キャデラックCT5
キャデラック
キャデラックCT5
キャデラックCT5は、2019年に発売されたキャデラックのセダンで、従来のCTSとXTSを統合した様な車です。
2019年に発売されていながら今まで当サイトで取り上げなかった理由は、単純に今まで一度も見たことがなかったからだったのです。

街を歩いていて最初に見たのが、このリアビューだったのですが、ヒュンダイか何かかな…と思ってエンブレムを観ると、キャデラックじゃないですか!
しかし、この月桂樹の無くなった新型エンブレムって全く風格が無いですね…。
このファーストバック風のスタイルは、シビックでもパクったんでしょうか?

横から見ても、何か韓国車だか日本の大衆車だか・・・間違ってもかつて、ロールス・ロイスと並んでプレステージカーとして扱われたブランドとは思えません。
全長4,923mm、全幅1,882 mm 車重1,660 kg…結構大きな車なんですが、全くそういう印象が無いですね…。
傾斜の大きな前後のガラスからして、居住性が良いとは思えませんし。
エンジンは2リッター直4ターボ、3リッターV6ツインターボ、そして驚くべきことに6.2リッターV8スーパーチャージャーなんてエンジンも設定されています。
あくまでも第一印象はヒュンダイでした。
因みに2019年のアメリカでの販売台数が49台!!!、そして2020年が14711台と、凄まじく低調な販売実績を誇ります。そして中国では、2019年が6191台、そして2020年が45026台と、これだけ見ても、既にキャデラックがアメリカ人の為の車では無いということが見て取れます。
正直この車がメルセデスやBMW、アウディ辺りと比較して、どうやって戦うつもりなのでしょうか?
レクサスと比べても、正直キャデラックならではの魅力というものを全く感じないのですが・・・。
別に私は昔のフルサイズのデザインを持って来いと言っている訳では無いのです。
例えばデザイン一つ取っても、先代のCTS方がまだマシだった様に見えますし、既に生産中止になったCT6の方がマシに見えます。
CT6がまだ中国で販売されている辺りからしても、既にキャデラックは中国専用ブランドになりつつある様です。
全く魅力も感じませんし、実際に売れていませんし、まあ数年で生産中止になることは間違い無いでしょう。
それにしても、5だとか6だとかという安直な名前、とても私には正確に覚えられません。
フリートウッド、セダン・ド・ヴィル、エルドラード…こんな由緒正しい名前を捨て去った挙げ句がコレですか・・・。
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