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トルクスとトルクスプラス話

修理
10 /30 2019
トルクスというのは、主にヨーロッパ車に多用されているネジです。アメリカ車でも使われているものの、どちらかというとタッピングビスの様な小物が多い印象があります。

それに対してドイツ車なんかではプラスネジなんかは皆無ですし、ボルトは6角、12角、トルクスといった感じなのです。

メルセデスメルセデス・スプリンターのブレーキキャリパーを取り外す時、どうも気になっていたのが、使われているトルクスのボルトが非常に精度が悪く、遊びが多いことなのです。

まあこのボルトは、ブレーキパッド交換時に一緒に交換するモノなので、それ程気にはしていなかったのですが...。

考えてみたらコレ、トルクスプラスですね!

20191030134908e45.jpeg


トルクスプラスというのは、トルクスを改良した新たな規格で、従来のトルクスに比べ、星型の角の部分が分厚くなっていて、工具、ネジ共にダメージが少ないのです。

トルクスは1967年にアメリカで開発されたものですが、ヘックスに比べて接触面が曲面のため、面接触で、ヘックスより接触面が大きいので舐めにくい…という話でしたが、コレこそ机上の空論もいい所で、実際は星型の角が非常に弱く、舐めやすいネジの筆頭でもあるのです!

私が初めてトルクスに接したのは、ホンダ車のエアバッグでしたが、当時は組立工が不慣れであったせいか、軒並み舐めていて、しかもロックタイトが使われていたので、取り外しに苦労したものでした。

トルクスは元々登録商標を持っていたこともあり、高価格であることも手伝って、普及に時間がかかりましたが、現在は特許も消滅しています。

そして特許の消滅を機に、1990年頃に登場したのが、トルクスプラスだったのです。

主な違いが、トルクスの弱点である星型の角の部分をより分厚く強化したことです。

そして、この形状変更から、
従来のトルクス工具を使うと、遊びが多くて舐め易くなってしまうのです。

私が初めてトルクスプラスに接したのは、スバルのフライホイールでした。当時何も知らずに皆、通常のT50のトルクスソケットを使っていたのですが、強く締まっているボルトなので、軒並み舐めたり、工具を破損したりしたものでした。

当時、それ用の専用工具が有ったのですが、TP50のトルクスプラスだったのです。

コレも既に登場から30年近く経つ割りには大して普及していませんし、知名度も相変わらず低いままで、正直私も、その存在を忘れていた位でした。

結局トルクスの特許切れで儲からなくなったから新しいのを出した、そして、形状が変更されているということは、要するにトルクスが失敗作だと認めた様なモノです。

既に普及したトルクスに対して、新たにコレが主流になるとは思えませんが…。
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2015 MacBook Pro15インチ、バッテリーリコール その3

IT関係
10 /29 2019
MacBook Pro 15 2015 model

バッテリーのリコールで修理送りとなった2015 MacBook Pro15インチを引き取ってきました。

預けたのが木曜日、5:45PMの予約でした。
そして日曜日、午後2時頃、修理完了のメールを受け取りました。

一般にパソコンのメーカーのサービスというと、平日のみの営業で何処も5時で終了、しかも大抵は人里離れた産業地帯にあり、仕事をしている人にはなかなか行き難い場所ですが、アップルストアは大抵交通の便の良い所にあり、私の行った店舗では、水、木、金は9時まで営業していますし、当然週末も営業しており、修理作業も週末を通して行われています。

そして所要時間ですが、5日と言われていたのですが、3日で終了しました。
今日引き取ってきたのですが、最初に言われていた通り、バッテリーと共にキーボード、トラックパッド、本体上カバーも交換され、新品同様の状態です。

バッテリーが加熱する…という話しだったのですが、もしかしたらバッテリー本体だけでなく、冷却性を向上させる為に、カバー等の設計変更もされているのかも知れません。

この辺りに関しては、敢えて質問はしませんでしたが、サービスが迅速な上に、直に知識のある人と接する事ができるのが有り難いですね。

東芝サービスなんかは、何も知らない無愛想な受付にPCを預ける…コレだけで不安でしたし、更に仕事も雑で、知識のある者と話すことも出来ません。

2015-MacBook-Pro-15-battery-capacity-before.jpg

コレが古いバッテリーの最大充電容量です。
購入当初は8700mAh弱であったのですが、やはり3年経つと、それなりに減ってきます。

バッテリーの初期化(バッテリーが切れてオフになるまで放置、オフになってから3時間ほど更に放置後、完全充電)を行うと、8200mAh台に回復します。

2015-MacBook-Pro-15-Battery-capacity-after.jpg

コチラが新しいバッテリーでの値ですが、新品当初よりも容量が大きいですね。
過去3−4年の間にバッテリーの性能が向上したのでしょうか?

何れにせよ、サービスも迅速で、非常に気持ちのいい取引をすることが出来ました。これで恐らく有料バッテリー交換無しに天珠を全う出来ることでしょう・・・。

こういう顧客サービスって、元は日本の得意分野だったんですけどね…今やソレを徹底的に研究したアップルの方がサービスは上です。

因みにMacが留守の間、久々に東芝を引っ張り出したんですけど…モニターの酷い事と言ったら…色もメチャクチャですし、少しでも角度が変わるとロクに見えない上に、全体的にモヤモヤしていて…あんなの使っていたら目がおかしくなります。

Macを買った当時、そろそろ目が…と思っていたのですが、あれから3年、未だに老眼鏡は使っていません。

やはり見易いモニターは、目にも優しいのかも知れません。
そういう意味でも、高い買い物も無駄ではなかったと思います。



MacBook Pro 15インチ バッテリーリコール その2

IT関係
10 /25 2019
MacBook Pro 15 2015 model

前回お知らせした先代MacBook Pro 15インチのバッテリーリコールに預けてきました。

予約の時間にアップルストアに行くと、故障診断を行い、問題が無かったのでバッテリー交換作業に入ります。

バッテリー交換…アップルの場合、コレが非常に難易度の高い作業です。


裏のカバーを外し、それこそほぼ全分解になるのですが、今回はキーボード、トラックパッド、そしてアルミ製の上カバーも交換になるそうです。

総費用が648ドル!その内上カバー一式が519ドルで、バッテリーのみの交換に比べて、かなり割高になっていますが、当然リコールということで、全て無料です。

上カバーに少しきになるキズがあったので、丁度良かった様な…。

日数は5日程かかるそうですが、東芝なんかが、例えばネジ一本で着脱可能なディスクドライブ交換の様な修理でも一律2週間かかることを考えたら、かなり良心的と言えるでしょう。

ちなみに東芝カナダの場合、ディスクドライブ交換でも、漏れなく勝手にHDDフォーマットされます‼︎

やはりウィンドウズなんかと比べて、身近に専門家に会えるというのは、良いことですね。

まあ、その為の高価格とも言えますが…。

高価格と言えば日本のパソコンですが、アレは完全にガラパゴス化しています。
北米では既に全社撤退していますが、日本国内では相変わらず高いシェアを誇っています。

そして、その凄まじい低性能に対して、凄まじいプライスタグが付いています。
コッチで500ドルで買えるモノよりも低性能なモノが10万オーバで売られているんですから!

まあ、コレもサポート代と言えなくもないのですが、そのご自慢のサポートも、基本電話ですし、やはりアップルストアの方がトータルのサービスは上ですね。


クライスラー・シーラス ヒューズ飛び

修理
10 /23 2019

99-Chrysler-cirrus.jpg99年式クライスラー・シーラスです。

90年代のクライスラーは、フルサイズが縦置きV6のLHカー、そして中級車がこのJAカー、クライスラー・シーラス、ダッジ・ストラタス、そして遅れて登場したプリマス・ブリーズで、更にその下がPLカー、ネオンでした。

さてこの車、エンジンを掛ける時にヒューズが飛んで始動不能という事でした。

試してみた所、毎回ヒューズが飛ぶ訳でもなく、2〜3回に一回という感じの様です。

Chrysler-cirrus-fuse-box.jpg

黄色いヒューズが一つだけ違いますが、このヒューズが飛ぶのです。この20A程度の小さいヒューズなので、スターターソレノイド系の回路です。

こういう場合は、配線そのもののショートよりも、電気部品のトラブルを疑います。

chrysler-cirrus-starter-relay.jpg

先ずは同じヒューズボックス内にあるリレーを疑ってみましょう。4つリレーが有りますが、皆同じ形状なので、他の物と入れ替えてテストしてみますが、それでもヒューズは飛びます。

次に、キーを捻った状態で、スターターソレノイドの配線とボディーアースの間に導通が有るかを点検します。

Chrysler-cirrus-starter-terminal.jpg

スターターのこの部分の配線が、IGキーと繋がっています。

何度キーを捻っても導通は無かったので、配線自体には問題ない…という事で、スターターの交換になりました。

古いスターターを分解してみると、ソレノイドの接点もかなり磨耗していますし、まあ、丁度良い交換時期であったと言えます。

Chrysler-cirrus-starter-.jpg

スターター交換後は、問題なく始動しています。

それにしても、相変わらず作業性は良くないですね…どこにネジが有るかも全く見えませんし、全て手探りでの作業でした。

取り出すのも、取り敢えず最低限のスペースは有り、他に何も外す必要はありませんでしたが、本当に最低限のスペースでした。最初は恐らく左側のアルミ(エンジンマウントのブラケット)は外すんだろうと思いましたが。

更にソレノイドは、車上では全く手が届きません。スターターが逝かれた時にハンマーで…という裏技も使えませんね。

どうもアメ車って、ヒューズ飛びが多いような気がします。

Chrysler-cirrus-Battery-location.jpg

しかしこの車…バッテリーがフロントバンパーの裏で、交換するにはインーフェンダーを取り外し、タイヤを取り外すことになります。

極寒の地デトロイトで作った車がコレじゃマズイですね…。

この車は登場したのは94年、前年暮れに登場した5代目アコードとデザインが物凄く似てる…なんて話題になったものでしたが、やはり見た目だけですね…。

アメリカ車は古くなっても部品がある…とよく言いますが、この辺りも殆どの部品がすでに絶版になっています。


スナップオン FHLLF80 3/8エキストラロング・フレックスラチェット

工具
10 /22 2019
201910220802447f7.jpegこんなのを購入しました。
写真上のスナップオンの3/8ドライブ、エキストラロング・フレックスラチェットです。

写真下のタイプは既に20年以上使っていますが、近年の車の整備性の悪化から、より柄の長いモノが求められる様になってきているのです。

過去20年以上私が使ってきたのは、長さ12.5インチ(写真下)なのに対して、コチラは19.5インチとかなり長くなっています。

この長さは、プロトの1/2ラチェットよりも長いのですが、力は要るけど1/2だと頭が大き過ぎて入らないという場所も多々あるのです。

1/2よりも長い3/8ラチェット…ソケットの強度は大丈夫なんでしょうか?スナップオンのソケットは、無理すると割れ易いと思うのですが...。

スナップオンのラチェットというのは、長年あまり変化が有りませんでした。

50年代と80年代では正直殆ど差がありませんでしたし、90年代になっても、精々シールドタイプになった程度です。

それが過去10年で大きく変わりました。それまで30Tであったものが、今のは80Tにもなっているのです。この80Tが出た当初は、ヘッドが大型化したのですが、その後小まめな改良が施され、私の22年前のソレよりも小さくなっています。

2000年代になってから、台湾製のギアレンチというものが注目され、今や現場では欠かせない存在となっています。

そして、その影響が、通常のラチェットにも取り込まれたのです。

値段は180ドルでした。まあ20年以上前に150ドル近く払ったことを考えると、思った程値上がりしていないとも言えますが....

まあ、高いモノの、コレも勤務先から出た金なので…。

一つ嫌なのは、ゴム製のソフトグリップです。この手は、手触りが暑苦しい上に、パーツクリーナーを使わないと汚れが取れず、特に黒い部分は汚れが見えないので、一見綺麗そうでも手に取ったら汚れがベッタリ…という具合なのです。

旧来のプラスチック製グリップは、一目で汚れがわかる上に、サッと一拭きで汚れも取れるのですが…。

そんな訳で、グリップの交換を予定しています。

カナダの外食 2019年

カナダ情勢
10 /19 2019
私は事あるごとに、「日本は物価が安い」と言っていますが、カナダの外食がいかに高いかを紹介しましょう。

bread.jpg 

コレは、あるレストランでの食事なのですが... まず最初にパンが出てきます。
コレはまあ悪くは無いものの…パリのユースホステルのパンより数段劣ります。 

昔はパンを食べ過ぎたらメインが食べられなくなったものですが、今はそんな心配ありません!

salad.jpg

 次に出てくるのがサラダ…コレが10ドルです! 

main.jpg

そしてメインは…鴨肉なのですが、まあ味自体は悪くは無いものの、コレで30ドルです! 

何故コレを選んだか… というと、大体この手のレストランは、数種類しかメニューがないのが普通で、この店の売りはサーモンなのですが、カナダのレストランでは絶対にオススメしません。衛星の為と言ってスーパーウェルダンしか提供できないからです。 

ステーキは驚く事に40ドルオーバー…ステーキ程度なら自分でも料理できるので、そんな金払う位なら、普段余り口にできない鴨肉を選んだ訳です。 

desert.jpg

 デザートは、フランス風にクリームブリュレ... コレは表面に飴状に溶かした砂糖をのせたカスタードプリンの様な感じのモノなのですが、砂糖の下は単なるカスタードクリームで、パリの街角のカフェの3倍の値段ながら、当然味は足元にも及びませんでした。 

コレでトータル税込で53ドル、チップ入れて60ドルです!!

コレで味が素晴らしいのならともかく、何れも全く印象に残る味ではなく、パリならシャンゼリゼでも、遥かにマシなモノが、遥かに安く食べられます。 

 東欧じゃなくてパリですよ、パリ! 

日本では、高級レストランというと、最大限のおもてなしをする場所だと思っていませんか?

ところが北米のソレは、「金払えるんなら来てみな!」という姿勢が基本にある様な気がするのです。 

今回は無料のクーポンがあったので、痛くも痒くもないのですが、60ドル払ってコレじゃ... 二度と行かないのだけは確かです。 

とても量も十分とは言えず、パンも全部平らげたにも関わらず、家に着いた頃には空腹感が襲ってきました。 

オリンパスE-M5マーク3発表!

写真・カメラ
10 /19 2019

olympus E-M5 mark3 body

オリンパスE-M5マーク3発表!

8月に発表される予定だったオリンパスE-M5マーク3が、遅れること2ヶ月、ようやく正式に発表されました。


E-M5マーク2の発売が2015年2月、既に4年半が経過しています。2年前に発売されたE-M10マーク3が非常に保守的なモデルチェンジだったこと、スケジュール的には、本来なら去年発売されてもおかしくなかったこと、そして今年はオリンパス創業100周年ということもあり、大いに期待されたモデルです。


2000万画素機 像面位相差AF内蔵

今回の大きな変更は、センサーがE-M1マーク2と共通の2000万画素、像面位相差AFを搭載したことで、最上級機と同等の画質、AF性能を実現したことです。


従来2000万画素機はあっても、像面位相差AFはE-M1系の独壇場だっただけに、魅力的だと言えます。

尚、像面位相差AFのメリットとして、高速AFの他にも、旧フォーサーズのレンズを使用する時、AFが快適に作動するというのもあります。通常のコントラストAF機の場合、AFが遅くて使い物にならないのです。


新開発5軸手振れ補正は最高6.5段

手ぶれ補正も新開発の5軸補正で、ボディ側で5.5段、対応レンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO)によるシンクロ補正で6.5段と、E-M1マーク2と同等になっています。


6.5段というのは、2秒を手持ちで撮れる程強力なものです。


残念なのが、シンクロ補正はパナソニックのレンズでは使えないことなのですが、まあ5.5段でも十分過ぎると言えますが…。


ファインダーの倍率が少し下がっていますが、アイポイントを約27mmに延長して、メガネの使用を容易にしたということです。


その他にも、ライブコンポジット、プロキャプチャーモード、フォーカスブラケティング+ 深度合成等、機能は充実しています。


olympus E-M5 Mark3


手持ちハイレゾショットは無し

ひとつ残念だったのが、手持ちハイレゾジョットが採用されなかったことですが、現在コレができるのはE-M1xのみです。このコンパクトサイズでは無理だったのでしょう。


従来と同じ、三脚の使用が必要となります。


小型軽量のボディー

ボディーは噂の段階からプラスチック化され、小型軽量化されていると言われていましたが、事実、マーク2よりも55グラム程軽くなっています。


55gなんて大したことない…と思うかもしれませんが、私が現在愛用しているレンズ、パナライカ12-60mmと、以前愛用していたパナソニック12-35mmでは、僅か15gの差なのですが、結構差を感じるのです。


バッテリーはE-M10系と同じであることが早くからスクープされており、プラスチック製のボディも合わせて、前回、E-M10マーク3がかなりスペックダウンされた様に、今回はクラスダウンする?と不安視する向きがありましたが、いざ蓋を開けてみると、E-M1マーク2の機能を、よりコンパクトなボディーに詰め込んだ…そんな印象を受けます。


防塵・防滴・耐低温性能を継承

プラスチック化、コンパクト化はされながらも、オリンパスの伝統である防塵防滴はそのまま継承されています。


E-M1マーク2Jr.

しかし… E-M1マーク2も既に3年目です。今回、それに準ずる機能をよりコンパクトなボディーにまとめたということが出来ても、全くE-M1マーク2を超えた部分が無いというのは、如何なものでしょうか?


本当なら去年登場してもおかしくなかったモデルですが、それにしては、余りに正常進化すぎる様な気もしないでもないですね…。

100周年というには、同時に発表されたPL10といい、些か地味な気がしますが… 今のオリンパスに出し惜しみなんかしている余裕は無いはずですよ!


個人的には、相変わらずメインスイッチが左側にあること、モニターがバリアングルなのが気になります。チルトの方が素早く設定出来るんですよね…。ペンタックスK1系の様な縦横両方にチルトするタイプの方が個人的には嬉しかったのですが…。


かと言って、大きくて重いE-M1系を買う気はありませんし、恐らく今回はコレを買うことになるんでしょうね…。


値段は10月17日発表の翌日現在、14,6000円程度になっている様です。キャッシュバックと10%のポイント還元を考えれば、実質12万円といった感じでしょう。まだE-M1マーク2と比べても割安感は無いですが、まあ、昨年の税金の還付金で買える程度の金額なので…。

ニッサン・セントラ ATフィルター交換

修理
10 /07 2019
日本ではあまり一般的とは言えませんが、北米では、ATFを交換する時、一緒にフィルターを交換してやるのが一般的です。

最近は外付けのエンジンオイル用と同じ様なフィルターが増えましたが、少し前のものは、皆オイルパンを外さないと交換できないのが一般的でした。

まあアメ車の場合、一般的にドレンプラグがないので、ATF交換にオイルパンを外し、一緒にフィルターを交換するのが一般的ですが、ドレンプラグの付いている日本車では、ATFの交換のたびにフィルターを交換することはありません。

そのせいか、一般的にその作業は、アメ車に比べて面倒だと言えます。

先日作業した古いニッサン・セントラ なのですが、ドレンからATFを抜き、オイルパンを剥がし、フィルターを外して交換終了…と思った所、フィルターを留めているボルトの一本、一番長い奴が、どうやっても締まらないのです!

外す時にネジ山を傷めた? という風にも見えません。

他のボルトと位置を変える?他のボルトはそれよりも短いのでダメです。

流石にオートマなので、締まらないボルトを放置する訳には行きません。

ネットで検索してみたところ、なんとそのボルトは、上からナットで留まっており、それを締めるには、バルブボディーを降ろして、上でレンチで押さえながら締めないとダメだと言うのです!

コレには驚きました! 今まで日本車も含めて様々な車のATフィルターを交換しましたが、その交換にバルブボディを降ろさないとダメなんてのは初めてでした。

バルブボディを降ろす時に気を付けないといけないのは、必要なボルトだけを外すことです。何も考えないで全部外してしまうと、バルブボディまでバラバラになってしまうので、大ごとです。

20191007160440c96.jpeg
 - マニュアルの一例…赤いボルトのみを緩めます。

こういう時は、必ずマニュアルで緩めるボルトを確認して作業すべきでしょう。

マニュアル通りの作業でバルブボディを降ろし、ナットを抑えながら締め付けることが出来、無事作業は終了しました。

それにしても、こんなの一体誰が予想するでしょうか?
フィルター自体、普通に近所の部品屋で在庫されている位ですから、全く需要がないとは思えません。

知らないで作業したら、本当に大変なことになります。特にサンデーメカニックが自宅でやったら悲惨なことになります。

結局30分程度の作業を予定していたのが、2時間位掛かってしまいました。

やっぱりニッサンって、こういう所がバカですね…。
それとも長年フィルター交換なしで問題なく走っているのを優秀と思うべきなのでしょうか?


MacBook Pro15インチ、バッテリーリコール!

IT関係
10 /05 2019
2015-16年にかけて販売されたMacBook Pro15インチに、バッテリーの不具合があるということで、リコールが発表されています。

私が久々にマックを購入したのは2016年11月、Retinaの最終モデルの
MacBook Proの15インチですが、コレは2015年後期モデルということになります。

私の購入した直後に発売された新型は2016モデルになりますが、私が購入した当時、既にアップルストアに現物があり、実際に手に取って確かめたのですが、コチラはUSBやSDカードスロットを廃止していること、バタフライ式キーボードのタッチがイマイチなこと、タッチバーに必要性を感じないこと、そして大幅な値上げから、敢えて避けたのですが…。

今日、アップルからメールでバッテリーのリコールの話を聞きました。
アップルから来たリンク付きのメールなのですが・・・最近こういうのを受け取ると、どうも偽物の様な気がしてしまい、メールのリンクはクリックせず、実際にアップルのサイトで確認してから、ソレが事実であることが分かり、私のシリアルナンバーが対象であることも確認できました。


バッテリーが加熱して安全上に問題が有るということなのですが、確かに夏の暑い時期、結構熱くなっていました。

3日程預けることになるそうなのですが、まあ、3年使って無料でバッテリー交換してもらえるのなら、運が良かったですね・・・。

購入時、200ドル分のサービス券を貰っており、コレは将来バッテリー交換にでも…と思って残してあるのですが、その必要も無くなりました。

さて、何買おうか…と思った所で、特に欲しいと思うモノも無いんですよね…アクセサリーまで純正で揃える様な趣味は無いですし、今のパソコンなんて、正直単体で何でも出来るので、アクサセリー自体も必要ありませんから。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。