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クライスラー・ル・バロン・クーペ

クライスラー
01 /25 2021
クライスラー・ル・バロン・クーペ フロント

クライスラー・ル・バロン・クーペ


先日、クライスラー・クロスファイアーを取り上げた時、せめてル・バロン・コンバーチブルの現代版として出して欲しかった…という事を書きましたが、今となっては珍しくなったル・バロン・クーペを見掛けました。

このタイプは、コンバーチブルと同じく87年に登場していますが、93年にコンバーチブルがフェイスリフトを受けたのに対して、コチラは92年に一足早く生産を終了しています。

コンバーチブルは今でも比較的見かけるのに対して、このクーペは本当に見掛けなくなりました。

やはり趣味性の高い方が残存率が高い様で、コレは北米では絶滅状態であるブリティッシュ・レイランド系の車にも言えることです。

例えばMGBの様な車は今でも大切にされているものの、ADO16系どころか、ローバーSD1ですら全く見掛けないのと同じことだと言えるでしょう。

クライスラー・ル・バロン・クーペ リア

さて、本当に久々に見たクーペですけど、改めて見ると結構良いスタイルしてるじゃないですか!
この長いフロントオーバーハングは、良くも悪くもアメリカ的ですし、グリルを始めとした各部のクロームの使い方もアメリカ車そのものです。

同時代のサンダーバードと同系のデザインと言えますが、寧ろコチラの方が良い意味でのアメリカの味が残っている様な気がします。

全長4694mmと、ギリギリ日本の5ナンバーのサイズで、全幅は1740mmと少し5ナンバーをオーバーした程度ですが、今改めて見ると、このコンパクトなスタイルながら、意外な程に存在感があるのです。

このデザインは、クライスラーTC by マセラッティーを元にしたものですが、イタリア的な雰囲気を持ちながらも、アメリカ的なデザインを非常に上手くまとめ上げていると思います。

やはりこの頃のクライスラーは、GMやフォードに対して、小型車のデザインを心得ていたと思います。
例えば同サイズのシボレー・ベレッタなんかと比べれば一目瞭然です。

まあ、折角のこのデザインを活かせずに、セブリングなんていう後継車で自爆し、その挙げ句がクロスファイアーなんですから!

70年代に魅力的だったフォードも、リー・アイアコッカ氏が去ると共に碌でもない車を連発する様になりましたが、どうやらクライスラーも同じだった様ですね!
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バンクーバーのスターバックス事情2021

カナダ情勢
01 /22 2021
近所の方で、駅前のスターバックスで働いている方がいます。
その店が閉店になることに決まったそうです。

中国ウィルスのせいで、各業界苦境に陥っているのは当然のことですけど、スターバックスまで…となると、正直驚きました。

場所的には私の家からも徒歩圏内で、駅とバス停の前なので、立地条件は最高です。

しかし、スターバックスというのは、やはりレストランではなくてカフェです。
客単価も精々10ドル以下と低く、以前は店一杯に人が入っていたのですが、中国ウィルスの影響で、頻繁な除菌作業が必要な上に人数制限をする必要があることも、収益を悪化させています。

しかも駅前となると、テナント料の高さも大きく響いてきます。

今後スターバックスは、幾つも拠点を閉鎖するという話しです。

あれだけ大きなチェーン店ですらソレです。個人経営の店なんかたまったものじゃありません。

まあ私自身スターバックスには行かないので、全く関係のない話しなのですが、あれだけ大きなチェーン店で、しかもあの人気店が…となると、やはり驚かざるを得ません。

今年の春位には何とかなるか…なんて期待も打ち砕かれましたし、オリンピックなんて絶対無理だと思いますけど。

クライスラー・クロスファイアー

クライスラー
01 /20 2021
クライスラー・クロスファイアー フロントビュー

クライスラー・クロスファイアー…本当に久々にこんなのを見掛けました!
コレのみならず、同じ日にもう一台見掛けてしまったので、流石にコレは何か書かないと…と思い、久々に取り上げてみます。

この車は、かつてのダイムラー・クライスラー時代に、メルセデスのシャシーを元にクライスラーが開発されたもので、製造もドイツのカルマンで行われていました。

クライスラー・クロスファイアー サイドビュー


何と言っても特徴的なのが、このリアスタイルでしょう。比較的常識的な範囲のフロント周りに対して、凄まじい寸詰まりのリアスタイル…。コレは、アメ車のデザインに対して極めて厳しいジェレミー・クラークソンに「犬がウ◯コしている時の姿勢」と酷評されています。

どうせなら、普通にル・バロン・コンバーチブルの現代版として出して欲しかったところでした。

クライスラー・クロスファイアー リアビュー

折角洒落たクーペを作るに当たって、何を勘違いしたのか…最低限、コンバーチブルは屋根が無い分、常識的なスタイルでしたが…。

この特徴的なスタイル故か、76000台程度という販売台数の割には結構見掛けた印象があるのですが、2008年の生産中止から既に13年…流石に今日その姿を見かけることは無くなりました。

そして中古車市場でも特別に価値が有るという訳でも無い様です。

ダイムラー・クライスラーの決裂によって生産中止に追い込まれた上に、翌年には当のクライスラーが経営破綻に至りますが、正に時代の徒花といった所なのでしょうか?

私自身、正直何か書こうと思っても、余り思い入れも思い出も無いもので・・・。


Oomomo バンクーバー発日本の100均事情 2021

カナダ情勢
01 /06 2021
バンクーバーには、ダイソーとセリアの商品を扱うOomomoという店が有ります。
以前はダイソーという店名だったのですが、セリアの商品も扱う様になり、ダイソーの名前を使わなくなりました。

さて、バンクーバーのOomomoですが、以前はチャイナタウンの近くのモールの中に店舗を構えていました。
そのモール自体、二階に映画館とフードコートがあり、一階にはOomomoの他はマック、セブンイレブン、その他はとくに目ぼしい店も無い、要するにカナダによくあるタイプのモールなのですが、地下に大きな無料の駐車場が有るのが有り難く、人種を問わず繁盛していました。

ところがその店が、昨年暮れにバンクーバーの中心街のロブソンストリートに移転してしまったのです。
中心街なら良いじゃないか…と思いたい所ですが…。

先ずこの辺りでは、駐車場を確保するのが一苦労ですし、しかも有料です。
更に店も2階建てになった上に、売り場面積も明らかに縮小しており、品揃えも目に見えて悪くなりました。

ロブソンストリートでオシャレな店を目指したんでしょうか?

確かに小綺麗にはなったものの・・・百均なんて、元が安いんですから、ああいう家賃の高い場所で少ない品揃えというのが、本当に良いやり方なのでしょうか?

今まで来るまで来ていた人たちは間違いなく足を向けなくなるでしょうし、しかも以前から言っている様に、既にバンクーバーのダウンタウンという場所は、多くのバンクーバー市民に縁のない街なのです。

仕事で来ている人か、観光客か、留学生…こういう客層がメインとなる通りですが、御存知の通り、現在観光客や留学生は来ていませんし、場所的にビジネス街から便利な場所とも言えず、駅から歩くと結構距離があり、結局はダウンタウンの住宅街「ウェストエンド」の住人位しか望めない様な状況になってしまっています。

恐らくこの計画は、数年前から始まっていたものと思いますが、正直以前の店を利用していた、ダウンタウンの住民じゃない人には縁のない店になってしまいました。

幾らいい商品とは言った所で、所詮は百均です。
何か勘違いしている様な気がしますね…。

もう一軒の店は、7キロ程あるので、わざわざ行くには遠い…という感じです。

追記:2021年1月7日
昨日、以前のOomomoが有った場所で何かが営業している様に見えたので、寄ってみました。
するとどうでしょう?

その場所には、韓国系の「ABCストア」が営業してるじゃないですか!
中を見てみると、結構セリア系の日本の製品の多く、明らかに品揃えも移転後のOomomoよりも良いじゃないですか!

以前私がOomomoで定期的に購入していたけれど、新拠点には置いていなかった商品も、ちゃんと置いていました。

ココは駐車場もタップリ有る上に、食料品の買い物にも便利な上に、バスやスカイトレインの便も非常にいい場所なので、コレを見て、Oomomoは負けたな…と思いました。

「オシャレにブランドイメージ向上」という、本来の百均の真逆のことを行ってしまった、タダでさえ薄利多売の商売にも関わらず、テナント料が高い上に売り場面積が小さく、商品数を減らしてしまった…正に己を勘違いしたマーケティングの失敗だと思います。


謹賀新年2021年

無題
01 /02 2021
2021年謹賀新年

皆様、新年あけましておめでとうございます。

昨年は中国発祥の武漢テドロスウィルスのお陰で世界中が散々な目に遭った一年でした。
今年は少しはマシになることを願って止みません。

当ブログもこの所停滞していますが、各種の自粛から、書く事が余り無いというのが正直な所なのですが、今年はもう少し良くなると思いたい所です。

今年で13年目、今後とも宜しくお願いいたします。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。