バンクーバーのポリスカー フォード・クラウン・ビクトリア
リムジン、特殊車両2台のクラウン・ビクトリアが並んでいます。
一台がポリス仕様、もう一台が普通の・・・と思ったら、よく見たら覆面でした。
一台がポリス仕様、もう一台が普通の・・・と思ったら、よく見たら覆面でした。
ここ、バンクーバーでは、既にタクシー市場をトヨタに明け渡してしまったのですが、ポリスカーに関しては、相変らずフォード・クラウン・ビクトリアが活躍しています。
走行距離が多いポリスカーは、やはり耐久性に優れて、構造のシンプルな、旧来のフルサイズカーが好まれるのです。
その他にも、税金で賄われる為、燃費を気にしないで済むこと、そして、コチラではありがちな、カーチェイス~体当たりといった荒業には、少しのショックでボディー全体が歪んでしまうモノコックボディーよりも、旧式のフレーム式の方が適しているのでしょう。
既にクラウン・ビクトリアは業販専用車になっており、今年一杯でマーキュリー・グランド・マーキスの生産が中止になると、一般に購入できるフルサイズカーは、リンカーン・タウンカーのみになってしまいます。
少々寂しい様な気もしますが、一般ユーザーの平均年齢は70歳を優に超えており、しかも、一般仕様の車を見かけることは極めて稀なことを考えると、大勢に影響ない・・・といったところなのでしょう。
そもそも、最大の責任はフォード自身にあるのです。この手のモデルが発売された90年代初頭、当時でさえ、既に旧態依然としたモデルであったにも関わらず、その後20年近くも放置してきたのですから。
基本構造に手を加えなくとも、全長で30センチ、全幅10センチ位の縮小は然程難しい事では無いはずです。面積の割りに深さが足りず、積載性の悪いトランクも然り。
基本構造に手を加えなくとも、全長で30センチ、全幅10センチ位の縮小は然程難しい事では無いはずです。面積の割りに深さが足りず、積載性の悪いトランクも然り。
結局顧客を見捨てたメーカーが、顧客から見捨てられたというだけの話しです。
オーストラリアには、フォード・ファルコンという車がありますが、ユックリながらも、適度に進化しているコチラの方が、遥かに幅広い年齢層から支持されていることも、それを証明している様です。
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コメント
No title
クラウンビクトリアに関して、以前も書き込みましたが、
私はこの形が妙に好きです。
Xファイル(古い!)でFBI捜査官が乗っていてとてもカッコいい
クルマだなと思っています。
2010-06-28 09:15 ニャンタマ URL 編集
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2010-06-28 13:01 消え行くアメリカ車たちを追って URL 編集
No title
2012-12-11 18:30 撮り鐵ぴょんちゃん URL 編集
No title
ハーレーのポリス仕様といい、日本ではアメリカのポリス仕様は一部で人気有りますが、確かにカッコいいですよね。カナダのは、正直イマイチなんですが・・・。
2012-12-12 18:15 消え行くアメリカ車たちを追って URL 編集