バンクーバーのバス及びスカイトレイン、シーバス等、市の交通機関を利用する時、コンパスカードというICカードを使用します。
コレは4年前に始まったシステムなのですが、現金をチャージして、乗車のたびに料金を引かれる様に使うことも出来ますし、マンスリーパスとして使用することも可能です。
金額をチャージしたり、マンスリーパスを購入するのも、クレジットカードを使ってインターネットでも出来ますし、当然駅の券売機でも出来ます。
料金に関しては、現金チャージの場合でも、現金でバスで支払うよりもかなり割安になります。
バンクーバー市内で現金の場合3ドルのところ、コンパスカードで2.4ドルになります。
更に最初に改札を通ってから90分間は何回も乗り換えが可能なので、短い用事の場合は、一回の料金で往復することも可能です。
先日ダウンタウンに行った帰り、そのコンパスカードを紛失してしまったのです!
乗車した後に気付いたのですが、無料で乗せてくれたのは有難いところでした。現金は大きな札しか無かったので…。
こちらのバスはお釣りを出すというシステムが伝統的に無いのです!
そして家に帰ってから、ネットで自分のアカウントを確認した所、使われた形跡もなかったので、そのカードはネット上でキャンセルしました。
そして、残高は…翌日最寄りの駅の券売機で新たなカードを購入した後、サービスカウンターに電話した所、無事新しいカードに移し替えることが出来ました。
こうやって紛失した時点で自分でキャンセルできるというのは非常に良いですね!
そして、サービスカウンターもコチラとしては非常にスムーズに繋がりました。一般的に北米のカスタマーサービスというのは、延々と音声ガイダンスで時間を浪費することを考えると、大変によく出来ていました。
以前のバスパスや回数券なんかは、落としたらソレ終わりでした。そんな物を正直に届ける人なんか皆無ですから。
普段移動は車なので、あまり利用回数も多くない上に、特に何も考えずに使っていたシステムですが、こういう非常事態を体験して、中々良く出来たシステムだと実感した次第です。
ただ、せっかく新しいシステムを開発したのに、相変わらずマンスリーパスが月初から月末までで、希望の日から1ヶ月間という風に出来ないこと、旅行者に便利なウィークリーパスが無い辺りは、相変わらずだな…と思いますが…。