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2代目シボレー・カマロ

シボレー
09 /18 2020
2nd Chevrolet Camaro front

久々にこんなのを見かけました。
2代目シボレー・カマロ…かつては少し治安の悪いところに足を踏み入れると、ボロボロなこの手が爆音と共に走り回っていたものでした。

2020年現在、本当にこの手は見掛けなくなりましたし、見掛けたとしても、キレイにレストアした車両が多い様で、こんな良い具合にヤレた車両は珍しく、反対車線ながらUターンして写真を撮りました。

フロントバンパーがボディ同色でグリルと一体型になっていることから、78年以降の最終型の様です。

写真の向かって右側のボンネットの隙間が非常に大きいのも、この時代というか、90年代辺りまでアメリカでは当たり前に見られたモノでした。

2nd Chevrolet Camaro Rear

リアウィングの装着されていないリア周りも、今となってはシンプルで良いですね!
販売店のバッジが今でも残っているのに驚きます。

この世代は、正に品質の低下と排ガス規制による出力低下に悩まされ、高出力のZ28ですら、5.7リッターV8で僅か188PSという情けない値でした。

現在のバンクーバーでは、排ガステストが撤廃されたことから、排ガス関係を取り去ることで、当時よりも遥かに高出力を得ることが可能になってはいますが・・・。

かつては一部の人以外に見向きもされず、安く手に入ったこの手の車も、程度のいいモノは結構な値段が付く様になりました。

V8で爆音を立てながら、4速マニュアルでダラダラと…という意味では、非常にアメリカ的なスポーティーカーと言えます。

こうやって改めて見ると、コルベットと同様、カマロも初代だけは全く別の車で、この2代目が良くも悪くも我々の持つカマロのイメージを作り上げた…という気がします。

しかし、この撮影場所…バンクーバーのイーストサイド…つまり最も風紀の乱れた地域です。
ソーシャルディスタンス等何かと煩い昨今にも関わらず、そういう事はお構いなし。大勢のホームレスが集団で良からぬことをしており、何故ココでクラスターが発生しないのか不思議で仕方有りません。

空気すら吸いたくも無い…そんな場所での撮影でした。
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アライグマの話し 住宅地編

カナダ情勢
09 /05 2020
アライグマの赤ちゃん

今年はアライグマの赤ちゃんの撮影を沢山しました。
とにかく動作が面白くて、表情豊かで、被写体としては最高なのですが…私の住んでいる家にもアライグマの親子が出入りしていることが発覚しました!

先日夜中、小屋の下に潜っていくのを発見しました。
この場所は、元々スカンクが住んでいたのですが、現在はアライグマ…彼らは自分たちで巣穴を掘ることは無く、他の動物を追い出して占領する…という性質があります。

生まれたばかりの赤ちゃんが住む木の穴も、元々はキツツキ等の巣穴です。

更にアライグマは基本孤独な動物で、夫婦が共に行動するのは、春先の繁殖シーズンの一月程で、その後はオスは子育てに参加せずに単独行動し、メスが子育てをしますが、その子育てが終われば、メスも次の繁殖期までは単独行動を取ることになります。因みに一夫多妻制です。

道理であの社会性の無さは…。

子供は「プルルルルルル…」というカワイイ鳴き声を発しますが、大人は威嚇する時に唸るだけです。
顔は昔の漫画に出てくる「唐草模様の風呂敷を担いだ泥棒」に似ていますが、イタズラしながらも、申し訳無さそうな顔しているのが、面白くも腹立たしくもあるのです。

木から降りるアライグマ

木登りが得意で、木から頭を下に降りてくるというのは、アライグマの他にリスなんか以外、余り例の無い事だそうです。

更に猫の様に高い所から落ちても上手く着地が出来、木から落ちて死ぬということは極めて稀だということです。
私自身、枯れ木に登った赤ちゃんが、枝が折れて池の中に真っ逆さま…というシーンを目撃しましたが、5mでは効かない様な高い木でしたが、平気でした。

普段はユッタリしたユーモラスな動きながら、時速30キロで走る程の脚力も併せ持っています。

さて、そのアライグマが何故問題になるのか?というと、一つは糞害があります。
アライグマは悪い細菌を持っていることで知られ、ソレが分に混じって撒き散らされる可能性があるのです。

アライグマの罠

そこで、家の庭に家主が罠を仕掛けたのですが…。
檻の様なタイプのヤツなのですが、最初の日は餌だけ取られて何もかかりませんでした。鳥か何かだったのでしょうか?

翌日は、スカンクの赤ちゃんが掛かりました。餌はすっかり食べられていたものの、自分が出られない運命にあることに気付いていない様でした。

流石に相手がスカンクとあっては、保釈する以外にありませんが、ゲートを開いてやっても出ていかず、暫くそのままでした。

そしてその次は、巨大なリスが入っていました!
コチラは出られないという事が分かっており、凄まじく暴れていました。ゲートを開けてやると、凄まじい勢いで飛び出して行きました。

その夜、私自身、アライグマの親子が小屋の前に居るのを見たのです。どうやら彼らは、その罠の中の食べ物に気付いていた様なのですが、どうも怪しい…先に誰かに譲ってやって…という具合にリスが掛かった様なのです。

先客が入って問題がなければ、追い出しで奪う、問題があればコレはラッキー…という訳です。
アライグマという動物は、こうやって非常に学習能力が高いことで知られており、恐らくあの罠は今後使い物にならないかも知れません。

本来は夜行性で、こうやって夜にしか出てこない動物なのですが、公園なんかで人通りの多い所では、昼間でも平気で出歩く様になり、そういう意味でも非常に適応能力の高い動物だと言えるでしょう。

現在、SNSなんかでアライグマの写真を探すと、不思議と私の様な自然の中で撮った写真は少なく、ペットとして買われている写真が多いのです。

そして、何故かロシアの辺りが多い様ですが、アチラではアライグマがペットになっているのでしょうか?
やはりカワイイけれどもペットには向かない、そして家には絶対に来て欲しくない…というのが皆の一致した意見なのです。

バンクーバーには熊は居ないことから、コヨーテとアライグマが動物界の頂点に立ちます。強いという意味ではコヨーテに軍配が上がるものの、器用さ、頭の良さ、木登りの能力、人に取り入る能力…といったトータルの面で、アライグマが最強と言えるのかも知れません。






americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。