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フォード・マスタング Ford Mustang Part2

フォード
09 /12 2008

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カマロ/ファイアーバードの登場後、マスタングも、より豪華に、よりパワフルに・・・とモデルチェンジを実行しました。長いこと、日本でマスタングというと、この2代目のマッハⅠを意味した位、インパクトの強いモデルでした。

ところが実際には、大型化、高性能化は、高価格化をももたらし、それまでの幅広い客層を逃してしまう結果となり、売り上げは低迷しました。
かつて、比較的リーズナブルな価格で登場したサンダーバードが、モデルチェンジ毎に大型化、高価格化してしまったため、当初のサンダーバードのポジションを引き継ぐべく登場したマスタングまで、同様になってしまったのです。

そして70年代初頭、マスタングを当初のサイズに戻すべく計画がスタートし、74年モデルとして、マスタングⅡが登場しました。フォードの小型車「ピント」をベースにした車で、サイズ的にもデザイン的にも初代モデルへの回帰を実現しました。因みに、その生産第一号は、本田宗一郎氏に贈られています。

現在マスタングⅡというと、失敗作という烙印が押されていますが、実際には、発売直後に第一次オイルショックが到来したことも手伝って、かなりの売り上げを記録しました。
ただ、車としての魅力という視点から見ると、インパクトに欠けること、そしてV8エンジンが落とされたこと(75年モデルで復活)、排ガス規制と共に大幅にパワーダウンした事もあり、その辺りから「オイルショックで牙を抜かれたマスタング」などという後世の評価が定着してしまっています。ところが、実際に発売されたのはオイルショック前であり、当時、モータートレンド誌のカー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。

おまけに、ベースとなったピントが追突~炎上という欠陥を隠し続けた事(リコールするよりも、賠償金を支払った方が安いという試算からで、人の命をも金で計算するという、企業モラルを大いに問われた事件でした)が問題になったこともあり、その辺りも現在の評価が低い原因と言えるでしょう。

そして79年、80年モデルとして写真のモデルが登場しました。ご覧の様に、非常に無個性なデザインだと言えるでしょう。当時関係を持ち始めたマツダの影響?とも思える位、何処と無くマツダの車に見えなくもありません。
それでも、コンパクトな車体に、十分以上のパワーを持つこの車は、小気味よい走りが魅力で、相当の売り上げを記録し、90年代初頭までのロングセラーとなりました。

カナダで整備をした車は、殆どがこのタイプでした。当時実際街で見掛けるマスタングといえば、一番多いのがこのモデルで、次が初代で、マスタングⅡは、レストアを受けていない、当時のままの物が結構走っており、一番見かけないのが、2代目でした。
大きさも、日本の5ナンバー車よりも、若干幅が広い程度でした。北米では、特殊な車と化したカマロ/ファイアーバードと比較すると、リーズナブルな価格でカジュアルに乗れる車として人気を博しましたが、特に日本では、余りに無国籍なデザインから人気が出ることは無く、アクの強いカマロ/ファイアーバードの方が遥かに人気がありました。

93年に新型モデルが登場するまで、実に14年に及ぶロングセラーとなったこの車ですが、実は80年代にモデルチェンジの計画が着々と進んでいました。その計画とは、マツダが設計を担当するというものでしたが、日本製のFFという新型は、マーケットリサーチでの評判も芳しく無く、結局、その車は、フォード・プローブという別の名前で発売され、それ故に、この3代目が異例のロングセラーになったのです。

因みにこの車も、第二次オイルショックによって小型化したという記事を時々見かけますが、この車が登場したのもオイルショックの直前であり、間違いです。

歴史的に見て、マスタングが高級車であったことはありません。何時の時代も比較的リーズナブルな値段で買えるスポーティーな車で、同時にタキシードを着て、ビバリーヒルズに乗り付けても粋に見える、クラスレスな魅力のある車でもあります。

写真上、中:2ドアクーペ。無国籍な雰囲気で、何処と無く、旧オートラマの車に見えてしまいます。

写真下:3ドアハッチバック。この手の車としては、トランクスペースも後席のスペースも実用的なものでした。

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americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。