コンシューマーリポート誌のメーカーランキング 統計の危うさ
無題数日前、アメリカの消費者情報の権威コンシューマーリポート誌の危うさを指摘しましたが、早速新しい情報が入ってきました。
先日お越し頂いたアメリカのAceChiroClinicさんのブログに興味深い記事がありました。
2010年4月号のコンシューマーリポート誌に掲載されたメーカー別の評価なのですが、
2010年4月号のコンシューマーリポート誌に掲載されたメーカー別の評価なのですが、
以下、ブログより転載させて頂きます。
評価が高い順に:
Honda:77
Subaru:77
Toyota:74
Hyundai:73
Nissan:72
Volkswagen:72
Mazda:71
Mersedes-Benz:69
Volvo:65
Ford:64
Mitsubishi:63
General Motors:57
Chrysler:46
Subaru:77
Toyota:74
Hyundai:73
Nissan:72
Volkswagen:72
Mazda:71
Mersedes-Benz:69
Volvo:65
Ford:64
Mitsubishi:63
General Motors:57
Chrysler:46
数字は、Overall Scoreで、各社の自動車のテスト評価と信頼性評価の平均を算出して出されています。
以上ですが、コレを見てどう思われますか?
私は随分とスバルやホンダを初め、様々なメーカーの車に携わってきましたが、ホンダとスバルが同レベルなどということは絶対に有り得ません。
エンジン降ろしが日常茶飯事のスバルが、信頼性の面でホンダと同等ということは考えられないのですが、だとしたら、走行テストでベラボウに良い点数を取ったのでしょうか?
この辺りからして、少しでも車に関わったことのある人なら、如何にコンシューマーリポートの記事が危ういか、一目瞭然です。
この辺りからして、少しでも車に関わったことのある人なら、如何にコンシューマーリポートの記事が危ういか、一目瞭然です。
ヒュンダイが4位というのも疑問です。あのメーカーも、電気系の原因不明のトラブルが余りに多い上に、何かとオーナーに責任を押し付けようとする貧弱な保証も頂けません。
オイル交換すらディーラーでないと出来ない様なメルセデスが8位・・・。
結局どんなユーザーからデータを取っているのでしょうか?恐らく新車から3年以内とか、そんな話しだと思います。
どんな人からデータを集めているか?アメリカ人の大好きな「統計」を見るには、そこを明確にしないと、判断を誤ります。
統計はあくまでも統計であり、事実とはまた異なることが多いのです。
「統計」という架空のデータを元に、「マーケット」という架空の顧客をターゲットにしたアメリカ・ビッグ3がどんな結末を辿ったか?コレを見るだけでも、統計というものの危うさが分かるというものです。
過去のいすゞ・トルーパーの件も、長年の裁判の末、非常に曖昧な決着となったのですが、その辺りからしても、ますます信頼性に欠けると言わざるを得ません。
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コメント
No title
ユーザーの生の声を聞けていいと思うのですが・・・。
2010-04-24 13:25 monashee61(Ban) URL 編集
No title
仰る様に、むしろ中古車のガイド、ランキングの方が「耐久性」「維持費」という重要なファクターが加味されるので、より参考になることが多いですね。
2010-04-25 00:53 消え行くアメリカ車たちを追って URL 編集