2代目シボレー・カマロ
シボレー
久々にこんなのを見かけました。
2代目シボレー・カマロ…かつては少し治安の悪いところに足を踏み入れると、ボロボロなこの手が爆音と共に走り回っていたものでした。
2020年現在、本当にこの手は見掛けなくなりましたし、見掛けたとしても、キレイにレストアした車両が多い様で、こんな良い具合にヤレた車両は珍しく、反対車線ながらUターンして写真を撮りました。
フロントバンパーがボディ同色でグリルと一体型になっていることから、78年以降の最終型の様です。
写真の向かって右側のボンネットの隙間が非常に大きいのも、この時代というか、90年代辺りまでアメリカでは当たり前に見られたモノでした。

リアウィングの装着されていないリア周りも、今となってはシンプルで良いですね!
販売店のバッジが今でも残っているのに驚きます。
この世代は、正に品質の低下と排ガス規制による出力低下に悩まされ、高出力のZ28ですら、5.7リッターV8で僅か188PSという情けない値でした。
現在のバンクーバーでは、排ガステストが撤廃されたことから、排ガス関係を取り去ることで、当時よりも遥かに高出力を得ることが可能になってはいますが・・・。
かつては一部の人以外に見向きもされず、安く手に入ったこの手の車も、程度のいいモノは結構な値段が付く様になりました。
V8で爆音を立てながら、4速マニュアルでダラダラと…という意味では、非常にアメリカ的なスポーティーカーと言えます。
こうやって改めて見ると、コルベットと同様、カマロも初代だけは全く別の車で、この2代目が良くも悪くも我々の持つカマロのイメージを作り上げた…という気がします。
しかし、この撮影場所…バンクーバーのイーストサイド…つまり最も風紀の乱れた地域です。
ソーシャルディスタンス等何かと煩い昨今にも関わらず、そういう事はお構いなし。大勢のホームレスが集団で良からぬことをしており、何故ココでクラスターが発生しないのか不思議で仕方有りません。
空気すら吸いたくも無い…そんな場所での撮影でした。
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