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ホンダCX650ユーロ燃料漏れ…キャブ車のオーバーフロー修理

Motorcycle
06 /08 2021
ホンダCX650ユーロ 2020年

先日、我がホンダCX650ユーロが燃料漏れを起こしました。
前日まで全く問題なかったのに、翌朝エンジンかけると、ポタポタポタ…。

コレは大変に危険です。
取り敢えず確認した所、キャブレーターのフロートチャンバーの底にあるドレンから漏れていることが分かりました。

ドレンのOリングか?と思うのは早合点です。

先ずはエンジンを切ってみると、漏れは止まるので、この時点でドレンのOリングではありません。
エンジンが掛かっている時だけ漏れている…ということは、エンジンが掛かっている時だけ余分に燃料が送られて、その余分な分が外に排出されていると考えられます。

フロートチャンバー

③のニードルバルブは、①のフロートの作用によって常にフロートチャンバー内のガソリンの量(油面)を一定にするためのものですが、③と⑥の間にゴミが詰まったりした場合、ガソリンの量が必要以上に多くなってしまい、コレが漏れの原因だと推測出来るのです。

そこでキャブレーターを分解して…なんて面倒な事はやりません。

1,燃料コックをオフにする
2,ドレンを緩め、⑧の燃料を完全に抜く
3,すると①のフロートが下がり、③のニードルバルブが下がって開放されます。
4,燃料コックをオンにして、エンジンを掛ける…すると、⑦から新鮮な燃料が流れてきて、③のニードルバルブに付着したゴミを洗い流すのです。

今回はこの一回で見事直りましたが、場合によっては1〜4を2,3回繰り返すことになります。

既に車からキャブレーターというものが無くなって久しく、メカニックでもキャブレーターを全く知らない人が増えています。

一瞬ビックリする様な酷い燃料漏れも、キャブレーターだと、こんな簡単に直ったりするのです。現在の燃料噴射では考えられないことですね!
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americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。