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『大阪・関西万博』ロゴマーク決定 応募総数5894作品

日本の話
08 /25 2020
 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は25日、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のロゴマーク「最優秀作品」を発表。アートディレクター・シマダタモツ氏が代表を務める「TEAM INARI」の作品に決定した。

【画像】最終候補となった『大阪・関西万博 ロゴマーク』5作品

 最優秀作品は、2019年11月29日~12月15日の間に応募のあった5894作品の中から選ばれた。「いのちの輝き」をテーマに、1970年大阪万博のDNAを受け継いだ「セル(細胞)」を意識した赤い球体をつなげた作品となっている。ロゴは万博の周知と、さらなる機運の醸成に活用される。

 会見に登壇したシマダ氏は「正直、ビックリしています。まさか万博の顔になるなんて思ってなかったので…」と緊張で声を震わせながら「小さい頃、万博で見た太陽の塔が衝撃的でした。岡本太郎さんのようなパンチのあるオリジナリティーのある作品をずっと作りたいと思っていました。コイツ(ロゴ)がこれから5年、万博の顔になるということが最高にうれしいです。ありがとうございます」と感無量の表情を浮かべながら喜んだ。

 大阪・関西万博は、2025年4月13日~10月13日に大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま、同市此花区)で開催予定。




大阪万博2020ロゴ
現在の日本の工業製品を見ていると、そのデザインセンスの無さは目を覆わんばかりの酷さですが、コレだって負けていません!

何ですかコレ?
新鮮さも無ければ、美しさも無い。大阪ならではの文化的背景がある訳でも無い。

シマダタモツという人は1965年生まれだそうです。当然ながらガンダム世代です。
ガンダム世代が牛耳っている日本のデザイン業界からは、正直碌なモノが生まれてきません。

車だってカメラだってスマホだって、皆ロクなモノありません。

ポートピア81ロゴ

コチラは今から40年前のポートピア81のロゴですが、コチラの方が今見ても余程新鮮です!
それに当時、ワクワクする様な新鮮さがあり、色々と集めたものでした。





つくば科学万博85ロゴ

コチラは85年のつくば科学万博のロゴですが、コレだって科学文明を思わせる大変にユニークなデザインです。







ソレに対して今回のコレは…。
5案の中から選ばれたのがコレなんだそうですが…その他の案だって正直碌なモノじゃありませんでした。

オリンピックの時も全く同じ感想を書きましたけど、本当に今の日本にはデザイナーが居ないんですね…。
デザインする人もダメ、そしてソレを選ぶ人もダメ…正直、末期的だと思います。

アップルがあれだけ売れている理由の一つがデザインだというのに、その真逆を行くのが今の日本の現状です。

要するに今の時代を支える人たちは、偏差値教育の超学歴社会に揉まれた世代です。あんな画一的な教育を受けて、色々なセンスが養われる訳がありませんが、今ソレがボディーブローとして日本を襲っている訳です。


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プリマス・カラベラ(カナダ)

プリマス
08 /20 2020
プリマス・カラベラ フロント

プリマス・カラベラという車は、アメリカとカナダでは少し違い、アメリカでは85年にFFのKカーベースで発売されたのに対して、カナダのソレは7年早い78年に発売され、旧型のFRシャシーでの登場でした。

このFRシャシーは、ダッジ・ディプロマットの直接の兄弟に当たりますが、コレはあの悪名高いダッジ・アスペン、プリマス・ヴォラーレ兄弟のより上のマーケットを狙ったモノでした。

実際には、アスペン・ヴォラーレ兄弟が余りに評判悪く、改良されても思うように販売が伸びなかった故に投入された…という面も大いに有ったことでしょう。

さて、このカラベラですが、こうやってフロント周りを見ると、ダッジ・ディプロマットとほぼ雰囲気が同じと言えますが、リアが中々面白い造形を見せています。

プリマス・カラベラ リア

初代プリマス・ヴァリアントを70年代風にアレンジし直した?様な雰囲気です。

プリマス・カラベラ サイド

そしてサイドビューは、アスペン・ヴォラーレ兄弟に比べて幾分フォーマルな雰囲気に仕上がっています。

1978年と言えば、リー・アイアコッカ氏がクライスラー社長に就任する前年、つまりクライスラーが倒産の危機にひんしている時期でした。

そんな時代にプリマスだけでもヴォラーレ、カラベラ、グランドフューリーと似た様な車を連発していたのには、改めて驚かされます。

元々市場規模の小さいカナダ専用車で、しかも錆の多さも手伝って、現存数も少なく、こんなキレイな個体は珍しいのではないでしょうか?

全長5.184m、全幅1.885mと、ほぼ4代目のキャデラック・セビルと同等のサイズでした。

当時はアスペン・ヴォラーレが品質問題で厳しい批判に晒されたこと、そしてクライスラー自身の経営危機もあり、当時のクライスラー車は正当な評価をされていたとは思えませんが、現在の目で見ると、アメリカもこのサイズをもう少し真剣に突き詰めていたら、また今日の状況も違っていたのではないか?と思えなくもありません。

そして、早くからこのサイズに力を入れていたクライスラーは、経営や品質管理に問題が有ったとは言え、やはり先見の明のあるメーカーであったのかも知れませんね!

2020年8月、バンクーバーのレジャー事情

カナダ情勢
08 /08 2020
先日、久々にホンダのバイクショップに行きました。
ココの部品部門は、長年私の古いバイクに付き合ってくれているのですが、雑談していた所、現在バイク業界は大変に儲かっているんだそうです。

武漢テドロスウィルスの影響で、本来なら海外旅行に行く人達が皆国内に残り、更に州を越えた移動も減ったことから、近場で手軽に楽しめるレジャーに人気が集中している…という事なのです。

そのレジャーというのが、バイク、自転車、モーターボート、キャンプといった類なのです。

確かに失業中で高額な自動車保険を払い難い人たちが、天気のいいこの時期、自転車に乗り換えるというのも有りますし、裕福な層は他のレジャーが限られていることから、今まで以上にこの手のレジャーに金銭をつぎ込むという傾向にあるそうです。

そんな中で、ホンダはバイクのみでなく、船外機、そしてキャンプに欠かせない汎用ジェネレーターなんかもラインナップしていることから、大変に儲かっているのだそうです。

私も先日、友人たちとボートでキャンプに行ってきましたが、今までからは考えられない位に混雑しており、キャンプサイトを確保するのも精一杯といった有様でした。

携帯も全く使えず、最寄りの町からも50キロと遠く、文明の利器からは完全に隔絶された場所で、本来なら夏のシーズンですら好きな場所に好きな様にキャンプ出来る様な場所なのですが・・・。

因みにこんな場所でも、バブルの頃にパナソニックが土地を買い占めてゴルフ場をつくる予定だったそうですが、バブル崩壊でソレも頓挫して放置状態だそうです。
こんな僻地まで買い占めていた当時の日本のエネルギーには改めて驚かされます。

ソーシャルディスタンスを自然に保てるレジャー…という事で、特にバイクや自転車が大人気…コレが現在のバンクーバーのレジャー事情です。







日本郵政が豪物流子会社トール売却へ、国際物流から撤退

ニュース
08 /06 2020
 日本郵政は経営不振の豪物流会社トール・ホールディングスを売却する方針を固め、ファイナンシャル・アドバイザーとして証券会社2社を選定する作業に入った。傘下の日本郵便による国際物流事業への本格進出の足がかりと位置づけていたトールだが、業績不振から脱することができないため、売却の判断に踏み切る。日本郵便の成長戦略は大幅な見直しに直面することになる。(ダイヤモンド編集部副編集長 布施太郎)

● トールの自力再建を断念 国際物流業務から撤退へ

 複数の関係者によると、日本郵政は今週に入って、トール売却の実務を担うファイナンシャル・アドバイザーを選ぶため、野村證券やゴールドマン・サックス証券など国内外の複数の証券会社に打診を始めた。8月までに外資1社、国内証券1社の2社を選び、国内外でトールの買い手を探す作業を本格化させる。

 日本郵政グループは2015年の株式上場の際、傘下の日本郵便の成長戦略の一環として、豪州に本社を置き、アジア・オセアニア地域での国際物流業務に強みを持つとされたトールを約6200億円で買収した。しかし、資源価格の下落による豪州経済の停滞がトールの業績を直撃し、日本郵政は17年3月期に4000億円の減損損失を計上。

 業績回復のために、トールの経営陣を刷新したほか、日本郵便から幹部を派遣し、テコ入れを図ってきた。人員削減や業務の見直しなども進めてきたが、20年3月期には約86億円の営業損失を計上するなど、業績不振から脱却できていない。日本郵政は今春、野村證券のアドバイスを受けて日本郵便とトールのシナジー効果の検証や、事業売却による再建策などを検討したものの、トールの自力再建は困難と判断したとみられる。

● トール売却、先行きは不透明 持参金なしでは無理との指摘も

 トールの売却に向けて具体的なプロセスに入ったものの、実際に売却できるかどうかは不透明だ。

 ある外資系証券幹部は「トールの事業はボロボロ。関心を示す企業が現れたとしても持参金を付けるぐらいでないと、とてもではないが売れない」と指摘する。日本郵政のある幹部は、そもそも2015年の買収当時、上場を前にした成長戦略の打ち出しに焦るあまり「トールの資産査定が甘かった。もともと事業の価値が低い」と打ち明ける。

 コロナ下で事業の先行きを見通すのが困難になっている中、M&A案件は将来の事業価値の算定が難しくなっている。「売り案件は特に厳しい」(前述の外資系証券幹部)との声も出ており、トールの引き受け手はすんなりと現れそうにもない。

 日本郵政グループは、かんぽの不正販売問題が尾を引いているのに加え、トール売却の方向性は日本郵便の成長路線の主軸と位置づけられていた国際物流業務からの撤退となる。世界的な低金利で運用難に陥っているゆうちょ銀行も収益の壁に直面しており、日本郵政グループは、収益・ガバナンスの各方面で抜本的な改革が不可避な情勢だ。



要するに国際感覚の欠如そのものです。

大体アジア、オセアニア地区の物流の国際ハブの場所として、何故オーストラリアなのでしょうか?
ココの読者の方なら当たり前に知っていることですが、オーストラリアという国は、

1.大きな国土
2.少ない人口
3.地価の高騰
5.物価の高騰
6.人件費の高騰
7.世界から隔絶された地理的状況

以上の性格を持っています。
コレを見ただけでも、物流ハブにオーストラリアを選ぶでしょうか?

要するに倒産寸前のボロボロの企業を騙されて高値で押し付けられて、無駄金払って再建に失敗して、安値で手放すという何時ものパターンです。

この話を強引に進めたのが、前社長の西室泰三、つまり東芝を潰した張本人です。
こんなクズを社長に迎え入れる時点で、会社として終わっていますが、要するに、こういう老害しかいない典型的な日本的老人経営に国際感覚なんて無理です。

考えてもみて下さい! 郵便の時代は終わった…なんて多くの日本人が思っていますが、確かに手紙の類は減ったものの、これだけインターネットショッピングが一般的になっている今日です。

ソレをチャンスにすら出来ない糞企業です。
やはり色々手を出さずに、せいぜい今まで通りにしておいた方が無難な企業ですね。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。