
朝、宿の屋上に行くと、思い掛けない来客がありました。

この鼻筋の通った様な独特な模様は…

間違いなく、去年、キッチンに住み着いていた子ネコです!
まだあどけない感じだったのが、立派に成長したものです!
この手のネコは、本当にアチコチで見掛けるのですが、誰に飼われている訳でも無いにも関わらず、皆行儀よく、身ぎれいで、しかも人懐っこい辺りからして、結構大切に扱われているのかも知れません。

宿のあるセントラルハバナは、一般的な住宅地で、使用する貨幣もCUPが一般的です。ホットケーキの様なピザは非常に安価です。

宿から一番近い観光地?はココ…。


曜日と時間によっては、こんな風に空っぽです。

ハバナにだって、こんな立派なデパートが有ります。
創業は1885年と古く、この建物も90年代にレストアされたそうですが・・・中は取り敢えず有る物全て並べた系の店です。

その向かい側にも、こんな立派な建物が…しかし、同じく大した店はありません。
しかし、古くからこんな大きな建物が有ったという辺りからしても、如何にハバナが栄えていたかが見て取れます。
この2枚は、パナソニック・ライカ8−18mmの8mm側を使用しています。こんな超広角でもギリギリですね。

結婚式が行われていました。
コチラはパナソニック45-150mmF4-5.6という、所謂安物キットズームで撮影したものですが、パナソニックは安物レンズでも結構良く写りますね!

その車というのがコレ… 35年頃のフォードです!

その直後にもう一軒! 今度はエドセルでした!

オールド・ハバナに入っています。この向こうはオビスポ街…観光客で溢れるべきこの辺りも、ヒッソリとしています。
57年ポンティアックと58年シボレー… より新しいシボレーが、4灯ライトのせいか、豪華に見えます。

何となく印象に残ったので一枚…。コレは何なのでしょう?

チェコ・スロバキアのCZ250 モデル455です。61〜65年まで生産されたモデルですが、フロントフォークを交換し、ディスクブレーキ化した上に、手製のチャンバーが奢られています。
CZというのは、元々銃器のメーカーで、非常に高品質な上に、部品の互換性も完璧で、メンテナンスも容易だということで定評がありました。同時代の日本製ときたら…ネジも部品も納入業者によってマチマチで、バラツキも大きくて、メンテナンスも非常に困難で、CZの足元にも及ばなかったのです。
バイクに関しては、特にレースでの活躍が有名で、69年当時、350ccDOHC4バルブV4エンジンという、ホンダにも勝る凄まじいエンジンを使用していました。
そのレースに投入された凄まじい技術に対して、製品の方は、2ストの小型車のみとシンプルなのは、共産圏ならではのことでした。
70年代入って日本勢が台頭すると時を同じくして、共産圏の技術的停滞が顕著になり、以降、目立った活躍も無く、現在は部品メーカーとして営業しているそうです。
私がヨーロッパを旅行した時、ナイフを一本購入しましたが、敢えてドイツやスイス製ではなく、チェコ製のモノを購入しました。その理由は…前述の通り、チェコという国が、かつての工業大国であり、しかも兵器産業が非常に優秀であったこと…この事から、興味半分で購入したのです。

児童公園?で見かけた遊具…

コレは一体何がモチーフなのでしょうか?

コレといい…少なくとも日本人やカナダ人には有り得ないセンスをしています。
かつて、ネット上で
ロシアの公園の遊具が怖い…と言って話題になりましたが、ソレに何処か通づるモノを感じました!

オビスポ街にある共産党系レストラン。
前回来た時は工事中だったので、流石にオビスポのこの一等地だから、オシャレなレストランに生まれ変わるのか…と思ったら、驚いたことに、「キレイな共産党系レストラン」に生まれ変わっていました!
コチラが昔の写真>>こうやってズラリと並んだカウンター席、一杯の時は、終わりそうな人の後ろに並んで待ちます。

キレイになっても、出てくるモノは同じなんですけど…。
支払いの時、5cuc出すと、1cucしかお釣りが来ません。隣の人が同じ物食べて3cuc支払っているのを見たので、3cucと文句を言うと、何故か全部で3cucのお釣りをくれて、結局2cucで食べてしまいました。何だかいい加減ですね…。実際幾らなんでしょう?

コチラはセントラルハバナにある、同じく共産党系レストラン。薄暗くて小汚く、コチラはCUPの支払いです。

お釣りは、いつも行くバーで使わせて貰いました! このモヒートは1.5CUCと、他が3〜4CUC取るのに比べてかなり良心的です。なので、3cuc全て渡してきました!

私の使用しているオリンパスE-M5マーク3には、「瞳認識」という機能があります。
カメラを向けると、画面の中にある人の顔の「瞳」を認識して、自動的にピントを合わせる機能なのですが、コレを撮影している時、驚いた事に、カメラが「木像」の瞳を認識して、人の方を認識しなかったのです!
まあ、それだけ彫刻の出来が良いとも言えますが、逆にカメラが馬鹿なのか…?

日陰とは言え、30度を超える暑さです。馬も心なしか疲れて見えます。

この手はアチコチで売られていますが、こんな暑い中でもスッキリとして、甘さも控えめで良いですね。
キューバの甘い物に共通しているのは、皆甘みが上品なことなのですが、コレは砂糖の質なのでしょうか?

チョット面白い光景だったので、素早く一枚…。

犬と言えば、この村田さん…実際この犬の名前、Mulataって言うんです…。


やはりオールド・ハバナは、この国会議事堂の見える通りが一番良い様な気がします…が、何故かココに限って、車の通りが物凄く少なくて、光線具合と合わせて結構苦労します。
今回の2月半ばという時期は、私にとっては非常に暑い時期であっても、キューバでは冬なのです。
冬の低い太陽による影に苦労するのですが、夏はどんな風なのか、興味あるものの…逆に強すぎる光線に苦労しそうですし、その前に暑さでやられそうです。

オビスポの景色。ハバナの人にとって、ココは着飾ってくる場所なのです!
観光客の姿が少なく、街が空いていて良いな…なんて他人事の様に思っていた2月半ばですが、宿の値段が今までの半額になっているにも関わらずガラ空きで、既に現地では、その打撃を受けていたのです。
その一月後には、外出禁止令が出るなんて、この時は思ってもいませんでした!