787型トラブル、米航空当局が包括的な調査へ

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01 /12 2013
【ニューヨーク=越前谷知子】米ボーイングの最新鋭中型旅客機「787型機」で出火や燃料漏れなどのトラブルが続いていることを受け、米連邦航空局(FAA)は、安全性に関する包括的な調査に乗り出す。ラフード米運輸長官が11日、発表した。
調査は数か月かかる見通しだ。

 FAAは、電子系統を中心に、機体の設計・製造が適切に行われたかどうか、などを調べる。ラフード運輸長官は「安全運航は最優先事項だ。調査で根本原因を探り、今後のトラブルを防ぐ」と述べた。FAAのフエルタ長官も「787型機は安全だと考えているが、何が起こっているか知る必要がある」とした。


 787は、全日本空輸が2011年、世界で初めて定期便として運航を始めた。現在は全世界で約50機が運航され、そのうち全日空が17機、日本航空が7機と日本の航空会社がほぼ半分を占めている。フエルタ長官は「日本の航空当局とも密接に連携を取っていく」と述べた。

 一方、ボーイングは11日、「787の設計及び性能には自信を持っており、安全かつ効率性の高い機体だ」とのコメントを発表。「共同で行う調査を我々は歓迎する」として、調査に積極的に協力する姿勢も見せた。
 787をめぐっては、今月に入ってから、日航の国際便や全日空の国内便で補助電源からの出火や燃料漏れなどのトラブルが相次いで発生。昨年12月にも、米ユナイテッド航空機が電子系統の不具合で緊急着陸したほか、カタール航空の保有機に不具合が見つかった。

 787は、炭素繊維などを使って機体を軽くし、大型機並みの航続距離を誇る。機体の約3分の1を、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業など日本企業が製造している。
(2013年1月12日13時35分  読売新聞)


アメリカの製品というものは、日本に居ると余り接する事はありませんが、アメ車なんかは余程マシな方です。

例えばスナップオンツールの永久保障は有名なところですが、その裏には、よく壊れるという動かし難い事実が有るのです。
私もソケットやレンチ、エクステンションバーと、実に様々な物を壊したものです。

カナダにあるキャンピングカーやトレーラーといったものは、大抵アメリカ製ですが、その作りの粗雑さは、正に想像を絶するレベルです。間違えた部品が付いているのは当たり前、溶接も滅茶苦茶、配管の取り付けも滅茶苦茶・・・・品質レベルは、中国の中小企業と同じレベルです。そして、品質管理は、取り敢えずユーザーに使ってもらい、後はクレームに応じて修理する・・・・というレベルなのです。

ボーイングも、間違っても品質に定評のあるメーカーとは言えません。購入後の手直しの多さは有名な所です。

今回の件も、大した品質管理も行わず、取り敢えずクレームが出たら直せば良いや・・・位の発想でいることでしょう。

余り競争の無い業界故に、この様な体質がまかり通るのです。

尚、85年に起きた日航機墜落事故も、それ以前にボーイングで後部を修理された機体で、その修理が適格でなかったということも、今日知られているところです。そして、その事を訴えなかった日本政府というのも・・・全く何を考えているのでしょうか?

リコールするよりは・・・なんて考えているとしたら、怖ろしいことです。

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日本のバブル期に、ラスベガスのホテルのローラーコースターに携わったことがありますが、車両は日本で作って輸出したものの、レールとなる部分は現地工事だったのです。
日本から、現地に工事に行った人の話しでは、レール部分の寸法がめちゃくちゃで、試運転でコースターが途中で引っかかったり外れそうになったりと、修正のほうが大変だったそうです(苦笑)
それが実態なんだろうなぁ、とはなんとなく思ってましたが。。。(笑)

No title

とにかく精度に無頓着な国民ですよね。ローラーコースターがそれじゃ怖いですね!
やっぱり未だにインチなんか使っている辺りに問題あるのだと思います。
現在カナダの小学校では、インチは教えていない様ですが、アメリカでは、今でもメートル法は全く理解されません。

あんな大まかな寸法では、感覚までいい加減になって当然だと思います。

No title

たしかに、基準が1inch=25.4mmですからねぇ。
でも、ある意味、頭がいいなぁと思うのは、工具類のあのサイズ表示でサイズが分かるところ(笑)
分母が揃ってるならまだしも、4種の分母ですから、私なんて3/4と13/16なんて、あれれ?どっちがデカイ?ってなります(苦笑)

No title

工具に関しては慣れです。1/32, 1/16, 1/4 という刻みが基本になっています。
まあ分数には強いのかも知れませんが・・・これではミリ単位の精度は元より、ミクロン単位なんて、到底無理な気がします。

No title

わたしのメルマガでも書きましたが・・・。
FAAの許可をとったのに残念なことに
なりましたね・・・。

No title

まあアメリカの製品が品質安定するには、日本より遥かに時間が掛かるので、この位は仕方ないのかも知れません。
誰も非を認めない文化なので、改良され難いのです。

No title

品質の悪化、安全より目先の利益優先・・・最近の737MAXの話を聞いているとそんな言葉が浮かびますね。何しろ、コンピューター制御のソフトウェアの作成を、時給10ドルのバイトにやらせていたなんて話があるんですから!従業員同士のメールで「この飛行機はピエロが設計し、サルが監督している」なんて言い合ったり・・・内部のメールを公開するのはさすがアメリカだ、なんてコメントしてる人がいましたが、物事が大事になったからイメージ良くするために出してるだけで、何ら良心的なものなんてないでしょうね。ロクでなしがちょっといいことすると、高く評価される、みたいな・・・
金勘定屋が目先の利益を追いかけた結果、事故からの発注取り消しで収益が大幅に悪化、信用も失墜して経営危機・・・かつてのコルベアやピント事件を彷彿とさせますね。まあ、競争相手だったロッキードやMDもいなくなって、一人勝ち状態で驕り高ぶった結果がこれなのでしょう。軍需とも関わりが深い以上、破産しても国が救済するでしょうし、コイツらに自浄作用なんて期待できないでしょうね。ここまで巨大な会社、官僚主義化も進んでいるでしょうし。従業員レベルまで腐敗してるようでは・・・エアバスの方もどうなのやら?
歴史は繰り返すといいますが、アメリカ航空産業も、自動車産業同様、いずれは外国の航空機メーカーに小型機市場から次第に大型機に・・・という具合に、客を失っていくのかもしれませんね。奪っていくのが、ボンバルディアか、三菱か、エンブラエルかは分かりませんが・・・MRJも、ボンバルディアの小型機部門買収でノウハウを吸収できればいいですね。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。