ホンダCX650ユーロ燃料漏れ…キャブ車のオーバーフロー修理
Motorcycle
先日、我がホンダCX650ユーロが燃料漏れを起こしました。
前日まで全く問題なかったのに、翌朝エンジンかけると、ポタポタポタ…。
コレは大変に危険です。
取り敢えず確認した所、キャブレーターのフロートチャンバーの底にあるドレンから漏れていることが分かりました。
ドレンのOリングか?と思うのは早合点です。
先ずはエンジンを切ってみると、漏れは止まるので、この時点でドレンのOリングではありません。
エンジンが掛かっている時だけ漏れている…ということは、エンジンが掛かっている時だけ余分に燃料が送られて、その余分な分が外に排出されていると考えられます。

③のニードルバルブは、①のフロートの作用によって常にフロートチャンバー内のガソリンの量(油面)を一定にするためのものですが、③と⑥の間にゴミが詰まったりした場合、ガソリンの量が必要以上に多くなってしまい、コレが漏れの原因だと推測出来るのです。
そこでキャブレーターを分解して…なんて面倒な事はやりません。
1,燃料コックをオフにする
2,ドレンを緩め、⑧の燃料を完全に抜く
3,すると①のフロートが下がり、③のニードルバルブが下がって開放されます。
4,燃料コックをオンにして、エンジンを掛ける…すると、⑦から新鮮な燃料が流れてきて、③のニードルバルブに付着したゴミを洗い流すのです。
今回はこの一回で見事直りましたが、場合によっては1〜4を2,3回繰り返すことになります。
既に車からキャブレーターというものが無くなって久しく、メカニックでもキャブレーターを全く知らない人が増えています。
一瞬ビックリする様な酷い燃料漏れも、キャブレーターだと、こんな簡単に直ったりするのです。現在の燃料噴射では考えられないことですね!
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