ホンダCB450ナイトホーク
ホンダ
ホンダCB450ナイトホークです。
ナイトホークというのは、80年代初頭のホンダが販売していたシリーズで、アメリカンとヨーロピアンスポーツの丁度中間の様なデザインでした。
普通〇〇と☓☓の中間…なんて言うと、たいていロクな物が生まれないものですが、このシリーズは非常に洗練された都会的なスタイルが北米では人気を呼んだ様です。
750、650、400(450)とラインナップされていましたが、当時の日本ではLC(ラグジュアリーカスタム)という名前で650と400が販売されていました。
しかし、北米とは違い、日本での販売は全く振るわず、日本で実車を見たのは30数年前のレッドバロンの片隅…という感じであったと思いますが、それに対して北米では、今でもこうやって時々目にするのです。
先ずはこのデザインですが、一言素晴らしいですね…当時のホンダには、CB750Fの様な完成度の高いデザインをする力があり、コレなんかも傑作と言って良いんじゃないでしょうか?
主に青のイメージが強いのですが、この様な赤も有ったのです。
当時の日本で売れなかった理由は、
1.当時のバイク人口の殆どが10代であったこと。
2.650はCB500系のOHC4気筒、400はホーク系のOHC2気筒と、既に旧世代に属していたこと。
3.更に650は免許制度の関係で、殆ど市場が無かったこと。
こんな所が主な理由だと思いますが、やはりこのデザイン、そしてエンジンの良さは、ある程度バイクの経験が豊富な人でないと理解できない類のものだったのかも知れません。
私が初めてアメリカに行った87年当時、結構この手を頻繁に目にして、日本では殆ど見たことなかっただけに、新鮮に映ったものでした。そしてアメリカの景色によく似合うデザインだとも思いました。
650も非常にバランスの良いバイクですし、ホーク系も当然素晴らしい走りを期待できます。
縁が有れば今でも一台欲しいと密かに思っていたりもするんですが、コチラの450って、バンクーバーの保険事情で物凄く不利な扱いになってしまうのが残念な所です。まあ、、前回話したとおり、保険も以前と比べてかなり安くなったので、取り立てて気にする程でも無くなりましたけど。
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