09 /13 2018
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昨日、既に不要となっらカメラのレンズを2本、地元の個人売買のサイトに出品しました。

すると、真夜中にもかかわらず、僅か数分後に連絡が来ました。

非常に行動的な方の様で、しかも、レンズを2本とも一緒に、全く値引き交渉も無く私の言い値で買いたいというのです。

電話番号は地元の番号なのですが、今家に居ないので会えない、フロリダに居る娘のために郵送して欲しい…という内容なのです。

そして支払いにはPayPalを使用したい・・・ということでした。

まあ、送料も向こう持ち、言い値で買ってくれて、しかも金さえ手に入れば何の文句も無いのですが・・・。

取り敢えずPayPalで支払って貰うために、私のメールアドレスを相手に伝えました。

すると、支払い完了したという連絡が来て、PayPalからも取引完了のメールが来ました。

曰く、手続きは終了しました。商品を相手に送付し、送付番号を連絡すれば、私に相手の支払った料金が支払われる…という事でした。

しかし…先ずはこのメールに一切金額のことが書かれていないのが不思議でした。
コレでは一体相手が幾ら払ったのかも分かりません。

それにメール自体が何とも作りが安っぽい…とてもPayPalの様なIT企業のメールとは思えません。

そして、恒例の相手のメールアドレスを見たら…コレで決定的でした!

paypalupdate2018@gmail.com

PayPalの様な大企業がGmailなんかを使うわけがありません!
要するに、私のメアドを聞き出し、偽のメールを送ってきて、商品だけ送らせてトンズラ…という訳です。

実際相手が支払いを済ませたのなら、PayPalのページにその記録が残るものですが、ソレさえも有りません。

大体このメール、横にスクロールしないと全部読めないなんて、こんな稚拙なものをPayPalがやる訳がありません。

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因みに、コチラが本物のPayPalのメールです。やはり作りが全く違いますね…。

今回の件をまとめてみますと・・・

1.確認メールで金額が表示されていないこと。
2.確認メールの出来が余りに稚拙なこと。
3.PayPalのページで入金の確認ができなかったこと。
4.相手のメアドがGmail
5.レンズ2本、価格帯こそ違えど、標準ズームを同時に買う不可解さ

この5項目から、詐欺だと気が付きましたが、当然騙されて商品を送ってしまう人は居るでしょうね…。

このサイトはバンクーバーのものなので、変に郵送とかPayPalとかいう人は警戒した方が良いのかも知れません。

大体中古の商品を買うに当たって、現物さえも確認しない事自体おかしいですよね?

キヤノン、高級ミラーレス発表=初の市場投入、攻勢へ

写真・カメラ
09 /06 2018
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キヤノンは5日、大型イメージセンサーを搭載した高級ミラーレスカメラを10月下旬に発売すると発表した。カメラブランド「EOS(イオス)」に新シリーズを追加。キヤノンとして初めて高級ミラーレスを投入し、拡大する市場に攻勢を掛ける。

新ブラドは「EOS R(アール)」。参考価格は25万6500円(ボディーのみ)。ミラーレス市場はここ数年、20万円を超す高級機が人気を集めており、各メーカーが相次ぎ新製品を発表。

ンは既にミラーレスを販売しているが、市場のさらなる拡大を見込み、高級機種市場への参入を決めた。(2018/09/05-19:52)


ニコンに続いてキヤノンもこの市場に参入してきました。

しかし、この写真を見て思うのが、標準ズームとボディーとのアンバランスさです。

ミラーレスというのは電気製品なので、小型化はそれ程難しいことではありません。しかし、光学機器であるレンズは、余程の技術革新が無い限り、大幅な小型化は不可能です。

フルサイズミラーレスの先陣を切ったソニーも、最初に登場したコンパクトな標準ズームは、欠陥品と言っていい位に酷い性能で、結局マトモな描写をするレンズはとんでもなく高価で、かつ巨大になってしまいました。

ニコンとキヤノンは、ソニーが小口径マウントに苦労していることから、大口径マウントを採用しましたが、それは即ちコンパクト化の真逆を行く選択でもあるのです。

レンズは取り敢えず4本が発表されていますが、画像の24-100mmF4Lが700グラムで全長107.3mm…正に望遠ズームと言って差し支えないサイズですし、コレでも15.5万と大変に高価です。

高級版の28-70mmF2Lというのも発表されていますが、何か今更…といった感じの焦点距離ですし、敢えてF2なんて行かなくても…だったら24-70mmF2.8の方がまだ使い道が有りそうです。

最大径×全長は103.8×139.8mm。重量は約1,430gという巨大さに驚きますが、更に驚くべき42万というプライスタグ!

35mmF1.8マクロ…まあ、マクロで35mmというのは、正直被写体との距離が取れないと思うんですが…取り敢えずこのレンズが一番お手頃で、それでも7.5万円。

そして最後に50mmF1.2L…コレも驚くべき価格で32.5万円!

ボディーが25万円とすると、結局は50万近い出費を強いられるシステムという訳です。

それにしても、凄まじくブサイクなデザインです。本当に今の日本にはデザイナーが居ないんですね・・・キヤノンとトヨタは、その典型です。

まあ、スペックオタクには売れるんでしょうが、正直私は全く興味ないですね…。

そして気になるのが、別のマウントとなるEOS Mシリーズの今後です。
当然撤退は有り得ないと発表するんでしょうけど、今までこうやって新しいマウントが出た後、古いシステムを着実にアップデートしたメーカーは皆無なので…。

タダでさえ全くレンズが揃っていない所、放置となったら、ユーザーは無くに泣けません。

しかし、このEOSって名前、何時まで続けるんでしょうか?もう31年も経っているんですよ!そろそろ何か他の名前は無いのでしょうか?

まあ、何処をどう見ても興味ないので、この程度にしておきましょう。


ミルウォーキー M12 3/8コードレスラチェット

工具
09 /06 2018
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こんなのを購入しました。ミルウォーキー製3/8の電動式ラチェットです。要するに、エアラチェットがホース無しで使える…という感じの製品なのですが…。

近年、自動車整備の世界でも、電動工具の使用が一般的になってきました。

元々電動工具は、主に建築関係の人たちが使っていたモノですが、近年のバッテリーやモーターの高性能化から、コンパクトで扱いやすい電動工具が増えたことから、整備の世界でも普及しているのです。

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ところが、コチラの人が使っている工具の殆どがこのタイプです。
要するに小型インパクトレンチなのですが、正直この手は、どれ位の力で締まっているのかが確認できません。

敢えて確認しようとすれば、もう一つ別の工具をもっていなければならず、まあほとんどの人はそんな事はせず、ただガンガン締めて終わりです。

正直コレでは質の良い仕事は出来ませんし、特にアメ車に多いタッピングスクリューを鉄板やプラスチックにそのままねじ込んだ様な所では、簡単にネジ山を破損してしまいます。

そうならない為に…という工具が、この製品なのです。

コレだと、固く締まっているネジは、通常のラチェットの様に本体に力をかけて緩めてやることも出来ますし、最後に本体を少し力をかけてやることで、締まり具合を確認することも可能です。

コレで、電動工具ながら、従来のエアラチェット並の扱いやすさと、コードレスによる機動力が加わったのです。

本体が95ドル、バッテリー+チャージャーが59ドル…スナップオンの製品が500ドル位することを考えると、かなり割安になりました。

5年保証となっていますし、取り敢えず5年使った頃には、また新しい製品が出ているでしょうし、やはり電気製品というのは、基本使い捨てという感じですね…。




アメ車の整備性、耐久性

フォード
09 /02 2018
アメ車は丈夫で長持ちする。
乗用車はともかく、トラックは良い。
アメ車のエンジンは丈夫で長持ちする。
アメ車は誰でも整備ができる。
アメ車はシンプルで整備性が良い。

皆さん一度は耳にしたことがあると思います。

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写真は、私の会社で使用しているフォードE-450のバスのボンネットを開けたところです。

見て下さい!この雑然としていて、しかも隙間という隙間が全く無い様を…。

辛うじて奥の方にオルタネーターが見えますが、ファンベルトを交換するには、この巨大なラジエーターを取り外してやらないと、何も出来ません。

この手の車を整備するには、ボンネット側、室内、フェンダー、下…と頻繁に移動しながら作業することになります。

Eシリーズというのは、要するにバンなのですが、フロントが短い分、エンジンの半分が室内に飛び出しているのです。

ボンネット側から殆ど何も出来ない…だったら室内から簡単に整備できるのか?そんな甘い話しではありません。

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コチラは室内からの写真ですが、ご覧の通り、ほとんど何も見えません。
排気系の直ぐ横を複数のゴムのホースが通っています。

ゴムのホースだろうが何だろうが、銀色の断熱材でカバーさえすれば、排気系の横だろうがお構いなし…アメ車ってこういう雑な作りが多いですね…。

コレじゃ余りに気持ち悪いので、タイラップで右側(排気側)に移動しないようにしてやっています。

しかも、アチコチに使われている断熱材がグラスファイバーなので、作業中、それこそ体中が痒くなります。

では、この車が丈夫か?というと、皆たかだか30万キロも走らずにエンジンが駄目になり、皆載せ替えを経験しています。

確かに走行距離は少ないとは言えませんが、タクシーみたいな走り方をする訳でもなく、高速走行だって非常に多いのですが、丈夫なはずのアメ車も結構大したこと無いですね…。

この手のトラックで一番人気の有るフォードですらコレ…正直酷いですね…。

因みに私の周辺でも、アメリカ製ピックアップを乗っている人の多くが、何らかの理由でエンジン交換をしてます。皆新車で買った奴なんですけどね…。


americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。