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リンカーン・コンチネンタル Lincoln Continental

リンカーン
06 /24 2010
イメージ 1
 
先代のモデルで大幅にコンパクト化し、フルサイズのタウンカーと枝分かれしたリンカーン・コンチネンタルですが、87年に登場したこのモデルは、シリーズ初のFF、そして一連のフォードのエアロデザインを纏って登場しました。
 
ホイールベースも殆ど先代と同じで、全長5.2mもあるのですが、随分と小ぶりな車に見えたものです。エンジンは3.8リッターのV6一本で、同時期のキャデラックが、FF化、小型化しながらもV8エンジンを搭載していたのに比べると、最高級車としては、些か魅力に欠けていた様に思いました。
 
何を隠そうこの車、あのフォード・トーラスの兄弟車として登場したのです。エンジンルームの中も非常にコンパクトで、整備性も決して良い物ではありませんでした。まあ、トーラスと比べると十分静かで、豪華な内装から、一応の差別化は成功しているのですが・・・・。
 
そして、何よりも不思議なのが、この車が、フルサイズでV8エンジンを積んだタウンカーよりも高い価格設定にあったことでしょう。流石に日本ではソレはマズイ・・・ということで、タウンカーの方が高価格に設定されていましたが・・・。
 
伝統的なトランクのアーチも無く、後にトーラスが大幅なマイナーチェンジを受けた時も、特に手を加えることも無く、静かに次期も出るにバトンタッチして行きました。次期モデルもV8エンジンを搭載するなど、それなりに頑張ったものの、大して人気を得る事も無く、2002年に生産中止になったしまいました。
 
考えてみれば、この頃からフォードのデザイン的迷走が始まったのかもしれません。

この車、かつて私が日本にいた頃、近所の駐車場にいつも停まっていたんですが、アレだけ日本車に囲まれながら、特に大きくも見えず、目立つ訳でもありませんでした。
 
既にマーキュリー部門の廃止が決定されましたが、リンカーンも決して安泰ではありません。これは、この頃既に始まっていた、旧態依然としたタウンカーへの過度の依存という悪しき伝統と無縁では無いでしょう。
 
写真の車の後方が大きく沈み込んでいるのは、この車特有のエアサスのトラブルだと思います。そして、その手の維持費の高さが、余計にこの車の生存率を下げています。
 
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コメント

非公開コメント

No title

なるほど、トーラスベースだったんですね。あのボディにずいぶん
短いホイールベースだなとは思っていましたが・・・
高級車だけど荒れた路面ではピッチングが気になるかな?なんて
勝手に想像していました。

No title

トーラスベースだけあり、エンジン、ミッション、あらゆる面で故障し勝ちで、現存率は本当に低いですね・・・。
維持できる金の有る様な人は、もっと良い車に乗るし、金の無い人には維持できない・・・という公式で、高級車の古いのは見向きもされなくなります。
昔、カナダに居た頃に、お客さんがこの車に乗っていたのですが、大変良い方で、私の教材に、この車を提供してくれたものでした。

エアサスなんか使っていましたが、アレも正直、あの程度なら普通のスプリングでも・・・なんて思ったものです。

アメ車ってデザイン変えるために、平気でオーバーハングだけ伸ばすようなこと、平気でやるんですよね・・・。

No title

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます。
トーラスをベースに高級車を作るのは無理やりだと思いますが・・・

No title

貴公子じゅにあさん、初めまして。
トーラス自体、品質が散々だったので、やはり相当無理が有りました。しかもアメリカでは、タウンカーより高かったんですから!

しかし、アメリカでは昔から当たり前に、高級車と大衆車を同じシャシーで作っているんですよね・・・。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。