クライスラー・タウン&カントリー

クライスラー
02 /16 2014
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写真は、80年代に販売された、クライスラー・タウン&カントリーです。

初代タウン&カントリーは、1940年代に販売された、所謂「ウッディーワゴン」として、以前の記事で取り上げました。

木製のステーションワゴンは、元々、トラックの後部を木で囲ったのが源流と言われており、かつてアメリカで一般的なものでした。

この初代タウン&カントリーは、その最終期のモデルであり、同時にクライスラーの最高級モデルでもありました。

50年代に入ると、金属製のワゴンが一般的になり、高価でメンテナンスに手間のかかるウッディーワゴンは廃れてしまいましたが、タウン&カントリーという名前は、クライスラーのフルサイズステーションワゴンとして、ニューヨーカー等のワゴンとして、生産され続けました。

65年モデルから、サイドに木目を張った、所謂レトロスタイルが登場しています。

写真のモデルが登場したのは、1982年のことで、クライスラーを経営危機から救った、Kカーの兄弟車になっています。

この頃のクライスラーは、高級車からスポーツカーまで、全てKカーをベースにしていた時代ですが、このタウン&カントリーは、ニューヨーカーの兄弟ではなく、一クラス下のル・バロンの兄弟になっていました。

これは、一回り大きいニューヨーカーには、ワゴンの設定が無かったからだと思います。

ル・バロンには、セダン、ワゴン、クーペ、コンバーチブルが用意されましたが、タウン&カントリーには、ワゴンとコンバーチブルのみと、この辺りも初代を彷彿させるものがあります。

Kカーのデザインというと、質実剛健で素っ気無いものですが、この木目パネルのお陰で、結構お洒落に見えるものです。木目の色調といい、何とも良い味を出しています。

クライスラーのKカーというと、個人的にシンプルな構造、アメリカのテイストを小型車に上手く取り込んだという意味で、好印象を持っているのですが、デザインが・・・というのが正直な所でした。しかし、コレなら結構良いかも知れません。

特にコレのコンバーチブルなんか、なかなか洒落ているのではないでしょうか?

当時の値段が幾らだったか知りませんが、やはり高価格であったのか、当時ですら、余り見かけることはありませんでした。

88年モデルでKカー兄弟と共に生産中止になり、90年モデルにて、ミニバンの上級仕様として、その名前が復活し、今日に至っています。

今気が付いたんですが、この手は、クライスラー製ステーションワゴンの最後でもあったのです。ミニバンの成功によって、他社に先駆けてワゴンから撤退したのでしょう。

Comments

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No title

こんばんは、タウン&カントリーって今は確かミニバンですが、昔はウッディなステーションワゴンだったんですね!?なんかいい大きさですね!この顔見おぼえあると思ったらルバロンの顔ですね?私が学生の頃はMPの車がルバロンでしたのでなじみある顔ですね。セダンだと形が歪でしたが、SWだといいですね

No title

撮り鐵ぴょんちゃんさん

ル・バロンそのものにウッドパネルを貼り付けたものですが、周辺のトリムといい、結構良い雰囲気に出来てますね。大きさも5ナンバーより少し大きい程度です。

正直、この初代Kカーの中では、一番良いですね。

正直、今のアメリカ製高級車より、良い雰囲気だと思います。

No title

全て木製のステーションワゴンは私もあまり見ませんでした。オーナーは全てアメリカ人?
メンテナンスが大変なのか、ニスがはげたような外観だけ覚えています。
スチールにプリントした車は結構数がありましたが。

No title

mer*ury*1*pさん

日本人がステーションワゴンを買う様になったのは、90年代に入ってからで、それまではライトバンと混同されて不人気でした。
特に高価なウッディーワゴンとなると、当然アメリカの軍人でしょうね。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して11年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。