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キャデラックCT5

キャデラック
03 /26 2021
キャデラックCT5 フロントビュー

キャデラックCT5


キャデラックCT5は、2019年に発売されたキャデラックのセダンで、従来のCTSとXTSを統合した様な車です。
2019年に発売されていながら今まで当サイトで取り上げなかった理由は、単純に今まで一度も見たことがなかったからだったのです。

キャデラックCT5 リアビュー

街を歩いていて最初に見たのが、このリアビューだったのですが、ヒュンダイか何かかな…と思ってエンブレムを観ると、キャデラックじゃないですか!

しかし、この月桂樹の無くなった新型エンブレムって全く風格が無いですね…。

このファーストバック風のスタイルは、シビックでもパクったんでしょうか?

キャデラックCT5 サイドビュー

横から見ても、何か韓国車だか日本の大衆車だか・・・間違ってもかつて、ロールス・ロイスと並んでプレステージカーとして扱われたブランドとは思えません。

全長4,923mm、全幅1,882 mm 車重1,660 kg…結構大きな車なんですが、全くそういう印象が無いですね…。
傾斜の大きな前後のガラスからして、居住性が良いとは思えませんし。

エンジンは2リッター直4ターボ、3リッターV6ツインターボ、そして驚くべきことに6.2リッターV8スーパーチャージャーなんてエンジンも設定されています。

あくまでも第一印象はヒュンダイでした。

因みに2019年のアメリカでの販売台数が49台!!!、そして2020年が14711台と、凄まじく低調な販売実績を誇ります。そして中国では、2019年が6191台、そして2020年が45026台と、これだけ見ても、既にキャデラックがアメリカ人の為の車では無いということが見て取れます。

正直この車がメルセデスやBMW、アウディ辺りと比較して、どうやって戦うつもりなのでしょうか?
レクサスと比べても、正直キャデラックならではの魅力というものを全く感じないのですが・・・。

別に私は昔のフルサイズのデザインを持って来いと言っている訳では無いのです。
例えばデザイン一つ取っても、先代のCTS方がまだマシだった様に見えますし、既に生産中止になったCT6の方がマシに見えます。

CT6がまだ中国で販売されている辺りからしても、既にキャデラックは中国専用ブランドになりつつある様です。
全く魅力も感じませんし、実際に売れていませんし、まあ数年で生産中止になることは間違い無いでしょう。

それにしても、5だとか6だとかという安直な名前、とても私には正確に覚えられません。
フリートウッド、セダン・ド・ヴィル、エルドラード…こんな由緒正しい名前を捨て去った挙げ句がコレですか・・・。


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「フランダースの犬」を改めて観て…コレは駄作です!

映画・音楽
03 /21 2021
先日、ベルギー人と会話する機会があり、その時に「フランダースの犬」を知っているか聞いたところ、当然ながら全く知りませんでした。

日本人なら誰もが知っているこの名作?ですが、それがベルギー人の間では全く無名であることも、また有名な話しです。
実際に原作を全く知らないアントワープの人たちが、フランダースの犬を求めて大勢の日本人が訪れるのを不思議に思っていたのです。

この作品は1975年に世界名作劇場でアニメ化され、同シリーズ最大の視聴率を記録していますが、その割に原作が全く現地で無名であるのは不思議なものです。

原作から実に46年ぶりに本作品をYouTubeで観てみました。この作品は全エピソードを観ることができますが、改めて観ると何でしょうコレ…酷い話じゃないですか!

確かに当時の時代背景では画家の様な仕事が認められていなかったという風潮があったのでしょうが、ネロに対する一部の大人の余りに非情な事…アロアの父親コゼツが子供の頃観たよりも遥かに冷酷非情に見えましたし、その腰巾着のハンスも極悪非道で、風車小屋の火事をネロのせいにして村八分に追いやった末、仕事が無くなって家賃が払えなくなったのを理由に家を追い出し、それがネロの悲惨な最後に繋がる訳ですが、身寄りのない一人の子供に対して、よくもあそこまで非情になれるものだと、改めて驚きました。

この作品は元々アントワープを背景にしているものの、原作者はイギリス人であり、その事も現地で知名度が低い理由なのですが、何よりもこんな胸糞悪いストーリー…何でこんなのが日本で人気なのか、改めて観て理解に苦しむ思いです。

あの終わり方では、アロアの将来すら絶望的なモノしか見えて来ません。父親が直接に親友の死因とあっては、その後親子関係が正常に行ったとは思えませんし、親子断絶だって仕方ない事態です。

当作品は1997年にアニメ映画化されていますが、コチラは大人になったアロアの回想という形でストーリーが始まります。アロアはネロが亡くなった教会のシスターになっていましたが、ある意味良い落とし所だったと思います。

一体日本人は、この物語に何を見たというのでしょうか?
観た後で気分が良くなるどころか、暗澹とした気分にしかなりませんし、教育的価値が有る訳でも無く、特に後半はネガティブな内容でしかありません。村八分のいじめ文化が日本人には理解しやすかったのでしょうか?

あんな物語を子供に…というのも、また随分と不思議なセンスだと改めて思いました。
そして、こんな酷い物語、現地の人が好き好んで語り継ぐ訳がありません。現地の人に言わせれば、自分たちは身寄りのない子供にあんな非情な対応をする訳がないと・・・当然ですよね?

当シリーズは、長年に渡り様々な欧米の作品が取り上げられましたが、その中でも圧倒的な人気が当作品だというのも、大人になった私の目には、極めて不思議に思えたのです。

改めて書きますが、現地でも全く知名度が無く、エンターテインメントの本場であるアメリカですら知名度が無いという意味で、やはり駄作というのが正直な感想でした。



ホンダGB350!!!

ホンダ
03 /08 2021


ホンダが今度GB350というバイクを発売するそうです。

先ずはスタイルですが、まあ、可もなく不可もなく…という感じにまとまっています。良い色にすれば、それなりに見栄えのするスタイルだと思います。

動画を観ると、350というには結構ボリュームがある様に見えます。

実はこのバイク、インドで販売されているハイネスCB350という車種の国内仕様なのです。
そう、この手のバイクのメインの市場は、既に日本では無いのです。

しかし、インドではCBを名乗っているのに、何故日本ではGBなのでしょう?

ポジション的には、丁度ヤマハSR400の代替えを狙っているモノと思います。
ヤマハが40年以上も手を付けなかっらヨレヨレのシャシーに比べたら、この新型シャシーは、よりシングルならではの軽快な走りを支えるには相応しいモノかと思います。



【参考:HONDA H’ness CB350[2021 India model]】主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ※諸元はインド仕様



こんな感じなのですが、シート高が結構高いですね。

馬力
馬力は僅か21PS…コレは随分と低いですね…。
特に80年代のバイクと比べると尚更…。

因みに馬力に関しては、80年代前半位まではグロス馬力、つまりエンジン単体で測定した馬力で、80年代後半以降、ネット馬力(後輪馬力)に変わっており、その差は大体1割程度だと言われています。

その事を考慮しても、馬力的には80年代初頭のCB250RSの25PSと同等と言えるでしょう。
350ccでCB250RS程度の馬力ですか…。

まあ、昔と違って排ガス規制をクリアしているというのは有りますが…。

重さについて
それに車重が181キロと、これまた350cc程度の単気筒にしては、随分と重いですね。

尚、重量の話しですが、昔使われていたのは「乾燥重量」であり、それはガソリンもオイルも冷却水も入れていない、部品を組み立てた状態で「走れない状態」での車重でした。

ソレに対して現在使われているのは「装備重量」であり、これはガソリンもオイルも冷却水も全て入れて走れる状態のバイクの重量なので、昔の乾燥重量に比べると、20キロ弱程増える計算になります。

そうやって考えると、乾燥重量は161キロ程度だと思いますが、やはり350ccクラスの単気筒と考えると、随分と重いな…というのが正直な所です。

CB250RSと同等の馬力で、CB250RSよりも36キロ程重い…という事になります。

シングルって…
やはり日本では、シングルというと、チンタラ走るバイクなんですよね…コレはSRが長年に渡って築き上げた大いなる勘違いです。

シングルは、その軽快さと扱いやすいトルクを以て、4気筒を追いかけるだけの加速を持ち合わせているのです。
その為には、軽快でバランスの良いシャシーが不可欠になりますが、決定的にソレが欠けていたSRは、それで顧客を勘違いさせ続けた、実にけしからん駄作なのです。

果たして今回のGB350は、その勘違いを正すことが出来るのでしょうか?

あとは、価格が大きな関心事項になります。

まあコレはコレで良いバイクなんでしょうけど、正直欲しいとまでは思いませんね…。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。