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ミス・ベルベディア…50年の眠りから覚めて…

プリマス
04 /30 2020
Miss_Belvedere'_before

ミス・ベルベディア…50年の眠りから覚めて…


少し古い話しなので、ご存じの方も多いと思いますが、Yahooカナダを見ていたところ、この話のその後が紹介されていたので、取り上げてみました。

時は1957年、オクラホマ州タルサ市にて、オクラホマ州の50周年記念として、裁判所の地下にタイムカプセルを設け、そこに新車の57年プリマス・ベルベディア(愛称:ミス・ベルベディア)を納入し、同時に50年後の2007年のタルサ市の人口の予想を公募し、グローブボックス内にソレをマイクロフィルムとして納め、50年後の2007年に開封し、最も予想が当たった人にミス・ベルベディアをプレゼントする…という大変に夢のある壮大なイベントが行われたのです!

Miss_Belvedere'_before

時は冷戦の真っ只中、曰くこのタイムカプセルは、核兵器の攻撃にも耐える…という事だったのですが…。

時は流れ、2007年、ようやくそのタイムカプセルが開封される時が来たのですが…その衝撃的な姿がコチラ!

Miss belvedia 2007年

人々の前に50年ぶりに姿を表したミス・ベルベディアは、全身を錆に覆われた、ソレはひどい状態だったのです!

核兵器の攻撃に耐える筈のタイムカプセルも、水の侵入には耐えられなかったのです!

そして当選者は…というと、1979年に既に亡くなっており、当時100歳になる姉に所有権が移りましたが…こんなの貰っても困りますよね…!

Miss Belvedia after de-rest

先ずはニュージャージーのレストア業者に譲られ、サビ取りが行われましたが、一筋縄には行きませんでした。

miss belvedia interior

タルサ市も余りの失望から既に興味なし…。

miss belvedia belongings
- 一緒に収められた57年当時の小物…

最終的には、イリノイ州にあるヒストリック・オート・アトラクション博物館に寄付されることになりました。

Miss Belvedia after de-rest

そして現在の姿…。

このニュース、当時、その余りに酷い姿で発見されたことだけは知っていましたが、その後が有ったことを今日初めて知り、記事にしてみました。

あの当時、50年後に既にプリマスが無くなっているなんて、一体誰が予想したでしょうか?
アメリカ人が皆アメリカ車に熱狂し、毎年ニューモデルの発表をお祭り騒ぎで見守った50年代…。
正にこの時代ならではの夢のあるイベントだったと言えるでしょう。

仮に今、例えばダッジ・チャレンジャー辺りをタイムカプセルに収めた所で、「あっ、そう…」「税金勿体ない」で終わりそうです。

そして、ミス・ベルベディアのその姿は、正に現在のアメリカビッグ3の姿を風刺している様にすら見えてしまいます。
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キューバ2020 ハバナの自動車修理事情

キューバ 旅行
04 /26 2020
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ハバナの自動車修理事情


キューバでは、ご存知の様に、我々には考えられない様な古い車が当たり前の様に「日常の交通機関」として酷使されています。

そういった車たちが、どういう風な修理を受けているのでしょうか?

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宿の近所で見かけたオペル…凄まじい具合にパテが塗りたくられています。コレだって次に来る頃にはピカピカに生まれ変わっているかも知れません。

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道端でリアブレーキの修理が行われていました。

52 Chevrolet in Havana, Cuba

52年辺りのシボレーでしょうか? ボンネットのエンブレムがオールズモビルになっています!
LEDのヘッドライトに注目! この手は結構見かけます。

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悲しいことに、エンジンはキアでした。

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ZILトラックで何か修理をしています!

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クラッチディスクのスプラインが破損したそうです! こんな所でトランスミッションを降ろすのです!
このクラッチディスク、十分に新しく見えますけど…。

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トラックの下を覗いてみると…アンタ、そんな所で何してんの?

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路上修理は、車ばかりじゃありません。
道端でボートみたいなものが立っていると思ったら…大抵3輪タクシーの修理です。

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こんな工具で修理するんですから、驚きます。

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フィアット126が…

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こんな道端でトランスミッションまで分解してしまうのです!
いくらシンプルな車とは言え、工具の質と言い、やはり驚かざるを得ません。

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整備工場から凄まじいハンマーの音が聞こえてきました。

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57年フォードのフェンダーを修理していました。
背後に有る車のものです。

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こんな分厚い鉄板を…正に職人技です!

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今の時代こんなのは、程度の良い中古に交換するというのが殆どです。

ココも整備工場とは言え、設備という設備も無く、多くの修理が、こうやって道端で行われているのです。

カナダ程ではないにしても、キューバという国は、四方を海に囲まれた国。潮風による錆だって馬鹿にならないでしょうに、こういう修理を繰り返すことで、50年代どころか、20年代、30年代の車も現役で走らせ、しかも実用車として日常的に酷使されているんですから、やはり驚かざるを得ません。

PayPay... 日本の低レベルなIT事情

日本の話
04 /24 2020
今回日本に帰った時、PayPayというのが新たに日本で普及した電子決済サービスだということを耳にしました。

12月にカメラを購入した時、ヤフーショッピングで購入すると、価格コムの最安値よりも安く、しかも10%のポイントが付くということで、ソレを利用することにしました。

そのポイントというのが、9%のPayPayボーナスライトと、1%のTポイントという風になっていたのです。

このボーナスライトというのが実に曲者でした!

最初のカメラを購入した時、日本の携帯を持っていたので、その電話番号で登録しました。
ところが、そのボーナスライトのポイントが付くのが、1ヶ月以上経ってからで、しかも帰国の直前でした。

更にこのボーナスライトのポイントの有効期限は僅か60日です

トータルで1.3万程のポイントが付いた事になるのですが、そんな中途半端な金額で、しかも帰国直前に言われても、特にその段階で欲しい物も無く、面倒だから、何か商品券でも…と思ったら、商品券の購入には使えないのです!

仕方ないので、帰国してから商品を購入して、実家に届けて貰いました。

その時はポイントとプラスαで購入したのですが、一月後、その時の買い物に対して、2000円分のボーナスライトのポイントが付いたのです。

無駄にするのも勿体無いから…と何か買おうとした所、上手くポイントを使うことが出来ません!

調べてみた所、日本で使用していた携帯と繋がらない為に、使用できない…という事でした!

そこで問い合わせを入れてみたところ、このシステムを使うには、日本の電話番号がないとダメだという事でした

では、日本の知人の電話番号を使用したら?ソレもダメだということです。

昔からあるシステムなら兎も角、こんな新しいシステムですら、こんな鎖国的な姿勢を取るんですね…。
驚きを通り越して、呆れる以外にありません!

つくづく日本のITというのはレベルが低いんだな…と、改めて実感した次第です。

ITと言えば、例えば今、日本では学校も休校となっていますが、子供たちは家で何をやっているでしょうか?

バンクーバーでは、オンラインで授業をやっているのですが、その間、日本の子供達は無意味に時間を過ごしているだけです。

その差は一体どこから来るのでしょうか?

やはり先ずは国民全体のITに対する意識が非常に低い事です。高校生のパソコンのスキルを比べても、日本は先進国の中でダントツでビリです!パソコンの普及率ですら、 韓国やタイにも余裕で負けているのです。

日本のIT製品の普及率で唯一ビリじゃないのは、携帯ゲームの普及率…という体たらくなのです!

そして、特に決定権の有るような立場にある人たちが年を取りすぎていて、精々ワード、エクセル、ネットを使えます…程度の認識しかない事から、仮に下の方にいいアイディアが有っても、そんな人たちに理解できずに、モタモタしているウチに立ち消えになるのです。

IT化とは、即ち世界を相手に商売を繰り広げるチャンスの筈が、ソレをせずに余計に内にこもるのが日本のITです。
今回は2000円程度だったので、まあ最初からなかったことに…と諦めるしか有りませんが、今回初めて接した新たなシステムの出来が余りにお粗末なのには、日本の先行きが心配になる程の衝撃でした!

武漢・テドロスウィルス=COVID-19 事情 2020年4月現在 in バンクーバー

カナダ情勢
04 /22 2020
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暖かくなれば収まる…なんていう楽観論のあった武漢・テドロスウィルス=COVID-19ですが、一向に収まる気配は見えません。

日本では、ようやく東京近郊のマクドナルドがテイクアウトのみの販売となりましたが、ココ、バンクーバーでは、この1ヶ月、全ての飲食店は、テイクアウトのみの営業となっています。

マクドナルドなんかは、配達のみとなっています。

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写真は、スーパーマーケットの入り口です。人数制限をしている関係で、外に行列が出来ます。
その行列も、前後2m間隔を開ける様になっています。

店舗によっては、全員の体温を測ってから…という所もあります。

無人レジは、一回一回使用後に清掃が行われ、有人レジでは、客との間にアクリル板で仕切りが設けられています。

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個人商店でもこんな感じ…路面の印の所で待つのです。

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バスは、乗客と運転手が接触しない様、本来は前から乗って支払いをするシステムですが、現在は後ろのドアから昇降することになっており、料金は無料になっています。

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シートもこの様に、使用禁止のシートが指定されており、可能な限りソーシャルディスタンスを保つ様に配慮されています。

休みの人が多くて、バスが無料なら、さぞかし混み合うか・・・と思っても、ソレがラッシュ時でも大して混み合いません。
ところが、昨日発表されたのですが、バスやスカイトレインの本数を減らすというのです!

無料で運行していることもあり、大幅な赤字に陥っているからなのですが、そうなると、今度は逆に混み合い、ソーシャルディスタンスを保てなくなる・・・という批判も起こっています。

街を見ても静かなもので、ソレ故に何も起こっていない様にも見えてしまうのですが、スーパー等しか開いていませんし、本当に死んだ街という感じです。

日本では10万円がどうこう、GWが…なんてバカなことを延々と話していますが、既に世界は、後の中国の取り扱いについてに焦点が移っているのです。

日本の勉強「だけ」は出来る世襲議員には、そんな事は別の世界の出来事なんでしょうね・・・。

キューバ2020 ハバナの景色2

キューバ 旅行
04 /17 2020
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朝、宿の屋上に行くと、思い掛けない来客がありました。

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この鼻筋の通った様な独特な模様は…

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間違いなく、去年、キッチンに住み着いていた子ネコです!
まだあどけない感じだったのが、立派に成長したものです!

この手のネコは、本当にアチコチで見掛けるのですが、誰に飼われている訳でも無いにも関わらず、皆行儀よく、身ぎれいで、しかも人懐っこい辺りからして、結構大切に扱われているのかも知れません。

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宿のあるセントラルハバナは、一般的な住宅地で、使用する貨幣もCUPが一般的です。ホットケーキの様なピザは非常に安価です。

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宿から一番近い観光地?はココ…。

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曜日と時間によっては、こんな風に空っぽです。

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ハバナにだって、こんな立派なデパートが有ります。
創業は1885年と古く、この建物も90年代にレストアされたそうですが・・・中は取り敢えず有る物全て並べた系の店です。

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その向かい側にも、こんな立派な建物が…しかし、同じく大した店はありません。
しかし、古くからこんな大きな建物が有ったという辺りからしても、如何にハバナが栄えていたかが見て取れます。

この2枚は、パナソニック・ライカ8−18mmの8mm側を使用しています。こんな超広角でもギリギリですね。

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結婚式が行われていました。
コチラはパナソニック45-150mmF4-5.6という、所謂安物キットズームで撮影したものですが、パナソニックは安物レンズでも結構良く写りますね!

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その車というのがコレ… 35年頃のフォードです!

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その直後にもう一軒! 今度はエドセルでした!

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オールド・ハバナに入っています。この向こうはオビスポ街…観光客で溢れるべきこの辺りも、ヒッソリとしています。
57年ポンティアックと58年シボレー… より新しいシボレーが、4灯ライトのせいか、豪華に見えます。

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何となく印象に残ったので一枚…。コレは何なのでしょう?

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チェコ・スロバキアのCZ250 モデル455です。61〜65年まで生産されたモデルですが、フロントフォークを交換し、ディスクブレーキ化した上に、手製のチャンバーが奢られています。

CZというのは、元々銃器のメーカーで、非常に高品質な上に、部品の互換性も完璧で、メンテナンスも容易だということで定評がありました。同時代の日本製ときたら…ネジも部品も納入業者によってマチマチで、バラツキも大きくて、メンテナンスも非常に困難で、CZの足元にも及ばなかったのです。

バイクに関しては、特にレースでの活躍が有名で、69年当時、350ccDOHC4バルブV4エンジンという、ホンダにも勝る凄まじいエンジンを使用していました。

そのレースに投入された凄まじい技術に対して、製品の方は、2ストの小型車のみとシンプルなのは、共産圏ならではのことでした。

70年代入って日本勢が台頭すると時を同じくして、共産圏の技術的停滞が顕著になり、以降、目立った活躍も無く、現在は部品メーカーとして営業しているそうです。

私がヨーロッパを旅行した時、ナイフを一本購入しましたが、敢えてドイツやスイス製ではなく、チェコ製のモノを購入しました。その理由は…前述の通り、チェコという国が、かつての工業大国であり、しかも兵器産業が非常に優秀であったこと…この事から、興味半分で購入したのです。

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児童公園?で見かけた遊具…

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コレは一体何がモチーフなのでしょうか?

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コレといい…少なくとも日本人やカナダ人には有り得ないセンスをしています。

かつて、ネット上でロシアの公園の遊具が怖い…と言って話題になりましたが、ソレに何処か通づるモノを感じました!

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オビスポ街にある共産党系レストラン。

前回来た時は工事中だったので、流石にオビスポのこの一等地だから、オシャレなレストランに生まれ変わるのか…と思ったら、驚いたことに、「キレイな共産党系レストラン」に生まれ変わっていました!

コチラが昔の写真>>

こうやってズラリと並んだカウンター席、一杯の時は、終わりそうな人の後ろに並んで待ちます。

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キレイになっても、出てくるモノは同じなんですけど…。

支払いの時、5cuc出すと、1cucしかお釣りが来ません。隣の人が同じ物食べて3cuc支払っているのを見たので、3cucと文句を言うと、何故か全部で3cucのお釣りをくれて、結局2cucで食べてしまいました。何だかいい加減ですね…。実際幾らなんでしょう?

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コチラはセントラルハバナにある、同じく共産党系レストラン。薄暗くて小汚く、コチラはCUPの支払いです。

モヒート キューバ

お釣りは、いつも行くバーで使わせて貰いました! このモヒートは1.5CUCと、他が3〜4CUC取るのに比べてかなり良心的です。なので、3cuc全て渡してきました!

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私の使用しているオリンパスE-M5マーク3には、「瞳認識」という機能があります。
カメラを向けると、画面の中にある人の顔の「瞳」を認識して、自動的にピントを合わせる機能なのですが、コレを撮影している時、驚いた事に、カメラが「木像」の瞳を認識して、人の方を認識しなかったのです!

まあ、それだけ彫刻の出来が良いとも言えますが、逆にカメラが馬鹿なのか…?

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日陰とは言え、30度を超える暑さです。馬も心なしか疲れて見えます。

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この手はアチコチで売られていますが、こんな暑い中でもスッキリとして、甘さも控えめで良いですね。
キューバの甘い物に共通しているのは、皆甘みが上品なことなのですが、コレは砂糖の質なのでしょうか?

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チョット面白い光景だったので、素早く一枚…。

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犬と言えば、この村田さん…実際この犬の名前、Mulataって言うんです…。

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やはりオールド・ハバナは、この国会議事堂の見える通りが一番良い様な気がします…が、何故かココに限って、車の通りが物凄く少なくて、光線具合と合わせて結構苦労します。

今回の2月半ばという時期は、私にとっては非常に暑い時期であっても、キューバでは冬なのです。
冬の低い太陽による影に苦労するのですが、夏はどんな風なのか、興味あるものの…逆に強すぎる光線に苦労しそうですし、その前に暑さでやられそうです。

Obispo 2020

オビスポの景色。ハバナの人にとって、ココは着飾ってくる場所なのです!

観光客の姿が少なく、街が空いていて良いな…なんて他人事の様に思っていた2月半ばですが、宿の値段が今までの半額になっているにも関わらずガラ空きで、既に現地では、その打撃を受けていたのです。

その一月後には、外出禁止令が出るなんて、この時は思ってもいませんでした!

カナダ人の英語の書き方! 貴方は英文を読むのが苦手だと思っていませんか?

カナダ情勢
04 /16 2020
英語の文章を読んで、読み難いな…またはツマラナイな…と思った方はいらっしゃいますか?

ご安心下さい! それは貴方の英語力が低い訳では無く、英語の書き方自体に問題があるのです!!

先日、私の関わっているウェブサイトに、ある注意書きを追加しました。

Canadian English after

コレが私の書いた奴です。非常にシンプルで、ひと目で何を言っているのか判る様にしています。
そして、コレの原稿が…。

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コレなのです…。

改行も無ければスペースも無い、ただダラダラと最初から最後まで書き続けるのが、コレがカナダの正式な書き方なのです。

私もコチラで英語の学校に行ったことがあり、文章の書き方なんかを習ったことがあります。そこで指導されるのが、スペースも段落も何もなしに、タダこういう風にダラダラと書け!というのです。

コレはビジネスレターでも同じなんです。

「ソレじゃ何が要点だかひと目で判らないじゃないか!」と先生に言ったところ、「慣れれば判る」だそうです。

要するに、こういう所がダメなんですね…。
そして、英文を読むのが億劫だと思うのは、コレが原因なのです!

特にウェブサイトに掲載する場合、シンプルでひと目で意味が判ることが最も重要なことです。
一つのウェブサイトに一人が滞在する時間は、平均30秒程度なんですから!

この事に関して、それこそ過去8年間文句言ってきているのですが、相変わらずこんなのが送られてきます。
しかも相手は、元英語の先生とあって、余計に手に負えません。

そんな文章ウェブサイトに載せたって誰も読まないと言っても、読む人は読む…ですから!

そんな奇特な数人よりも、大多数の平均30秒滞在の人にターゲットを合わせる事の方が大切なのです。
特に今のバンクーバーでは、既に人口の半数近くが英語を母国語としない人たちで占められているんですから。

何時もこういう文章を受け取って、目眩を覚えながらも、そこから要点を抜き出し、最低限の英文にする…結構な労力なのです。

こういうのって、少なくとも英語が母国語じゃない私の仕事じゃないと思うんですけどね…。

映画監督の大林宣彦氏、82歳で死去 肺がんで余命3か月の宣告から3年8か月

映画・音楽
04 /11 2020
 映画監督の大林宣彦氏が10日午後7時23分に肺がんのため死去したことが分かった。82歳だった。2016年8月にステージ4の肺がんで余命3か月の宣告を受けてからも意欲を失わず、昨年11月の第32回東京国際映画祭で「あと3000年、映画を作りたい」と語っていた。CMディレクターから映画の世界に入り、故郷の広島県尾道市を舞台にした「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の“尾道三部作”などで知られる。ファンタジー作品に定評があり「映像の魔術師」の異名を取った。

【写真】「第42回山路ふみ子映画賞」贈呈式に出席した大林宣彦監督

 約60年間にわたり映像作りに情熱を燃やし、生涯をささげた大林監督が逝った。余命宣告を受けながらも意欲を失わなかった映像の魔術師。昨年11月には東京国際映画祭で特別功労賞を授与され、遺作となる近日公開予定の映画「海辺の映画館―キネマの玉手箱」を力強くアピールしていた。

 従来の撮影所から育った映画監督ではなく、CMディレクターとしてチャールズ・ブロンソンを起用した「マンダム」のCMなどを手がけ、77年に「HOUSE ハウス」で商業映画の監督デビューを果たす。当時としては異色の経歴だったが、ファンタジーあふれる表現力で映像の魔術師と呼ばれた。みずみずしい少女の描写、愛に満ちた人間ドラマ、ふるさと愛あふれる日本の原風景が作品に投影されていた。

 ふるさとの広島県尾道市を愛し、「転校生」(82年)、「時をかける少女」(83年)、「さびしんぼう」(85年)の“尾道三部作”を発表。薬師丸ひろ子、原田知世、富田靖子らをスターに押し上げたことでも知られる。遺作となる「海辺の映画館―キネマの玉手箱」では大林組の常連である常盤貴子を起用し、「人生の集大成」を表現していた。

 黒澤明監督から「僕たちの続きをやってくれ」と託された平和の願いを胸に刻み、「戦争を知っている私が、知らない若い人たちのために作らないといけない」と言い続けた。頬がやせ細り、車いすでの登壇となった東京国際映画祭の舞台あいさつでも「戦争は明日にでも起きますが、平和は400年かかる。観客が世界を幸せにする力を持っているんです。それが映画の自由な尊さです。やり遂げなければいけません」と訴えていた。

 「私が最初の観客よ」と話すプロデューサーの妻・恭子さんと二人三脚で映画を作り続けた。大林さんは「映画はプロデューサーが作るもの。それが私の持論。プロデューサーの想像力と人生体験が寄り集まって物語りを作る。私は忠実な体現者」と語っていた。11歳で「HOUSE ハウス」の原案者に名を連ねた長女・千茱萸(ちぐみ)さん、その夫の森泉岳士さんら家族ぐるみで制作にあたっていた。

 ◆大林 宣彦(おおばやし・のぶひこ)1938年1月9日、広島・尾道市生まれ。CMディレクターなどを経て77年「HOUSE」で監督デビュー。82年「転校生」、83年「時をかける少女」、85年「さびしんぼう」は“尾道3部作”と称される。主な作品に「異人たちとの夏」「なごり雪」など。長岡造形大の客員教授も務めていた。



今年は武漢・テドロスウィルスのせいで、多くの方々が亡くなっていますが、ソレとは関係無いとは言え、また日本の映画界に多大な影響を与えた方が亡くなられました。

80年代は、正に角川映画の全盛期と言える時代でした。

今日のこの惨状を予言したかの様な映画「復活の日」は、当時大いに話題になりましたが、同時に制作費用が掛かり過ぎたことから、以降、角川映画はアイドル路線を打ち出した、ある意味安上がりな映画にシフトしていきましたが、それでも、そんな安請け合いな感じは一切無く、誰もが共感を持てる素晴らしい映画の数々を生み出したものでしが、コレは単に大林監督の手腕によるものです。

転校生、時をかける少女、さびしんぼう、天国に一番近い島、彼のオートバイ、彼女の島、異人たちとの夏…どれも私が10代の頃に観た映画ですが、こんな奥深い映画を当時の10代は当たり前の様に観ていた…その事だけでも感謝したいところです。

特に「彼のオートバイ、彼女の島」は、車両関係に関わりの深いこのブログの読者の方々には、特に印象的だったのではないでしょうか?
あの片岡義男の世界観を寸分も損なうこと無く描いた手腕は、見事の一言です。

マンダムのCMも、あの時代を生きた方なら誰でも知っていますし、ハウスでは、デビューしたてで無名だったゴダイゴを使うなどで話題になりました。

また一人、日本の映画界を代表する方が亡くなりました。

「モラル」とやらに病的に五月蝿い今日、せめて大林作品が「禁書」扱いにならないことを祈るばかりです。

「テレワーク中に出社」4割 経理財務の在宅勤務阻む紙の壁

日本の話
04 /08 2020
新型コロナウイルス感染の急拡大で政府は4月7日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を表明する。首都圏などの企業の活動は、8日から5月上旬までは在宅勤務が中心となる。しかし、2、3月にテレワークを経験した上場企業などの経理・財務部門幹部の4割は在宅勤務では業務が完結せず途中出社していたことが明らかになった。営業とは違い、比較的在宅勤務に馴染みやすいとされる財務関連でもペーパーレス化が進まず、完全なテレワーク態勢は難しいようだ。各企業とも社内デジタル化の遅れを補いつつ、今回の「緊急事態」に臨むことになりそうだ。

紙のデジタル化、テレワーク実施の36%
日本CFO協会(東京・千代田)は3月18日から4月3日まで、上場企業の財務最高責任者ら経理・財務幹部577人にオンライン上で「新型コロナウイルスによる経理財務業務への影響に関する調査」を実施した。従業員規模は5万人以上が11%、5万人未満5000人以上が22%など500人以上の企業が71%。回答者の役職は役員16%、部長24%、課長29%と課長以上で69%を占めた。新型コロナの感染拡大が始まった2、3月には約7割がテレワーク勤務を実施したという。しかしその中で41%が「テレワーク実施中に出社する必要が発生と回答した」と日本CFO協会の谷口宏・専務理事は説明する。

出社の理由は「請求書や押印手続き、印刷など紙データの処理」が1位を占めた。さらに「会議への参加」「銀行への対応」などが続いたという。テレワーク態勢に入った企業は、社内システムのアクセスやパソコンの持ち帰り、オンライン会議のツール整備などの状況を判断して実施を決めたという。それでも「紙の書類のデジタル化に対応できている企業は36%にとどまる」と谷口氏。

財務関連はテレワークに最も適した業務のひとつとみなされていた。営業担当者のように、頻繁に外部の取引先との商談を交わす機会は少ない。しかし企業社会に根付いた紙の文化のしぶとさが普及への障壁として浮き彫りになった。

「デジタル化対応できず」でテレワーク断念77%
一方テレワークを実施しなかった残り3割の企業では、理由として「請求書や契約書など紙の書類がデジタル化に対応できていない」が77%(複数回答)を占めた。続いて「テレワークを想定した社内ルールや試験を経験していない」は66%、「銀行や監査法人、税理士らとのリモート対応ができない」が59%と続いたという。

取引先から紙の請求書などが送られれば対応せざるを得ないという答えが目立ったという。同協会の中田清穂・主任研究委員は「押印のデジタル化が必要と感じていても、具体的にどの程度のコスト削減につながるか経営幹部に説明できないとするケースも少なくない」と分析する。その一方で、自然災害など緊急時におけるテレワーク態勢の必要性を96%が感じており、特に69%は「非常に必要」と回答している。平常時でもテレワークの導入・促進についても75%が「やるべき」としている。

日本CFO協会は「財務業務に関しては、テレワークを進める上での課題が個々の企業に明らかになった」(中田氏)と分析している。同協会は生産性向上ための経理・財務業務のデジタル化を促していきたいとしている。ただ今回の非常事態に対するには、時間的な限界がある。外出の自粛は要請するものの強制ではなく、交通機関も通常通りに機能する。各社はテレワークと社員の出社をどう組み合わせるか、感染状況をきめ細かくみながら対応することになりそうだ。

同協会では新型コロナの決算・財務業務への影響についても調査した。決算で75%、財務で71%が「影響あり」と回答した。決算関連では「海外拠点・子会社からのデータ収集の遅延」「連結決算、監査対応の遅れ」「業績悪化や将来予測が困難」などが挙げられたという。大手でもTDKやコマツなどが相次ぎ決算発表延期を決めている。財務面への影響では「有価証券の評価減」「資金計画や調達」が上位を占めた。



私がたまに日本に帰ってきた時に何時も驚くのが、手書き書類の多さです。

何処に行っても、手書きで住所、氏名、生年月日、捺印…という流れで申請書類を記入し、それを窓口で処理して…という流れになります。

正直私、カナダの実生活で住所、氏名を手書きで書いた事なんて皆無です。

何故こんな事が何時までも続いているか?というと、それは日本の雇用体系が大きく関わっているのです。

終身雇用、年功序列の関係で、幹部クラスまで全員が30年、40年前の仕事のやり方を知っていることから、現在までソレを大きく変えようとはしないのです。

現役世代にある程度流動性が有れば、他を知っている人が居る関係で、少しづつでも段階的にでも仕事のやり方に変化が生じるものなのです。

それが全員同じ会社「しか」知らないとなると、そういう流れは発生しません。

昔は終身雇用による「知識の継承」というのが重要で、ソレが日本の産業の強さでもあった訳ですが、この動きの早いデジタル化の時代、その知識の継承が、逆に大きな足枷となっているのです。

それどころか、コンピューターをロクに操作できない経営陣は、コンピューターの欠点ばかりを見て、紙の良さしか見ていないのです。

コンピューターならバックアップを取り、他の場所からアクセスすることも容易です。最悪火事になったところで、他の端末でアクセスすることも可能です。

ソレに対して紙なんか、洪水や火事にでも遇えば終わりです。

銀行に行けば、たかがオンラインバンキングの申請に何枚も手書き書類を書かされた上に1時間も拘束されたり、携帯の契約なんかでも書類でも、手書きの書類の多さと言ったら…とても21世紀のソレとは思えません…というか、私が日本を離れた90年代と何も変わっていません。

未だにFAXを使っているのなんて、少なくとも先進国では日本だけです!

こんな事だから、判子押しロボットみたいなアホの極みみたいなモノが開発されるんです!

日本の老人ばかりの経営陣には難しいでしょうが、まあ、コレを機会にIT化が進むことを願うばかりです。

ホンダCB-Fコンセプト

ホンダ
04 /06 2020
Honda CB-F concept
- ホンダCB-Fコンセプト

Honda CB750F
- 79年型CB750F

先日ホンダが発表したホンダCB-Fコンセプトです。
要するに、78年に発売されたCB900F、そして750Fの雰囲気を蘇らせるというヤツです。

以前、CB1100の時も指摘しましたが、何故今のバイクって、こうやって妙に後ろが短くて、ピョコーンと跳ね上がっているんでしょう?

リアタイヤの間もスカスカです。

正直80年代の改造車レベルですね。

今のデザイナーには、CB-Fの何処がかっこよかったか?なんて分からないんでしょうね・・・。
単にタンクのデザインとグラフィックを似せれば良いというレベルで、CB1100カタナ、カワサキZ900RS…どれを取ってもオリジナルに劣るデザインです。

実用性を考えれば、シートは長い方が、荷物を積むにも、タンデム走行にも、余裕が生じます。

私のCX650ユーロですが、現在の感覚で見ると非常に長いシートと言えますが、それでもリアシートに荷物を積み、バックパックを背負えば、ギリギリなのです。

それに、こんなに傾斜させる必然性は…?
更にシートが長ければ、それだけでユッタリとした風格が生まれるのです。
シートのデザインって、バイクのプロポーションを決定づけるモノだということを、今のデザイナーは知らない様ですね?
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- コレでもツーリング時、シートの長さはギリギリです!

それにピョコーンと跳ね上がった短小マフラー…コレも寸詰まり感を助長しています。

このメーターは?こういうカウルの無いスタイルって、ヘッドライトと上のメーターの形状、位置関係って物凄く重要なんですけど、練られた形跡が全く有りませんね!

大体このタンクの位置からすれば、ヘッドライトはもう少し上です。

まあ、CB-Fの頃のデザインは、厳しい規制の中で出来得る事を精一杯にやった・・・それが今や40年前のデザインを下敷きに、少し変化を付けただけ。

元々のデザイナーの力量からして差があります。

まあ、ガンダムみたいなゴテゴテデザインよりは、コチラの方が遥かに良いとは思いますし、まだコンセプトなので、コレがそのまま市販される訳では無いのでしょうが、正直、CB-Fよりカッコいいとは全然思いませんね…。

やはりこの辺りも、部品の枯渇に苦労しながらも、旧型車に乗る人が多い理由なのでしょう。実際に私もその一人なのですが…。

キューバ2020 ハバナの景色

キューバ 旅行
04 /04 2020
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Panasonic Leica 12-60mm 60mm f4 1/125

夜明けのハバナの景色を、宿の屋上から捉えたものです。
国会議事堂の修復が、ようやく終わりました!

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Panasonic Leica 12-60mm 27mm f3.6 1/25

朝早くから生鮮市場は営業しています。
あの花形にカットされたパパイヤ、こうやって手作業なんですね!

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私はてっきり、卵を切る様な器具が有るものだと思っていました。

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Panasonic Leica 12-60mm 60mm f4.5 1/160

ハバナでも、観光客向けでない、こういう馬車を見掛ける様になりました。

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Panasonic Leica 8-18mm 16mm f7.1 1/500

この様な観光客向けのタクシーは、本当にヒマであった様です。

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Panasonic Leica 12-60mm 12mm f7.1 1/800

市民生活は、至って普通に見えるものの・・・。

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Panasonic 15-150mm 84mm f7.1 1/80

今回初めて見掛けたのが、こうやってリンゴを売っている人でした。
1個1cucと、現地の金銭価格では、大変に高価なモノです。
キューバでは、この様な寒い地域の果物は珍しいということで、次の宿への土産物は、リンゴ関係の何かが良さそうですね!

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Panasonic 45-150mm 45mm f6.3 1/250

取り敢えず有るモノ全て並べたという感じの小さな店。
こういう店を上手く利用しないと、キューバの生活は成り立たないのです。

今回、ソフトドリンクの類の入手が非常に困難で、私もこういう店を利用しました。

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店と言えば、靴屋の光景ですが、デザインもサイズも運次第…という感じです。

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こういう所で買い物をするキューバ人が、物に溢れた日本やカナダよりもファッションセンスに優れているという事実…。

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Panasonic Leica 12-60mm 12mm f2.8 1/30

骨董品店なのでしょうか?

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Panasonic Leica 12-60mm 50mm f7.1 1/320

国会議事堂のすぐ近くで、市民がこんな牧歌的な風景を繰り広げている…ある意味、この辺りが共産主義国だと思うのです。
議事堂も見事に修復され、一般公開も再開されています。

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この直ぐ脇に、毎日の様に立ち寄ったバーがあります。
ダイキリが3cucと、オールド・ハバナとしては非常に手頃な価格で、オビスポから少し外れていることもあり、混み合っていないのも良い所です。

ダイキリとは、アメリカ時代広がったもので、ライム・ジュースを砕いた氷でシャーベット状にしたものにラムを混ぜたもので、炎天下を歩いた後には、同じくキューバ名物のモヒートよりも良いですね…。

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何気に良い雰囲気だったりします。
真ん中にあるのは、葉巻の端をカットする機械です。

この直ぐ先に、ハバナ唯一の日本食レストランがあります。
キューバは英語が全く通じない上に、私はスペイン語ができないので、キューバの話を聞くのは容易なことではありません。

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ココは、その数少ない言葉の通じる場所なのですが、今回、バレンタインデー休暇の為にオーナーが休暇を取っていて、店にはいらっしゃいませんでした。

写真は、代わりに現地の方が作ったものですが、美味しく頂きました。
ココは値段も良心的なので、オススメです。

幸い私がハバナを発つ前日、オーナーに道端でお会いすることが出来、色々と話しを聞くことができました!

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Panasonic 45-150mm 97mm f5.5 1/125

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Panasonic Leica 12-60mm 49mm f7.1 1/320

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Panasonic Leica 12-60mm 12mm f2.8 1/1000

一見余り変化が無い様に見えるものの、例えば物売りが声を掛けてくる回数が明らかに以前と比べて少なかったり、2月初頭、まだ「武漢・テドロスウィルス=COVID-19」の影響が何処か他人事であった当時ですが、アジア人に対する警戒感は既に有ったのかも知れません。


americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。